サマルカンドグルメ シャロフ・ボボ・オシハナで本場のプロフ初体験

プロフとは?

ウズベキスタンで最初の食事は、本場のプロフと相成りました。プロフとは、ウズベキスタンのご当地炊き込みご飯で、名前が近いので連想可能かと思いますがピラフの原型と言われています。ピラフ自体もあまり食べる機会がないでしょうかね、見た目チャーハンですが、肉などと一緒に大量の油で炊かれた料理で、どちらかというとバターライスに近いですね。スパイスと油の香りで大好きな料理の一つです。

品川シーサイドに中央アジア料理のお店があり品川近辺に住んでいた時に月1レベルで食べていました。そこもかなり本格的な印象を受けていましたが、中央アジアに来たのは初めてですので本場のプロフ初体験、楽しみにしてきました。

ほんとはタシュケントのプロフセンターにも行ってみたかったんですが、時間がとれず、ここサマルカンドでプロフデビューです。シャロフ・ボボ・オシハナは現地で人気のお店ということで、オープン時間に合わせて張り切ってやってきました。

シャロフ・ボボ・オシハナ Sharof Bobo Oshxonasi

シャロフ・ボボ・オシハナは、個人経営のお店で、こんな感じで入り口は分かりにくいです。プロフは大鍋で作られ、それが売り切れるとその日はおしまいということですので早めに訪れるのが吉です。私たちはオープン直後の11時過ぎに訪れました。

中に入ると、中庭に幾つかのテーブルとともにキッチンとして鍋と作業デスクが置かれています。

中庭に面した一部屋が食堂になっており、そちらに案内されます。その部屋は雰囲気がいいとはいえないですが、訪れた7月は酷暑の時期で冷房が効いているので素直に従うのが吉です。訪れた時には、おばあちゃん1人と4人のファミリーがすでにおり人気のようです。

製造プロセス

到着時にはまだ、大鍋に耐熱フィルムと蓋がわりの桶でカバーがされており、蒸している途中のようでした。15分ほど経ったあたりから寡黙で強面の店主が鍋をいじり始めます。鍋の中には、肉と黄色いにんじんと米が層になっており、そこには油が溜まってたりするので、それらを慎重にいじっているようでした。独自の理論があるのでしょう、再びカバーしてちょっと待つといったタイミングもありました。

そんな様子を食堂の小窓から興味深く観察していたのに気づかれていたようで、「出来たぞ、写真撮りに来い」的なジェスチャーもあり下に撮りに行きました。ただ、呼ばれたのに説明や笑顔のサービスは一切なしです。邪魔しないようにサイドから撮っていたら、おばちゃんに正面から撮りなさいよみたいなジェスチャーを受け、、、この人たちは、愛想がいいのか悪いのか、、、そんなやりとりもいい思い出です。

続々と皿に盛られて配られます。客に配られたのは11:30くらいでした。

店内

4人掛けのテーブルが8セット程度並んでいます。中庭に面して窓はありますが明るくはないです。

メニュー

席についてオーダーしたかどうかは覚えていません。しばらくするとナンとお茶が出てきました。何気にサマルカンドナンも初めてでしたが、インドのナンとは違い、どちらかというと密度の高い硬いパンですね。クミンが入っており香りがある点が特徴でしょう。お茶は緑茶でアジアです。

続いてサラダも出てきました。トマトと玉ねぎに、緑色のはパクチーです。見えてないですがキュウリも入っていたかな???乾燥地帯では葉物野菜がレアになります。暑い土地に来たことを実感できるサラダです。

そしていよいよプロフの登場です。テカっているのは油で香り高いです。米はアルデンテで適度に固く、黄色いにんじん、大きめのひよこ豆ともにホクホクです。ラム肉は臭みがなく柔らかくジューシーです。全部うまいです。ただ品川シーサイドのプロフもかなり本場の味だったということがようやく確認が取れました。

全体の量としては少ないわけではないですが、かといって大盛りでもなくプロフ好きの私たちはペロリでした。まだまだ食べたい気分でしたが晩御飯もあるので我慢です。

まとめ

ウズベキスタン、サマルカンドでの初めての食事は、ローカルのプロフ専門店で。かなり張り切って、炊き上がり前に到着しましたが、その分、製造プロセスも見学でき、待つ時間でおいしさも倍増でした。

丁寧に蒸されて、油切りされて、用意されたプロフは、米もアルデンテで香り高く、にんじん、ひよこ豆、ラム肉の具材も全て美味しくペロリでした。一方で、品川シーサイドのウズベク料理店がかなりお気に入りでしたが、そこのプロフも負けず劣らずかなり本場に近しいものだったのも確認が取れました。

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