エアアスタナ (Air Astana) KC170便 (バトゥミ → アルマトゥイ) ビジネスクラス搭乗記

バトゥミでの3泊を終え、特典航空券帰路の起点アルマトゥイに向かいます。アルマトゥイには1泊しますが、少し偵察する程度、シルクロードの旅もほぼほぼ終盤です。バトゥミからアルマトゥイまでは、エアアスタナのダイレクトフライトがありますが値段がかなり高い、エコノミーで座席指定や預け入れ荷物を加算していくと45,000円程度、ビジネスだと全部込みで55,000円なのでそれなら、とビジネスクラスにしました。

バトゥミ空港

ジョージア自体非常に小さな国ですので、国際空港で、定期運行はトルコ、モスクワあたりです。季節運行では、私たちの搭乗したバクー、アスタナテ以外には、ヘラン、キエフ、ミンスクなどがあるようです。そんな感じなのでターミナルも平屋建てで、ボーディングブリッジもなくコンパクトです。空港自体は綺麗ですね。

ビジネスクラスですのでラウンジが使えます。プライオリティパスやダイナースクラブでは入れないため、利用者が少なくガラガラです。で、ほとんど利用者がいないからか、ここのスタッフはかなり怠惰でその点はいけてませんね。

とはいえ、施設自体はなかなか快適です。食事は冷たいものといくつかのホットミールですが小規模ではこの位でしょうかね、飲み物は何気にワインはジョージア発祥という説もあるようで、そのジョージアワインもおかれていました。

ゆっくりしていたらほとんど搭乗が終わっていました。まだファイナルコールにはなっていないのでちょうど良いタイミングとも言えます。自分の足で飛行機に向かい搭乗します。

フライト

フライトの詳細は以下の通りです。

出発:バトゥミ(BUS) 19:50 GMT+4
到着:アルマトゥイ(ALA) 1:35 GMT+6
フライト時間:3時間45分
機材:Airbus 320 neo

夜発の深夜着で時刻で見ると結構長くみえますが、時差が2時間あるのでフライト時間としては4時間未満です。ビジネスである必要はなかったのですが、預け入れ荷物などの値段を考えるとほとんど同じ(高額)になってしまったのでビジネスにしました。

機材:Airbus 320 neo

Airbusの320シリーズはエコノミーで乗るときは3−3なので好きではないですが、ビジネスは2−2のシート配列なのでまだいいです。この機材は4列、計16席でした。搭乗者は私たちの他に1名、計3名の搭乗でした。シートはクレードルにもならない通常のシートですが、シートピッチは99cmで、中短距離であれば十分快適でした。

シートには、ロゴと同じ唐草模様的なデザインのクッション、シートの間にはブランケットも予め用意されていました。

機内エンターテイメント

機内エンターテイメントは固定式ではなくタブレットが配られました。そして、もう1人の搭乗者がやっていたので分かりましたが、シートバックに挟めるようになっていました。

ただ、さすがに日本語はありません。デフォルトの言語もカザフ語?ロシア語?でキリル文字表記でした。

機内サービス

驚くほどスタッフの方のホスピタリティーが高く感じました。この印象はジョージアで結構怠惰なケースに遭遇していた反動も大きいかもしれません。気持ちよく過ごせました。

ウェルカムドリンク

搭乗して着席すると挨拶と共にウェルカムドリンクが提供されます。ミントの入った爽やかなレモネードで無事に旅して地理的に帰路に着くことをお祝いします。まだ、アルマティで1泊、特典航空券の空席の都合上福岡も立ち寄りますが、今回の旅程のメインどころは終わっています。ほっと一息の瞬間です。

そして、寝る人のためかペットボトルの水が配られます。

機内食

水平飛行になってしばらくすると機内食の時間です。アシアナ以来久しぶりのテーブルクロスを敷くビジネスクラスの機内食です。時間的にもバトゥミ発19:50と遅めではありますが、最近は遅めのディナーが多かったのでちょうどいいです。

