誰も知らないGHAディスカバリーというホテルのロイヤリティプログラムを活用していますが、2019年の実績評価を行いたいと思います。
GHAディスカバリー復習
GHAとは、Global Hotel Allianceの略で、名前の通り35のホテルブランド(2019年3月現在、変動します)が提携して(アライアンスを組んで)一つのロイヤリティプログラムを形成しています。ヒルトンや、マリオットなど単一の企業によるロイヤリティプログラムは、どこでも一定の品質が保証される一方、空気感が同じで多少退屈な印象を受けます。その点、このGHAは、複数のホテル運営会社のアライアンスで成り立っていますので、それぞれに味があり、個性が感じられます。この形式、特定の企業、プログラムに忠誠心の低い?私たちにはぴったりとも言えます。1年使ってみて効果のほどはいかに。。。
GHAのルール、ベネフィットはこちらにまとめていますのでご覧ください。
2019年総括
2019年は以下の宿泊となっています。
2019年9月 ハワイの旅 → ホノルルに3泊 x2室
2019年11月 深センの旅 → 深センに2泊
+ 業務出張で2019年11月にシンガポールに2泊
実際の宿泊数としては合計13泊でした。
ただ、ハワイ以外はダブルカウントの期間5〜6月、11〜12月ということで、宿泊クレジットは20泊となり、前年の繰越が25泊あったので合わせて45泊、2020年もブラックティア維持となりました。
ルームアップグレード
ベネフィット金額の算出は以下のルールとします。
- ルームチャージ差額(サービスチャージ、税等含む)
- 予約レートは、実績値(返金可レートの場合もあり)
- アップグレードの想定レートは、調べた時の最安値(ただし常にチェックしている訳ではないのでより安いレートが提示されている可能性もあり)
計5か所のホテルに宿泊しましたが、2018年は全てのホテルでアップグレードが受けられましたが、2019年は受けられないホテルもありました。まあハワイは、稼動率が高く、部屋数の少ない上位のグレードで撮っていたので受けられないのも止む無しですかね。それぞれの差額は以下の通りです。
ホテル | 泊数 | 部屋(予約 → アップグレード) | 価格/泊 |
---|---|---|---|
コリンシアブダペスト | 3 | Deluxe Suite → Executive Suite |
34,000 → 50,000 |
アウトリガーリーフワイキキ | 3 | Club Oceanfront Room → アップグレードなし |
58,000 |
アウトリガーリーフワイキキ | 3 | Family Suite → クラブアクセス提供 |
42,000 → 52,000 |
パンパシフィックシンガポール | 2 | Panoramic Room → Harbour Studio Room |
23,000 → 28,000 |
マルコポーロ深セン | 1 | Deluxe Room → Club Superior Room |
19,000 → 25,000 |
ケンピンスキー深セン | 1 | Deluxe Room → Premium Room |
16,000 → 19,000 |
合計 | 13 | 483,000 → 580,000 |
|
1泊あたり平均 | 37,200 → 44,600 |
総額483,000円の支払いに対して、獲得バリューは580,000円相当ということで、差し引き97,000円のベネフィットでした。2018年に比べるとそれほど爆発的な感じがしなかった印象です。これは支払いの48万円のうち半分以上を占める30万円がハワイで、人気があってUpon Availabilityのためにアップグレードが得られなかったというのが一番の原因です。
コリンシアブダペストのデラックススイートは天井も高く快適でした。

