バトゥミ観光 Argoケーブカー&夕暮れの展望台からの眺めは絶景

バトゥミには3泊しましたが、ここまでが忙しかったこともあり比較的余裕を持った滞在としました。バトゥミは黒海沿いのビーチリゾートで、それほど観光スポットが充実しているわけではないというのもあります。とはいえ、最終日前日の夕方は頑張ってargoケーブルカーで展望台まで登ってみました。

Argo ケーブルカー

ケーブルカー乗り場は、旧市街の山側の端にあります。イタリア広場あたりからは徒歩5分程度、アルファベットタワーからは15分くらいの距離になるかと思います。幹線道路沿いでもあるのでYandexなどでアプローチするのも容易です。

夕方のサンセットに合わせて訪れましたが、そんなに混んでいませんでした。

というのは、1人あたり往復でGEL 30(1650円)となかなか高額なためかと思われます。

ゴンドラで相乗りになった方はアルメニアからの旅行者の方でした。

麓ではほぼ日暮れの時間帯でしたが、山頂に向け高度が上げるので多少時間が稼げます。バトゥミの高層ビルのシルエットが綺麗でした。

展望台

5分程度で山頂駅に到着です。山頂付近に駐車場は見当たらないのでここに来るためには高いケーブルカーに乗る必要があります。

サンセット

標高差で時間を稼ぎ、なんとかサンセットに間に合いました。7月の時期はちょうど新市街の高層ビル群のところに日が沈みました。

猫ちゃん

と、ここでも猫ちゃんに遭遇です。トワイライトの中前脚を揃えてポーズをとって写真を撮ってと言わんばかりです。もうちょっと端でポーズ取ってくれると街並みと一緒に撮影できるんですが、、、また次回に。

眺望

日も暮れ徐々に街並みが夜景になってきました。

展望台からはバトゥミの町全体が見渡せます。右側が旧市街と観覧車、アルファベットタワーなどがあるウォーターフロントです。左端の高層ビルが集中しているところが新市街です。両者の距離は3km程度、最近は、それらの間にもポツポツと高層ビルが立ち始めています。

旧市街方面

右側のてっぺんがピンクに光っているのがアルファベットタワーです。その右側のカラフルな棒みたいなのが角度の関係で円形に見えていない観覧車です。左端の白い照明が付いているのが、Azureという47階建のコンドミニアムです。当初計画から5年遅延して建築中です。その隣の尖り屋根の建物は現状バトゥミでトップレベルのホテル、シェラトンホテルです。

新市街方面

巨大なジョージア国旗(白地に赤の大小十字)のイルミネーションはスタジアムです。サッカーなど行われるようですが滞在時は開催されていませんでした。その周辺に林立するのは高層コンドミニアムです。いずれも40階建以上ですので相当な規模です。写真中央右でライトアップされている楕円形の建物が滞在しているAlliance Palaceです。

滞在した19階付近も見えているので、部屋からもこちらが見えるはずですが、確認し忘れました。こちらはあまり目立つ施設ではないから見つけにくいかな・・・

港、駅方面

旧市街の右手方向のビューです。開発の激しい市街地とは違うこちらが旧来の姿と言えるかもしれません。首都のトビリシからの鉄道はこちらに到着します。黒海の沿岸沿いにライトが並び、先にはロシアのソチ、さらにその先は、ロシアとウクライナの軍事衝突の地クリミアに至ります。

ジョージア自身もロシアとの間に領土争いがありますし、隣接国ではアルメニアとアゼルバイジャンが領土争いしています。これらの国々が、自国民族国家、主権の存続をめぐって衝突しているのは、ただ単に戦争反対と言っていてもやられてしまう可能性があるためでしょうか。

日本は一度戦争に負けて主権を取られたことはありますが、占領されたことはない点で緊迫感が違うのかもしれません。

展望台施設

展望台には、ちょっとしたカフェと舞台、お土産物屋などの施設がありました。舞台では、ミニオンズみたいな着ぐるみが踊っていました。ライセンスがどうなっているのかは不明です。カフェコーナーは夜はあまり人がいませんでした。

まとめ

バトゥミ滞在も後半に入り、ちょこっと観光も始めました。ケーブルカーで展望台に登ってみました。価格は結構高いのでその分空いています。

夕方の時間帯で、サンセットから夜景にかけてベストなタイミングでした。バトゥミ旧市街〜新市街を見渡せると共に黒海沿岸の古き良き街並みも望めました。その先にはロシア、ウクライナ、黒海の戦地に近いところまで来たことを実感します。展望台では着ぐるみが踊り平和な感じですが、バトゥミ自身も実はジョージアの中でアジャリア共和国という自治共和国の首都でもあります。2004年にはジョージア中央政府と一触即発の事態にもなった経緯もあります。そんなコーカサス周辺を見渡せる場所でした。

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