(社長になった気分で仕事ができるアナンタラサイアムのワークデスク)

2021年夏、新型コロナのパンデミックから一年半、ワクチンの普及が進みつつある一方で、より感染力の強い変異株なども発生し、今だ収束が見えない状況です。幸い私たちの仕事は、PCベースでリモートで行え、双方ともにリモートワーク中心での働き方になっており、出社するのは月1度程度、、、別に東京の自宅でなくてもよくない???ということでコロナ感染には注意しつつ、気分転換を兼ねてワーケーションを計画、行ってきました。

通常のバケーションとワーケーションでの目的地、滞在場所などの選択において、計画段階から判明していた違い、行ってみて分かったポイントなどをまとめましたので参考になれば幸いです。

前提

まず、一言にワーケーションといっても、実際の働き方、リモートワークする人数などにより検討ポイントは変わってくると思います。その点、私たちはいわゆるDINKSで、以下のような働き方をしています。

  • 私(旦那)、私(嫁)2名ともフルタイムの仕事
  • 勤務時間は基本的にウィークデー(月〜金)の9:00-17:30
  • フレックスあり
  • 仕事の仕方としては、PCを使ったデスクワークが中心
  • 時々Zoom、Teamsといったリモートコミュニケーションツールを活用した会議
  • 不定期に業務の繁閑あり(多少予想、調整可能)

これが同じ夫婦2名でのワ-ケーションであっても1名だけが働いている場合や、夏季休暇のタイミングで子供を帯同してのワーケーションといった場合には、考慮事項の優先度が異なるかと思います。逆に、ソロの場合はもっとフットワーク軽く、より気軽に対応できるかと思います。

PCを使って仕事?(買い物リストチェック)する私(嫁)@ホテル・デュ・コレクショナー・パリ

検討が必要な事項

ポイント1 : 滞在拠点の部屋数

夫婦ともに仕事をしている場合、双方デスクワークのみであれば、ワンルームレイアウトの部屋でもワーケーション可能かと思います。電話会議が時々必要な場合でも、頻度が低く、重なることがほとんどない場合は、片方が我慢できればそれでもまあワンルームでもやれなくはないでしょう。更に言えば、バッティングする場合でも、片方がバスルームでということであれば対応できます、、、もっと開き直れば、同じ部屋でそれぞれ勝手に電話会議するということもできなくもない、、、いや守秘義務などある場合は流石に無理でしょうか・・・

ということで、我慢すればどんな環境でもできなくはないとも言えますが、普段よりもストレスになってしまうようだと、何のためにワーケーションしているのかよく分からなくなるかもです。

DINKSの場合は、やっぱり2部屋以上あることが望ましいかと思います。

部屋が扉で仕切れることが重要@ケンピンスキーナイルのジュニアスイート

ポイント2 : アコモデーションタイプ

多くの場合ホテルとなるかと思いますが、こうしたケースではバケーションレンタルというタイプも有効になってくるかと思います。結論から言うと、充実したサービスやホテル、リゾートが持つ雰囲気を感じることがワーケーションの醍醐味と考える方にはホテルが、拠点自体は普段通り、自炊したい、観光などは週末のみで十分と考える方には、バケーションレンタルが向いているかと思います。

ホテル

ホテルの説明は不要かと思いますが、住居との違いは多くのホテルはキッチンや洗濯機などの設備がありません。

また、部屋のタイプは、いわゆるワンルームのレイアウト(1部屋+バスルーム)が一般的です。ホテルにおいて2部屋以上になると通常スイートルームと呼ばれる分類となり、値段も高めの設定となりがちです。コストの面では逆にシングルユースの部屋を2部屋とる方が安くなるケースもあるかもしれません。シティーホテルなどでは隣り合った2部屋が内側でつながっているコネクティングルームというタイプもありますので、そうした部屋も有力な選択肢になるかと思います。

コミュニケーションのしやすさと独立性のバランスが良いコネクティングルーム@シェラトンコナ(ハワイ)

バケーションレンタル

どちらかと言うと短期の賃貸住宅の感覚で、一般的な住居に近く、洗濯機やキッチンといった設備に加え、食器などの生活必需品も用意されている施設も多いです。ホテルに比べると複数の部屋で構成されるタイプも比較的見つけやすいですが、一方で、フロントやレストランなどの付帯サービスは見劣りするケースが多いです。キッチンがあるので自炊もでき、非日常というよりは普段の生活に近い形で過ごしたい方には有効かと思います。