アーリーチェックイン/レイトチェックアウト
ベネフィット金額の算出は以下のルールとします。
- アーリーチェックイン:
ルームチャージの25%で計算します。 - レイトチェックアウト:
15時まで25%、18時まで50%の価値とします。
9月のハワイ旅にて、Family Suiteでレイトチェックアウトをお願いしました。
ホテル | 部屋 | 価格/泊 | アーリー チェックイン |
レイト チェックアウト |
---|---|---|---|---|
アウトリガーリーフ ワイキキ |
Family Suite | 42,000 | 10,500(25%) | |
合計 | 10,500 |
ワイキキから羽田の帰国便が16:00発ということで、荷物置き場として13:30までのレイトチェックアウトをお願いしました。
ワイキキはやはり混み混み、オーシャンフロントの部屋は無理と言うことでファミリースイートのみOKとなりました。待機場所&一部屋押さえられれば十分ですがやはりハワイは色々厳しいですね〜。
ローカルエクスペリエンス (現地の体験)
ベネフィット金額の算出は以下のルールとします。
- 価格設定があるものはその金額、ないものは想定価格
ホテル | ローカルエクスペリエンス | 金額価値 |
---|---|---|
アウトリガーリーフワイキキ | Kani Ka Pila Grille Meet & Greet Experience カニカピラグリルディナー(2人) https://www.discoveryloyalty.com/Outrigger-Resorts/Outrigger-Reef-Waikiki-Beach-Resort/Kani-Ka-Pila-Grille-Meet-Greet-Experience |
16,500 |
アウトリガーリーフワイキキ | Kani Ka Pila Grille Meet & Greet Experience カニカピラグリルディナー(2人) ↑同じ |
16,500 |
パンパシフィックシンガポール | 4 course Chef’s Special Dinner Menu for 2 at Hai Tien Lo 海天楼レストランでのコースディナー(2人) https://www.discoveryloyalty.com/Pan-Pacific/Pan-Pacific-Singapore/4-course-Chef-s-Special-Dinner-Menu-for-2-at-Hai-Tien-Lo |
(12,000) |
ケンピンスキー深セン | Private Dining Experience 全然プライベートじゃなかったけどご飯は食べられました(2人) https://www.discoveryloyalty.com/Kempinski/Kempinski-Hotel-Shenzhen/Private-Dining-Experience |
15,000 |
合計 平均 |
60,000 15,000 |
金額に()が付いているのは想定価格です。合計で60,000円程度、平均すると15,000円といった感じでしょうか。
このローカルエクスペリエンスは、Terms & Conditionsには、厳密には会員1人と同伴者1名と記載がありますが、ハワイのカニカピラグリルでは、事前にメールで「エクスペリエンス2つ使って4名で席一緒にしてほしい」と言ったら普通に通りました。利用者の制約は意外と融通が効くことが分かりました。
このエクスペリエンスは、$150のダイニングクレジットですので合わせて$300ドル、一方で、比較的安いので全然使いきれませんでした〜。アウトリガー内にステーキハウスかなにかが入って、ラインナップにあれば余裕で使えると思うのですが・・・

シンガポールでは、業務出張でソロで1名分で使うのは勿体無いですけど、このまま使わずに期限切れになるよりはいいと言うことで、急遽当日ディナーをフロントで調整してもらいました。レストランは後々考えて見ると何気に良かった2018年のパンパシフィック天津と同じ海天楼(Hai Tien Lo)で、素材や調理は天津より上品でしたがボリュームとしてガツンとくる天津の方が好みでしたね。
フォアグラと北京ダックのサラダ前菜@海天楼シンガポール。スイカとパパイヤとの組み合わせが上品でした。

深センでは、記載されている写真、内容から想像されるベネフィットが実際が違いすぎると言う、、、中国でありがちなケースに出くわしました。
ビュッフェディナーになったのですが、それでも中国、特に沿岸都市の物価上昇はかなりのようで、一人当たりCNY500程度の価格設定でした、それでも結構人が入っていたのが中国パワーの恐ろしいところです。この旅は上海蟹(大閘蟹)がテーマでしたが、高い分ラインナップはなかなかで小さいながらも上海蟹があったのでまあいいかと。。。

ローカルエクスペリエンスの収支は、ブラックティア維持、アウトリガー、パンパシフィック、マルコポーロ、ケンピンスキー滞在ということで、 +5(獲得)、上記で -4(消費)ということで、トータル +1の増加でした。
まとめ
GHAディスカバリーを活用した2019年、まとめると獲得付加価値は以下の通りとなりました。
- アップグレード 97,000円
- アーリーチェックイン/レイトチェックアウト 10,500円
- ローカルエクスペリエンス 60,000円
ベネフィットとしてトータルで167,500円の獲得付加価値となりました。これら滞在での支払い総額は483,000円ですので、比率でみると+35%となります。昨年の+140%と比較すると大分下がりますが十分メリットを実感しており、サステナビリティを考えるとこれでも高めの比率かと思います。2019年は、無理してGHAに拘っていないと言う部分がありますが、ローカルエクスペリエンスは滞在の経験の幅を広げる価値は十分に機能しているかと思います。
2019年は、GHAの滞在日数は20泊クレジット(ダブルナイト等ありますので実際の滞在は13泊、うち2泊は業務出張)でプラチナに落ちるかなーと思っていたら、コロナで2022年2月まで維持できることになりました。
2020年5月現在、コロナ の影響で旅行どころではなくなっていますが、明けた暁には検討してみてはいかがでしょうか?

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