バクー情報 市内交通 〜空港アクセス、タクシー、地下鉄〜

事前の準備が不十分だったためにライドシェアが使えずバクーでの移動には苦労することになりました。期せずして公共交通を多用したのでバクー交通に関してまとめておきます。同様の事態とならないように、またBaku Cardの活用に関してポイントをまとめておきます。

コトの顛末

楽天モバイルはアゼルバイジャンでは電話ローミングが効かず、ライドシェアの設定ができませんでした。この失敗は、どちらかで回避できたトラブルでした。

  1. 日本でサービス開始の設定完了まで終わらせておく
    ウズベキスタンでは、ロシア圏版ライドシェアYandex Goが超便利、超絶活用しましたが、次の訪問国アゼルバイジャンはサービス対象外でした。Volt等の別アプリで代用が必要なことは出発前から分かっていましたが、1泊だけのアゼルバイジャンの設定は、最終的に空港で設定すればいいか〜と後回しにしていたのが間違いでした。空港にはFree Wifiもあり、持参したグローバルWiFiも対応していたのでインストール自体は可能でしたが本人認証にSMS認証が必要でサービス開始できませんでした。
  2. 電話・SMSの回線確保
    楽天モバイルは僻地の海外ローミングに弱かった・・・海外72の国地域で基本料金内でデータ通信ができますが、これが、ahamo、LINEMO、povoなどドコモ、ソフトバンク、au回線のMVNOであれば回避できた問題でした。もしくは、SMS可能(要は通話付き)な現地SIMを買って登録するのは可能ですが、1泊だけだし一応公共交通機関も充実しているし、、、バクーではライドシェアなしで過ごすことにしました。

Baku Card

という経緯でライドシェアが使えないので、空港からはエアポートエクスプレスバスで移動しようと思います。乗車には日本でいうSuicaに相当するBaku Card(現地語で Bakikart)が必要になります。地下鉄でも使うのでまあいいでしょう。お店等カードの自動販売機が空港の入り口を出たところにあります。関係ないですがその後ろには子猫がいました。

で、小額紙幣がない場合が面倒です。チャージ代金の指定ができず、お札を入れるとデポジットのAZN 2(170円)を超えた額は全てチャージになります。両替の都合でAZN 5札(425円)とAZN 10札(850円)しかなく2人分それぞれの金額で2枚作りました。で、調べてみたら、このBaku Cardは交通機関でしか使えず、バクーの運賃はかなり安いですので全然使いきれずに終わりました。まあそれでも大した金額ではないとも言えますけどね。

ポイント
バクーの交通は、距離によらず同一料金で乗車時にタッチするだけですので、複数人で1枚のBaku Cardを使い回しすることが可能です。公共交通専用で、SUICAや香港のオクトパスカードや、台湾のイージーカードのように小売店決済で使えないので、特にこのカードを記念として欲しいという方以外は共用で構わないかと思います。知らなかったので2つも買ってしまいました。事前調査が必要です・・・

実際のカードは現地語表記でBakiKartです。

エアポートエクスプレス

バクー市内まで片道AZN 1.3(110円)です。タクシーだとAZN 20〜30(1,700〜2,500円)が相場ということですので比較するとかなり安いです。 ここまで違いがあると頑張ってバスで行く価値があると言えます。

空港 → 市街

空港の出入り口から見えるところに乗り場があります。ウズベキスタンから来るとバスも綺麗でかなり垢抜けた雰囲気です。空港自体も流線型でおしゃれなデザインです。

バスの入り口でBaku Cardをタッチして乗車します。バスは2-2のよくある観光バスのレイアウトです。シートピッチもそれほど広いわけでもなく快適性は普通ですが安いですから文句はありません。鉄道が接続していないので利用者はかなり多いです。

市街 → 空港

翌日の空港行きもこのエアポートエクスプレスを利用しようとしました。が、バス停で待っていますがなかなか来ない。

バス停のサイン近くの配電盤にこの一枚の紙が貼られていました。ネットで調べた情報では30分おきということでしたが、コロナの影響からか1時間おきになっていました (T ^ T)

ポイント
往復で使う場合、もしくはその場所から別の路線に乗車する場合は、到着時に次回乗る路線の時刻を確認しておきましょう。

アゼルバイジャン滞在は1泊のみということで油断し、確認漏れが色々続きました。ライドシェアも使えないので、やむを得ずタクシーで向かうことになりました。

タクシー

いろいろと先進国に近いインフラが整っているアゼルバイジャンですが、タクシーはメーター制でなく交渉です。交渉制は一般的にはぼったくりなど横行し、非常に無駄な労力が必要となる避けたい手段です。

しかしながら、先の経緯もありやむを得ず利用することになりました。空港までの相場はAZN 20〜30(1,700〜2,500円)ということですが駅前で待機しているタクシーに不意打ち的に値段を確認すると25 AZN(2,000円強)との回答でした。レンジ内ですし、時間的な余裕がない状況でもあるのでまあいいだろうと合意しました。アゼルバイジャンは意外とぼったくって来ないのかも・・・

空港までは23kmと結構距離があります。時間としてはバクー駅から空港まで30分程度掛かりました。

途中のハイウエイ沿いにも奇抜な高層ビルが並んでいました。いずれドバイみたいになるんでしょうか・・・

地下鉄

Baku Cardを買ったこともありますし、ライドシェアも使えませんし、旧市街に向かう際に地下鉄を活用しました。ソ連時代に作られたので構造はモスクワやタシュケントの地下鉄に近いです。

改札階からプラットフォームまではドーム状のエリアから長いエスカレーターを降ります。

長いエスカレーターを下ったプラットフォームは、島式で中央はこうしたおしゃれな通路、その両側がプラットフォームになっています。

車両は、リブが設けられた厳つい外観ですが車内は明るく綺麗でした。音はうるさいのでやはりソ連よりですかね・・・

まとめ

準備不足からライドシェアが使えず、結果的に公共交通機関&タクシーを利用しました。エアポートエクスプレス、地下鉄を利用するためにはBaku Cardが必要です。Baku Cardは空港で買えますが、指定金額チャージできず、小さめの紙幣を用意する必要があります。1枚を複数人で共用可能ですので覚えておくと有意義かと思います。

地下鉄自体は、構造も装飾も日本と違って異国情緒が楽しめます。旧CISデビューの方は特に感じられると思うので乗ってみることをおすすめします。

バクーは先進的な都市ですが、タクシーだけは交渉制という旅行者に優しくない仕様です。やむを得ず一度乗りましたが、普通に適正価格でした。たまたまかもしれませんが他国ほど大変ではないかもしれません。とはいえ、ライドシェアが使えるのであればそちらが断然安心でしょう。そして、ライドシェアVoltはSMSによる事前認証が必要ですので、特に楽天モバイルの人は日本で事前に設定を済ませておくことを強くオススメします。

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