ホテルコンド

沖縄やハワイといった洗練されたリゾート地では、ホテルとレジデンスの中間的な位置付けで、レジデンス的な設備でありながらホテルと同様のサービスを受けられるホテルコンドと言われるアコモデーションもありますが、これは場所が限定的で、汎用的な選択肢はならないかと思います。

旅館

和の方向では、旅館で二間(ふたま)はそれなりに出くわしますので、旅館も選択肢になりうるかもしれません。ただ、素泊まりだと味気ないとも思いますし、一方で食事付プランで1週間とかは飽きそうですしちょっとコスト面で合わないでしょうかね。まだまだ深掘りできていない部分ですが、これはこれで情緒がありそうで今後考えたいところです。

旅館二間の場合は、襖自体、欄間も空いていると防音性が劣る点は注意が必要でしょうか。

ポイント3 : 滞在拠点・部屋の環境

多くの方は、目安となる勤務時間が決まっており、少なくとも昼間の中で7時間程度はワークに割くことになるかと思います。そして部屋としては長ければ24時間過ごすことになります。その時間を快適に過ごすためには何が必要でしょうか?この部分は人それぞれ異なるかと思います。

私たちの場合は、あまり暗くない部屋、あまり狭くない部屋、できれば眺めのいい部屋というあたりでしょうか。これは旅行の時の部屋選びにおいても、長期で滞在する場合には(旧市街など特殊な環境でなければ)重視している点です。あとは、ジムやサウナ、プールといった施設などがあると普段と違ったワーケーションとして理想の環境といえますが必須ではありません。

自然と都市の調和した景観に癒される@テーブルベイホテル, ケープタウン

ポイント4 : 収納

こちらは、実際に経験してみてから気づきましたが、長期滞在の場合は収納が充実していると便利です。使った服、まだ使ってない服の区別や、服を選ぶ際の視認性などの点、部屋の片付き方が違ってきます。

今回滞在したホテルは残念ながらこの部分がハンガータイプのクローゼット1つのみで、引き出しタイプの収納が皆無だったので非常に不便でした。自宅から送付した段ボールと衣類袋でなんとかこなしましたが、長く滞在するのであればこの点は快適性に影響する1つの要素になるかと思います。


容量たっぷりのウォークインクローゼット、棚や引き出しも多く使いやすい@ヒルトンクアラルンプール

ポイント5 : ランドリー

これも長期滞在向けのバケーションレンタルだと洗濯機完備や、ホテルにおいてもコインランドリーを設備したホテルなどあります。そうしたアコモデーションだと便利ですが、残念ながらそうした設備がない場合でも、近くにコインランドリーがないか探してみるといいかと思います。日本の都市部ですとかなりの確率で見つかります。これも長期の旅行で時々活用する手段です。

別のオプションとしては、1週間程度の場合は、いっぱい持ってって旅行中は洗濯しないとか、手洗いするとか、ホテルのランドリーサービスを使うという手がありますがいずれもコストや手間、衛生面で一長一短かと思います。

インドはランドリーサービスでも比較的許容範囲の値段でした@インペリアルニューデリー

ポイント6 : トイレの位置

この点は、行く前から分かっていましたが、実際かなりインパクトは大きく、今後はより優先度をあげようと思った部分です。

トイレが2つ(フォーマルなタイプでは結構ある)、もしくは1つでも通常の住宅のようにそれぞれの部屋から独立した場所にある場合は、双方影響することなく利用できますが、どちらかの部屋からのみアクセスするケースだと使い勝手が悪いです。その部屋で電話会議中の時などは特に利用しにくいですね。ホテルでは部屋の外に共用で使えるトイレなどあればそれを使うという手はあります。

タリオンインペリアルの噴水のあるトイレ

ポイント7 : 食事・キッチン

この部分は好みにより変わってくるかと思います。自炊派の方はキッチン設備、食器類があると便利でしょう。私たちは、普段からあまり自炊の頻度は高くなく、外食、もしくは中食・テイクアウトの比率が高いということで、キッチンは必須ではありません。ただ、あまり食欲がない時などパパッと済ませるのにはキッチンがあると便利なんですけどね。

それでもコーヒーメーカー、ポットくらいはあると何かと便利、朝の温かいコーヒーや、軽く済ませたい時のインスタント食品への対応が可能になります。あとは、外食、中食中心の場合は、コロナなどの影響でお店の営業時間が結構変わっていますのでその点は注意しましょう。

