宮島で150年以上の歴史のある旅館になります。初代岩国屋惣兵衛は、当初紅葉谷の整備に関わり、この岩惣旅館は、紅葉谷の観光客相手の茶屋からスタートしたということです。岩惣という名前は初代の名前から来ているんですね。。。長い歴史の中で、ゲストとしては、皇室から、夏目漱石、森鴎外などの作家、伊藤博文、斎藤茂吉といった政治家、海外からはヘレンケラーなど錚々たる顔ぶれが並んでいます。最近では、小泉元首相も訪れているようです。

また、宮島名物のもみじ饅頭は、ここの女将が発案したということです。昭和40年ごろ、当時ハイカラだったカステラ生地の中にこしあんを入れたまんじゅうを考案、高津堂に相談して製作したのが起源ということです。

立地

そんな経緯があるので紅葉谷公園に隣接した立地です。10月下旬の段階ではまだまだ青葉が多かったですがすでに行楽シーズン、昼間は往来する人が多く旅館の周りは賑やかです。一方で、朝夕は人がほとんどいなくなりますので、食事や温泉のついでにゆかたのまま散歩しても目立ちません。

街中からのルートにも雰囲気があります。

ちなみに左手の立て看板のところは弥山に登るロープウェイ乗り場までのシャトルバス乗り場になります。もちろん、紅葉谷を散策しながら徒歩で向かうものオツです。

ロビーほか

本館のロビーは土間みたいに見え、埃っぽいようにも見えますが、これはデザインで実際はきれいに固められており上質です。入り口の扉も自動ドアですし空調も効いておりデザインを生かして設備は近代化されています。この本館は昭和初期の建築(ロビー自体は昭和の終わりにリノベーションしている)ということです。

本館と新館(といっても1981年建築)をつなぐ通路はカーペット敷でガラスが大きく気持ちがいいです。窓と反対側には、皇室が滞在された時の写真などが飾られています。本館滞在の場合でも、朝食会場や温泉、売店、自販機などはこの通路を通ってアクセスすることになり利用頻度はそこそこあります。

通路の突き当たり(新館2階)は、大小の宴会場があり、前室としてこうした待機スペースがあり、調度品もいたるところに飾られており楽しめます。行楽シーズンで満室っぽい状況でしたが、それでも40室もないので混雑した雰囲気はありません。

部屋 : 本館和室

ロビーに隣接する本館和室10畳の部屋に滞在しました。部屋の名前は「紅葉」です。紅葉づくしです・・・

岩惣 : 本館和室 紅葉

食事

ディナー@部屋食

季節の会席ということで秋は紅葉がテーマでした。
神無月の献立 〜秋天一碧・紅葉咲く宵の膳〜

岩惣:季節の会席ディナー

朝食@お食事処 もみぢ

「もみぢ」づくしです。

岩惣:和朝食@食事処もみぢ

サービス

大浴場(温泉)

新館地下1階に温泉があります。階段でのアクセスが必要ではありますが入り口前からこんな雰囲気で、中も築40年とは思えないほど綺麗です。新館の部屋は全室浴室付きですが、本館の部屋と一部の離れには浴室はついていないのでこの温泉を使うことになります。

宮島唯一の温泉、泉質は単純弱放射能冷鉱泉ということですが、温泉はそれほど経験がありませんので善し悪しはよく分かりません。秋のこの時期の露天風呂はきりっと冷たい外気と暖かい温泉のコントラストで非日常感は感じられました。

売店(お土産物屋)

新館1階にあります。基本的に取り扱いはお土産で軽食やお菓子などはおいていません。宮島にコンビニはフェリー乗り場付近に1軒セブンがありますが24時間営業ではなく夜19時にはしまってしまいます。食事も十分出ますし、夜食もつきますのでお腹が空く思いをすることはないと思いますが大食漢の方はご注意ください。

もみじ饅頭はあります。

同じフロアに自販機がありますので飲み物は調達可能です。

送迎・荷物の配達サービス

フェリー乗り場への送迎・荷物の配達サービスがあります。荷物の配達を往復ともお願いしました。

宮島はフェリー乗り場から参道、厳島神社までのルートにもお店がたくさん、フェリー乗り場からの往来はそうしたお店を冷やかしながら歩きたいけど、荷物は邪魔という時にぴったりのサービスです。電話でお願いするとかなり迅速に対応していただけるのでストレスフリーです。

まとめ

宮島にある老舗旅館で、厳島神社にも徒歩5分、紅葉谷は隣接で便利な立地です。

建物も歴史があり、とはいえ多くはリノベーションされているので不便さは感じません。食事も温泉もなかなか上質で満足できるものでした。サービスとしては、荷物の配達サービスが非常に便利でした。宮島の観光客ニーズにあったなかなかいいサービスだったと思います。

 

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