DINKSがワーケーションをやってみての総括 〜快適なワーケーションのために〜

普段の短期旅行での滞在では全く気にならないところがワーケーションとして長期滞在すると気になったりします。私たちも計画段階から十分検討して対応してきたつもりですが、思っていた以上に重要だった部分、結果オーライだったけどこれは重視しておくべきだったいう部分などありました。ちょっと細かい部分もありますがせっかくですので・・・

ホテルにまつわる部分(重要度順)

収納は充実してた方がいい

1泊、2泊であれば、収納などそれほど意識する部分ではないと思いますが長期滞在の場合は収納は結構重要です。使った服、まだ使ってない服の区別や服を選ぶ際の視認性、部屋の片付き方が違ってきます。

今回はこの部分がノーチェックで、滞在した部屋はハンガータイプのクローゼット1つのみ、引き出しタイプの収納が皆無だったことは非常に不便でした。門司港という特性上、ビジネスユースはあまりないでしょうし、観光としても長期で滞在する人は少ないでしょうから、そういったニーズは想定してないんでしょうね。

そして、収納があまり充実していない場合は、荷物を事前送付するのであれば段ボールではなくスーツケースで送った方が、現地で広げて使えるので使い易いかと思います。送料が多少高くなりますが仕方ないところです・・・

ハウスキーピングの時間を指定できるか

昼間ずっと部屋で仕事するとなるとハウスキーピングのタイミングが難しいです。プレミアホテル門司港の場合は、チェックインの際に、ワーケーションであることが向こうも分かっていたようで、清掃時間をある程度指定できるとのことで、昼12時の時間で要望が出せました。

また、毎日掃除までは不要ですので、そんな日はフロントに電話して「今日は替えのタオルとコーヒーだけ下さい」と連絡して調整しました。その場合もドアノブにかけといてくれるので受け取りもこちらのタイミングで可能です。結果的に清掃は1日置きで、それ以外の日はタオルとアメニティを補充してもらった感じでした。

これ、調整できないと何気に不便でしょうね。タオル追加といった対応は多くのホテルで可能でしょうが、1週間ハウスキーピングなしというのは流石にもたないでしょうし・・・「ベストエフォートで構わないので出来るだけ配慮よろしく、、、」と交渉するしかないですかね・・・

トイレ

フォーマルなスイートであれば入り口側にゲスト用のトイレ、ベッドルームにもバスルームがあったりしますが、軽めのスイートだとトイレは1つしかありません。そしてそのトイレが廊下経由などで双方の部屋からアクセスできればいいですが、どちらかの部屋からのみのアクセスになっていると、その部屋でテレビ会議などしているともう一部屋の人は使いづらかったりします。

今回まさにそうしたレイアウトでしたが、たまたま同一フロアにパブリックのトイレがあり、電話会議中などで部屋のトイレを使いづらいときには、こちらのトイレを使わせてもらいました。

本来は同じく同一フロアにある婚礼施設の利用者向けなのでしょうが平日は婚礼も行われておらず、全然利用者がいないので非常にきれいで快適でした。

空調

このホテルはセントラル空調で、室温の微調整が難しい点は気になるところです。一応、部屋ごとに調整できるようにはなっていますが、Off/Low/Mid/Hiの4段階で、Offだと暑いけどLowだと寒いという微妙な感じでした。

昼間は、まあこまめにOn/Offするのもそれほど手間ではないですが、困るのは夜寝てる時ですね。6日間の滞在の中で、ベッドルーム側はOff、リビング側をLowにして、部屋の間の扉を10cm程度開けておくのがベストという解決策を見出しました。2部屋あったのでこうした微調整が可能でしたが、ワンルームレイアウトの場合はちょっと辛いと感じる人もいるかもですね。

シャワーカーテン

これはワーケーションだからということではなく、そして細かいことですが、、、このシャワーカーテンがちょっと苦手です。濡れた状態でバスタブなどにピトッとついてたりすると、生乾き臭が出ちゃうことがあるんですよね・・・

1日のうちそれほどバスルームを使うこともないですし、普段からシャワー派ですので温泉でもない限り湯船に浸かるということもないので影響はほとんどないですが、連日となるとこうした注意点に上げたくなっちゃう感じですかね。

こうしたシャワーの水はね対策は、海外ではカーテンではなくガラス戸が主流になりつつあり、快適性も衛生的もこちらの方が優れてると思います。日本のホテルもぜひこちらの方向にして欲しいところです。

窓は落下防止のため10cm程度開けることができますが、地方あるあるで夜はかなり虫が寄って来ていましたので閉め忘れると大惨事になるのでご注意下さい。また、遮光はカーテンではなく木の扉で調整するというのも変わっていました。