また、いずれのケースにおいても飲み物などの調達においてはスーパー、コンビニが近くにあると便利かと思います。

オーブンまである充実したキッチン設備@コーディス香港

ポイント8 : WiFi・通信手段

リモートワークにはWiFiが必要になると思いますが、この点は、最近の日本国内の施設であればどこでも対応しているかと思います。ロッジや別荘など僻地に行く場合はご注意ください。

私たちは、念の為、会社からの支給されている携帯(テザリング可能)を携行するともに、プライベートユースの携帯電話も楽天モバイルで通信量制限はなく、WiFiが不調な時にはそちらで対応できるようにバックアップ手段は用意しています。ついでに↓ も日本でも使える(ソフトバンク回線)ので持参しています。

100カ国で使える最強モバイルWiFi SmartGo Pokefi (ポケファイ)

かなり辺鄙なところに行く場合は、WiFiの有無に加えて、事前にこうした通信手段の電波強度(特に楽天の場合)を確認しておくのがベターですね。

注意事項:リモートコミュニケーションツール

会議の相手が社外の時など、会社によっては社内会議などでも、カメラを利用した顔出しでのテレビ会議となるケースもあるかと思います。それ自体は問題ないのですが、その場合、背景も映り込むことになります。ZoomやTeamsなど大抵のツールでは、背景の設定が可能で、普段からバーチャル背景を設定しておくと、環境の違いを出さずにワーケーション可能になります。

ポイント9 : バケーション計画

ワーケーションということであれば、ワークと同様にバケーションの部分にもこだわるべきです。

ウィークデーに仕事をして、休日にゆっくりする・観光するというのが標準的なパターンかと思いますが、さらに欲張れば、夕方以降に、食事がてら周辺を見て回るであるとか、温泉宿に泊まって普段から温泉ざんまいというのもありかと思います。理想としては、居ながらにして非日常を感じられる環境ですかね。そして週末の予定も計画的に・・・

グアムは時差も少なく今後有力なワーケーションスポットになりうると期待・・・

ポイント10 : 荷物のハンドリング

長期間滞在するとなると当然荷物が多くなります。ワーケーションとして仕事の道具、PCや付随機器などの手荷物も増えることになります。ジムやジョギングをするといった場合には、通常の衣類に加えて運動用の装備が必要になります。

仕事の期間に入ってしまえば、1箇所に長期滞在すると思うので荷物の多さは特に気にならないでしょうが、前後に観光しようとすると、それだけの荷物を持ち運んでというのはなかなか大変です。

日本でしか使えないテクニックですが、そんな時に効果的なのが宅配便の活用です。多くのホテルでは、滞在者の荷物の受け取り、発送サービスがあります。対応していない場合でも近くにコンビニがあれば、そこで受け取り、発送することもできます。このサービスを活用することで、長期滞在前後の機動力を確保できます。料金は、東京からですと通常の段ボール120サイズで1600円〜2,000円前後(沖縄はちょっと高い3,000円)で、比較的お手軽に活用できるかと思います。

私たちは、この方法を機動力確保のために国内旅行の際もよく活用しています。ボストンバッグやスーツケースをそのまま送ることもできます。

途中で不要になった荷物を自宅に送付する@リーガロイヤル広島

まとめ

新型コロナのニューノーマルとして、リモートワークが急速に浸透しています。完全なリモートワークが実現した暁には、地理的な制約が一切なくなるということで、今後勤務場所の自由度が増しワーケーションという働き方も一般的になるかと思います。

ワーケーションの拠点選びにおいては、期間などにもよると思いますが、比較的短期間でお手軽に実施するのは、旅行の延長でホテルやバケーションレンタル、時には旅館といったアコモデーションがベースになるかと思います。

ただし、拠点の選択においては意識すべき観点が異なります。特に、DINKSなど複数人が快適にリモートワークするためには、滞在拠点の部屋数やトイレへのアクセスなど、また、旅行よりも長期間の滞在、生活することになりますので、食事面、洗濯などに関しても事前に想定、検討しておく必要があります。

こうした要素を全て満足したところを見付けるのはなかなか難しい&お金がかかるかと思いますので、優先順位づけし、部分的には妥協しつつ決めていくことになるかと思います。

せっかく普段と違う土地に行くのであれば、バケーションの部分にも力を入れるべきで、荷物が多くなると思いますが、配送サービスなどを活用して機動力の確保も検討するのがポイントになるかと思います。

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