サマルカンド観光 【世界遺産】グーリ・アミール廟

サマルカンドに到着して、まずは、グーリ・アミール廟に向かいます。ここが一番行きたかった場所というわけではなく、短い滞在の中で効率的に回るためこの順番になりました。滞在するホテルからは距離がある見所がいくつかありますが、その中では確かに興味があるスポットです。

グーリ・アミール廟

グーリアミールは、ペルシア語で「王家の墓」を意味するということです。王家というのははやりティムールさんです。ティムールさん一族の墓になります。

サマルカンド駅からYandex Goで格安でダイレクトに到着です。バスなどの方法もあるようですが、時間効果を考えるとYandex Goが最適です。

イーワーン

今までもUAEやトルコなどいくつかのイスラム教国には訪れていますが、このイスラム建築でよく見られる「イーワーン」も初めてです。青の都として、青いタイルを見るのも初めて、感慨深いです。チケットを購入していざ、入場します。

ゲートを過ぎるとその正面に廟が現れます。

サマルカンドにある他の建物に比べるとそれほど大規模ではありません。とはいえ、ドームの高さは37m、普通のビルの10階建程度のサイズではあります。正面入り口のムカルナス(重量をうまく分散した半ドーム上の構造)の装飾が美しいです。外側が濃い青に対して白+青で明るく模様が見やすいです。

廟内部

いよいよ廟の内部に潜入です。

博物エリア

入り口から入るとちょっとした博物館的なエリアになっています。遺跡当初の様子、復元期間中の様子などの展示が並びます。この先に見所があるのがわかっているのでほぼスルーです。

メインドーム

メインドームにやってきました。ひゃー、これはすごい。外側もそれなりに特徴的ですが、内部はそれにも増して派手派手です。広さはそれほど大きくありませんがこの派手さは分かりやすいので、バックグラウンドに明るくない方でも凄さが分かりやすいかと思います。さすが王家の墓と言える造形です。

王家各人の墓石はこのドームの下に置かれています。一部は棺っぽい形状ですが、これらはいずれも墓石で実際は地下にある棺の位置を示したものということです。中央の黒いのがティムールの墓石ということです。

棺は地下に置かれていますが、ティームールの棺は過去2回持ち出し開けられたということです。1回目は、1700年代に統治を納めティムールに心酔していた統治の王、2回目はソ連時代の科学者によって(これは研究のためともいえるのかな?)実施されたようです。2回目の調査では、ティムールの身長が172cmで当時としてはかなり大きかったこと、頭蓋骨から顔立ちの再現、足が悪かったことなどの事実が分かったということです。今現在はイスラム方式で再埋葬されているということです。

レーニンもそうですが、偉大な人は死んでも休まらなそうですね・・・ゆっくりお休みください。

そのほか建物

メインどころの見どころは以上です。

本来は、この廟以外にも建物があったようですが、それらは復元もされておらず遺跡で、レギスタン広場周辺の他の施設と比べても見どころはそれほど多くありません。それにしても外は暑い。。。レンガっぽいのと若干乾燥気味の緑は、ローマのカラカラ浴場にも近い雰囲気です。

戻る時にセキュリティの人だったか、プライベートガイドの人だったかが、この角度から写真がよく使われているんだと教えてくれました。構図とともに青さ、模様の細かさはよく分かりますね。

まずは、サマルカンドのイスラム建築遺産を1箇所制覇です。

まとめ

サマルカンドでの観光1発目は、グーリ・アミール廟に向かいました。1番の興味はレギスタン広場ではありますが、短い滞在の中での効率的なルートを考え、ここが一番になりました。

とはいえ、ティムール(家)のお墓であり、建築物としての規模はそれほど大きくありませんが、内部の派手さは一見の価値ありです。実際1400年よりティムールの遺骨が残っており、ティムールの身体的特徴の発見などにも役立っています。

見どころはそれほど多くはないので時間としては30分もみておけば十分ですかね。そそくさとみた後は、ランチに向かいます。

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