クラシックホテルの魅力

私たちのホテル選びはこちらの記事に書きましたが、ホテル選択の視点としてもう一点なんとなく考慮している点があります。それは、、、そのホテルのバックグラウンドになります。先の記事においてもビクトリアフォールズホテルはアフリカの僻地において100年の歴史を持つホテルですし、サンクトペテルブルグのタリオンも元貴族の館をリノベーションで所々面影が残ります。

クラシックホテル憧憬

以前、BS日テレで「クラシックホテル憧憬」というマニアックなプログラムがあり気に入っていたのですが、ネタ切れなのか、人気がなかったのか終わってしまいました、ざんねん!ちなみにそこで取り上げられていたホテルにもいくつか滞在したことがありました。

例えば、、、

モアナサーフライダー ウェスティンリゾート&スパ(ハワイ)

2007年に滞在しました。当時はまだそれほど海外旅行にこなれていなかった時期ではありましたが、ワイキキビーチのホテルの中でこの白い貴婦人とかファーストレディーとか呼ばれているこのサーフライダーになんとなく惹かれ滞在しました。部屋は増築されたタワー側でしたけどね。

圓山大飯店(台北)

2008年に滞在しました。台北の北部にあり立地は便利とは言えませんが、故宮にも通じる張り出した屋根の特徴的なデザインをもちつつ、超大型かつ威圧的な雰囲気に一目惚れです。建設には宋美齢(初代台湾総統である蒋介石夫人)が関わり、政治色が強いホテル所以です。ホテル内も国力を示すべく気合が入っていました。

ホテルザッハーウィーン(ウィーン)

2017年に滞在しました。ホテルの起源は1876年、140年以上の歴史があります。と同時にウィーンを代表するチョコレートケーキ、ザッハトルテ発祥のホテルでもあります。ウエルカムアメニティーがザッハトルテ、バスアメニティーはチョコレートの香り、チェックアウト後のお土産もザッハトルテ、チョコレート三昧の滞在となりました。

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ラッフルズ北京(北京)

現「北京ホテルNUO長安街」です、2018年に滞在しました。出てたの知らなかった・・・再放送を待ちます。

もともと共産時代に中国が威信をかけて作ったホテル北京飯店の一部です。ここで何があったのか勉強不足で分かっていませんがおそらく政治的な役割、エピソードがあったのかと思います。レストランも洗練されており結構ビックリしました。

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クラシックホテルの魅力

歴史

長い期間ホテルとして運営しているとそれだけいろいろな出来事が起こります。モスクワのメトロポールなどはロシア革命後に全ロシア中央委員会が設置され、新しい国造りのためにレーニンやスターリンが滞在していた時期があります。純粋にホテルの経緯や歴史がユニークであればそれ自体が魅力になります。

メトロポールホテルモスクワ(2014年滞在)

立地の良さ

昔から存在するということは、発展前の都市に存在しているということで、今では都市の中心地、便利な立地であることが多いです。立地優先で探した際にたまたまクラシックホテルに行き着くというケースも多いです。上記のメトロポールもボリジョイ劇場が目の前、赤の広場が徒歩圏という好立地にあります。

場所が不便なクラシックホテルってあまりないですかね、、、強いて言えば、貴族の別荘がベースになったようなホテルか、先の圓山大飯店くらいでしょうか・・・

敷地面積の広さ

敷地面積の広さも有利です。バンコクのアナンタラサイアムなどは、高層ビルが林立するバンコクの中でも特に密集地であるサイアムで低層の棟配置、鬱蒼とした木々に囲まれたプールを持つ余裕のある空間が魅力です。自然が残っており、プールサイドの椰子の木にリスが住みついていました。

アナンタラサイアムのプールです、左奥の高層ビルはセントレジスです。

名物

ホテルザッハーの「ザッハトルテ」だったり、圓山大飯店の「蒸しケーキ(紅豆鬆糕)」だったり、日光金谷ホテルの「100年カレー」だったり長い年月の中で育てられた名物があったりします。こうした名物も新しいホテルにはない魅力の一つと言えるかと思います。クラシックホテルに滞在の際は是非味わいたいものです。

左端が宋美齢がお気に入りだったと言われる蒸しケーキ、意外と素朴です(圓山大飯店)

クラシックホテルの短所

設備の古さ

時間の経過と共に設備は古くなるのでリノベーション次第ですが快適性があまりよくないケースが時々あります。特に水回りに現れやすいです。きれいに管理はされていても基本設計が古いというケースに出会すことがままあります。

日光金谷ホテルの水回り

クラシックホテルの楽しみ方

上記の通り、バックグラウンドや立地などの魅力、ホテルのスタンスが正しく伝わっていない場合は、快適性がイマイチ、高級と思っていたのに思ったほどではない、と長所よりも短所の方が目立ってしまうことにもなりかねません。このギャップがクラシックホテルの評価が極端に分かれがちな理由かと思います。

クラシックホテルを楽しむためには、目に見えていない部分をどう捉えるかが重要で、多少の不便さ、古さは味わいとして感じ、楽しめると満足度は高いかと思います。

日光金谷ホテルの中庭から望む男体山

関連記事:クラシックホテル特集

これまでもクラシックホテルに分類されるホテルをいくつか記事にしています。

ビクトリアフォールズホテル(ビクトリアフォールズ-ジンバブエ)

ジンバブエというアフリカの奥地で100年の歴史があるホテルです。鉄道も同時期に合わせて引かれていますが依然として物流は決して有利とは言えない立地です。地理的なビハインドを考えると、100年前になんでこんなところにこれほど優雅なホテルを作ったのか疑問に思うほどです。周りの環境とのギャップは今でも相当なものです。

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マウントネルソンホテル(ケープタウン )

大航海時代からの要衝ケープタウンでイギリス統治時代から100年の歴史があるホテルです。広い敷地に低層の客室棟を優雅に配置、歴史あるアフタヌーンティーなどクラシック要素も活かしつつ、超高級路線でリノベーション、モダンホテルの得意な快適性の分野においても互角以上に戦える最強ホテルです。

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