ただ、メニューが攻め攻めで選択に苦慮しました。で、失敗しました。

サービスはいいんです、おしぼりもありますし、ドリンクもおしゃれに提供されますし。。。私たちは飲まないのであまり様になりませんが。

ワンプレートでの提供です。

アペタイザー

スモークビーフ、山羊のチーズとスモークチーズ(Chechil Cheese)。グリル野菜と共に。これは次の写真の右上の配置されています。色合いは悪いですが、これは味は悪くない、エアロフロートでも似たようなものが出てきており美味しく食べられました。

メイン

そしてメインは4種類からの選択でした。

  • 焼いたチキンのルラード、ドライフルーツ、小麦のピラフを添えて
  • テンダービーフ カザフカビルガ風、グリル野菜、コケモモソース
  • 海鮮とブラックヌードル、ブロッコリーパプリカ
  • サヤインゲンの上に乗せた日本風野菜餃子、胡麻醤油

この選択が難しかった、いずれも想像がつかない要素があり、日本人として日本風野菜餃子も気になりましたが、、、

海鮮とブラックヌードル

私(嫁)のチョイスです。具材の下の黒い麺が独特ではありますが、ただまあこちらは食べられます。パンはクミンが入ったウズベクナンのようなものを選んでいます。

テンダービーフ カザフカビルガ風

そして私(旦那)のチョイスです。テンダービーフはテンダーロイン的なステーキみたいなものをイメージしており、それに甘酸っぱいベリー系のソースは合うだろうと選択しました。カザフ風の柔らかい方向が、、、苦手な脂身の方向でした。

ご当地料理的なものをチョイスしていて残すのは申し訳ないので頑張ろうとしましたが、、、ちょっと無理でした。残してしまったのは申し訳ないです。

このメニューで安全だったのは、1番上のチキンとピラフでしたでしょうか・・・<地名>風は、その地域料理が分かってない場合は危険ですね。

デザート

デザートのチョコレートケーキは美味しくいただきます。コーヒーには砂糖とミルクもたっぷり提供されます。

紅茶の場合はティーバッグですが、蜂蜜が一緒に提供されました。

食後にまた、水が1本づつ配られました。

アメニティポーチ

BOGGIってどこだ?GUCCIのパクリ?って思いましたが、ミラノのアパレルブランドのようでした。

ホテルに着いてから開けてみました。左からクシ、ボールペン、歯ブラシ、靴下、耳栓、コロナ後なので消毒シート、アイマスク、ハンドクリーム、、、まあオーソドックスではあります。アパレルブランド感はないですね。ケース自体しっかりしてそうなので他で使えそうではあります。

眺め

バトゥミからは、黒海方面に離陸、右旋回して東向きに進路をとります。離陸時刻は、19:50ですが、夏のこの時期はまだまだ日が高く夕方といった雰囲気です。

離陸後は機体右側からバトゥミの街並みを望むことができます。ということで、普段は太陽の反対側の席を取りますが右側の席を指定していました。

バトゥミの街並みが綺麗に見えました。街のサイズは5km × 2km程度でやっぱり小さいですね。

太陽と逆の方向に進むので、離陸後しばらくすると日が暮れました。

降機

早着で1:10位には到着しましたがタラップがなかなか来ません、、、どのみち交通機関もないし、深夜だし気にせず席でまったりしていると「待っている間にどうぞ」と再び水が提供されました。最終的に水は6本になりました。全部集めて記念写真、明日の散策のためにいくつか持って帰ります。

結局、当初である到着時刻の1:30位にようやくきて降車になりました。

まとめ

エアアスタナというカザフスタンの航空会社のビジネスクラスに搭乗しました。機材としてはAirbusの320で座席も普通のシートで普通ですが、サービスは上々でした。特にジョージアで多少社会主義的なケースに出会していたのでなおさらです。中央アジアは全般的にホスピタリティ高いですね。

ただし、食事は攻め攻めなので要注意です。ただまあこれも良い機会とも言えますのでチャレンジするのもありかと思います。せっかく良いサービスをしてもらっていますし、相手の国の食文化を否定するような方向にはしたくなかったですが、脂身は2人とも苦手で完食はできませんでした。

夜のフライトですが、眺めとしては最後にバトゥミの街を空から眺められたのは有意義でした。このルートを乗る方は少ないかもしれませんが、期待右側の座席がおすすめです。

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