で、それはまあいいのですがこの窓の注意点はUVカットになっていないという点です。なぜ分かるかというと、、、私(旦那)の眼鏡のレンズは、調光レンズでUVを検知すると色が黒くなるのですが、、、夕方関門海峡を眺めていると色が変わりサングラスになっていました、それも結構・・・

とはいえ、規格サッシではなくガラス交換はそう簡単でないですしホテル側で対策することは困難でしょう。人間はビタミンDの生成のためにも毎日、日光を浴びた方がいいということで、、、ただ浴びすぎには注意しましょう。

跳ね橋の音楽

観光で訪れる場合は、門司港の観光スポットの1つでもある跳ね橋「ブルーウイングもじ」が目の前というのはプラス要素かと思います。今まで跳ね橋を見に行っても全然跳ねなかったので、今回初めてこれを見た時にはそれなりに楽しめました。

で、この橋が上がるときに注意喚起のためか音楽が流れますが、若干部屋の中にも聞こえてきます。電話会議等で邪魔になるほどの音量ではありませんが、毎日日中1時間おきに10分程度ピロロ〜と聞こえてくるので、サブリミナル的に気になる人はいるかと思います。特に私たちが泊まったジュニアスイート(海峡側)は、この眺めの通りホテルの中でも一番橋に近いポジションというのもあります・・・

音楽に関わらず「音」という点は、他にも道路の近くであったり周囲の環境面で1つのポイントになるかと思います。

スリッパの有無

多くのホテルは土足スタイルで、この部分は普段生活する住居と大きく異なる部分かと思います。そして多くの方は常に靴を脱ぐ生活に慣れているでしょうし、とはいえ裸足で歩き回るのも抵抗があるので、やっぱりスリッパを使うのがバランスがよいかと思います。そして好みもあるでしょうが、衛生面を考えると使い捨てのスリッパの方がPreferですかね。このスリッパは通常の旅行時でもかなり意識している部分です。

今回は予め、ホテルに使い捨てスリッパがあることを事前に調べていましたが、もしもの時を考えてANAのプレミアムクラスで配られたスリッパも念の為キープしていました。普通クラスだった場合には、多分ここの前に1泊だけ滞在した「博多エクセルホテル東急」のをキープに回していたかと思います。長期で滞在する場合は、そこでの快適性に合わせてアメニティの使い回しなどを考えるとトータルでの快適性向上につながるかと思います。

スリッパはこんなにふわふわだったりすると幸せです。(ケンピンスキー)

ホテル以外の部分

今回はワーケーション期間が1週間(弱)とそれほど長くなかったからか、それほど気になった部分はありませんでした。選択した場所が都会すぎもせず田舎すぎもしない絶妙な規模感で、それなりに非日常を感じる場所でありながら生活に必要な施設や観光スポットは徒歩圏にあり、ワーケーションとして最適だったかと思います。

食事に関しては、なかなか魅力的なレストランが多く連日かなり張り切り気味のラインナップでしたが、もうちょっと長いと卵かけご飯とか胃を休める軽い食事なども食べたくなったりするかと思います。

キッチンのないホテルでどうライトな食事に対応できるかという点は、今後対応すべき1つのテーマかと思っています。

ご当地パンは1つのアプローチでしょうね・・・

まとめ

色々書きましたが、今回は致命的とまで言えるものはなく、全体的に見て許容範囲内でしたね。

収納、ハウスキーピングのタイミング、トイレの使い勝手の部分などは今後より重視すべき点と認識しました。収納は、これが理由でそのホテルをやめるといった判断にはならないと思いますが、もし収納があまり充実してなさそうな時は荷物の送付などの際にダンボールではなく使い勝手の良いスーツケースを活用すると現地での滞在が快適になるかと思います。ハウスキーピングやトイレを考えると、ワンルームレイアウトの部屋を2部屋取るというのは何気にいいアプローチなのかもしれません。トイレに関しては完全に解決、ハウスキーピングに関しては、2人ともPCワークの時に1部屋に集合して1部屋開けて掃除してもらうといった手段も取れますので・・・つなげて使えるコネクティングルームが最強ですかね。

あとは、今回の事例での音の部分や紫外線など予め想定が困難な事象にも出くわすと思いますが、こうした部分は広く臨機応変に対応していく必要がありますかね。普段の旅行と違って、ホテルの部屋に昼間ずっといるとか1週間続けて滞在するということで、色々と細かい部分で気になる点が出てくるものだと認識しておくと精神衛生上よろしいかと思います。

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