早めのディナーの後は周辺を散策します。ホテルからレストランまでの道のりでも周辺は、歩行者天国、タイル敷の歩行者天国、遺跡などワクワクする環境でした。街の統一感が素晴らしく、街並みとしてはサマルカンドよりも魅力的です。
ブハラ旧市街
ブハラは、中央アジアの乾燥地帯の中で、古くから水源が豊富なオアシス都市です。紀元前５世紀から人が集まり、８世紀初期には、イスラム帝国の勢力が及び、その後色々と戦いがあって、ソ連の支配下になったりしたけど、トータルとしてイスラムの遺構が多く残っている街のようです。適当・・・
そんな遺構が多く残っているブハラ旧市街は、滞在したアジアホテルのまわり500m位の範囲です。
タキ・サラフォン(Toki Sarrofon)周辺
「タキ」は交差点にあるバザー機能を有する屋根付きの施設です。交易が盛んだったオアシス都市の名残りでしょうかね。あまりに綺麗すぎるので復元もしくはデザインを維持しての再開発と思われますが、独特で魅力的です。行き交う人たちも観光客が中心でみんな陽気、全体としてリゾートの雰囲気です。いいですね〜。
ナディール・ディヴァンベキ・メドレセ
ハウズのために洪水を起こしたナディール・ディヴァンベキ大臣によって建てられたメドレセです。特徴はなんといっても上部の絵がです。イスラムでは、偶像崇拝を否定していますが、その教義に反してきれいな絵が描かれています。その点でガチイスラムではみられない建物になります。
こちらの建物は今現在は宗教側面はなく、民族舞踊ショーを行う会場になっています。
メドレセの前には、ロバに乗ったおじさんの像があり、こちらも観光客には人気のようです。
何かの遺跡
古くから栄えていた都市ということで掘ると遺跡が見つかるようです。アジアホテル前のエリアですがこんな遺跡があります。柵が設けられ保存されているようですが、現地の子供達が中に入ってレンガを投げていました・・・
これも自動車で追突起こしてもそのままというのと同様、穏やかな文化由来でしょうか。ただ、遺跡が消失しないことを祈るばかりです。。
タキ・テルパクフルシャン(Toqi Telpakfurushon)周辺
遺跡の脇から北に向かいます。ホテル隣接のタキ・テルパクフルシャンです。じゅうたんなどエキゾチックな商品の中に当地の名産と言われている「こうのとりのハサミ」もありました。ただ、物欲がほとんどなくなった私たち、、、何も買えずです。。。
それにしても雰囲気のいい街並みです。
タキ・ザルガロン(Toqi Zargaron)周辺
さらにその先のタキ・ザルガロン付近にやってきます。このタキのドームの上にはこうのとりのつがい（の造形）が設置されており目印になります。周辺歩行者専用道路沿いにはブティックホテル、レストラン、バー？（本来イスラムは禁酒のはずですが・・・）などが並びます。そして、たくさんの猫も散歩しています。
日本：横浜、長崎、門司港、神戸…
海外：イスタンブール、バクー…
ウルグベク・メドレセ
昼間にサマルカンドで天文台を見てきたウルグベクがブハラに建てたメドレセです。これが中央アジアで現存する最古のメドレセという特徴があります。まあ派手さはないですね。
対面して、別のメドレセ（アブドゥールアジス・ハン・メドレセ）もあります。旧市街は遺跡だらけで、どれが何かが分かりにくいのが難点ですね。
カラーンミナレット＆ミルアラブメドレセ
日暮に合わせて有名なミナレットのエリアに来ました。高さは46m、破壊王のティムールも壊さなかった伝説があるようです。広場に面しては、メドレセ、モスクがありますが、しばらく待っていましたがそれらのライトアップはありませんでした。夕方は日中40度の暑さもかなり下がり、カラッとしているので外にいても辛くないです。夜になっても危険な感じもせず居心地いいです。
アルク城
アルク城は、夕方以降はどうせ入れないし遠いからまあいいかということで遠くから眺めるだけでパスします。ちょうど日没のタイミングでした。
まとめ
食事の後は、旧市街を散策しました。
旧市街にはタキ、メドレセやミナレットといった当時の遺跡、再建した建築物が密集しており、またそれらをつなぐ道の多くが歩行者専用でダラダラ散策するのに最適です日暮以降は昼間の灼熱もおさまり、地元と思われる人たちも夕涼みでゆっくりしているのがいい雰囲気につながります。
思っていた以上にいい雰囲気で、ホテルの前で「もうちょっと」と散策時間を延長したほど良かったです。もし無腹に訪れる際は、夕方の時間帯は最高ですので、暑い昼間の時間帯は無理しすぎずこの時間に照準を当てるのがおすすめです。施設は入れなくなりますので、そちら目的の方は両方頑張りましょう。
雰囲気のいいブハラの写真延長戦です。
猫ちゃんたちも街に繰り出します。
