新市街のヘンテコ建築 アライアンスパレスホテル&アパートメント(Alliance Palace Hotel & Apartment)

バトゥミはそれほど大きくない都市ですが、夏のピークシーズンには人口の10倍の観光客が訪れるという季節変動特性があります。その観光客を受け入れるためにリゾートコンドが多数建設され、独特の景観を形成しています。7月上旬の時期はピークとまではいかずそこそこ自由に選べます。また、ホテルが20,000円/泊〜程度に対し、コンドだと10,000円/泊程度と価格も低めで、広めの快適な物件に滞在できます。せっかくなので地域の中でも特徴的な形状のホテルコンド アライアンスパレスに滞在してみました。

立地

バトゥミ新市街の中心、噴水の近くの立地です。周囲には他にもホテル/コンドミニアムが立ち並んでいますかなり目立っています。建物の前面は噴水ショーがある池があり、その先はビーチです。反対側2ブロック先には大型スーパー、カルフールがあり、長期滞在での日用品や食材等の調達も便利です。旧市街までは3km程度ありますが散歩しつつ徒歩でのアクセスも可能です。

Alliance Palace Batumi

建物は41階建で、Courtyard by Marriottとアライアンスパレスが入居しています。

Courtyard by Marriott Batumi

多分フロアで分かれており高層階に位置しているかと思います。Courtyard by Marriottはマリオット系列の中でも比較的カジュアルに位置付けられるブランドですが、オンシーズンのバトゥミのホテルはどこも強気な価格設定です。スタンダードルームで1泊25,000円/泊以上した気がします。

Alliance Palace Hotel & Apartment

建物の中低層に位置します。滞在した19階のフロアマップによると通路両側に各アパートメントが並ぶ形でした。エレベーターは建物中央に5台と他に従業員向けの1台があります。Courtyard by Marriottとアライアンスパレスでエレベーターは共通で、カードキーによってセキュリティ分離されています・・・

エレベーター内には建物1階のカフェレストランの紹介と、朝食の混雑時間が掲示されていました。朝食のピークは10:00〜11:00ということでビーチリゾートな感じです。

ロビー

一応2階層吹き抜けではありますがスペースはそれほど広くなく、多少ごちゃついたデザインで高級感はイマイチです。建物全体で1,000室、Courtyard by Marriottが150室なのでアライアンスパレスが850室です。そこそこの規模でカウンターは2つ、常に混雑気味ではあります。ただ、Airbnbの滞在者の荷物預かりもしてくれるので、この点はホテル併設のメリットといえます。

ロビー隣にはソファーセットがいくつかとビジネスコーナーがありました。配色なのか、カーペットがないからか、こちらも雰囲気はイマイチです。

Airbnb用の鍵ロッカー

Airbnbの部屋は先ほどのホテルフロントでは手続きできません。鍵のロッカーみたいなものが並んでいるコーナーがあり、オーナーとやりとりして自身で鍵を受取/返却します。この設備自体は非常に便利ですが、ロビーの並びにありごちゃついた印象の一因になっています。

エレベーターホール&共用廊下

客室階の床はウッドで全体的にベージュ系でまとめられていました。2019年にできたばかりですのでまだまだ綺麗でした。

部屋 : 1BR Apartment

ビーチ側角部屋の1ベッドルームアパートメントに滞在しました。ホテルコンドとして家具や設備は統一されています。Airbnbではありますがインテリアに素人感はなく快適でした。ヘンテコ建物の意匠からか窓の位置が高く外が眺めづらかったのは残念でした。

その他建物設備

Oval Batumi

海の反対側の通りに面してカフェレストランが入居しています。エレベーターの中に朝食の宣伝があったカフェですね。結果的に使うことはありませんでしたが吹き抜けで気持ちのよい空間ぽかったです。バトゥミは観光都市で雰囲気のいいレストラン、カフェはかなり多いのであえて推すほどではないですが・・・

ATMコーナー

Alliance Palace Hotelの入口と↑のカフェの間にATMが置かれていました。空港でおろしたキャッシュで足りたので使っていません。

屋内プール&カジノ

プールはCourtyard by Marriottの付帯設備でおそらくAlliance Palaceのゲストは使えないか、使えても有料かと思います。その下層はカジノがありそちらは入れるかと思います。ちょうど滞在した部屋から真下に見えました。ついでに隣地は荒れてるように見えますが開発待ちのようです。開発真っ只中のバトゥミにはこうした土地が至る所にあります。

まとめ

せっかくコンド投資が活発なバトゥミですので、ジョージア最大級のディベロッパーAlliance Groupのホテルコンド物件に滞在してみました。建物は41階建で新市街の中心と言える便利な立地です。

建物にはAlliance Palace Hotel & Residences(850室)に加え、Courtyard by Marriott(150室)も入居しています。Alliance Palace Hotel & Residencesは、分譲型のホテルコンドで、ホテル法人が所有している部屋と、オーナーが別に所有しAirbnbなどで貸し出している部屋があり後者に滞在しました。Airbnb用の鍵ロッカーが用意されており人を介さずに鍵の受け渡しができ便利です。また、チェックアウト後の荷物を預かってもらえるのはホテル併設の利点です。

850室の大規模ホテルコンドで、定住型というよりは短期滞在での貸し出し用途が多いため、ロビー、フロントあたりは人が多くザワザワした感じでしたが、供給過剰でサスペンドになっている案件が多い中で一定の運用は回っている印象でした。

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