カイロ空港 完全ガイド 〜ターミナル・乗り継ぎ・ラウンジ〜

カイロ空港のターミナルは、2020年3月現在利用されているのは、エジプト航空が加盟するスターアライアンスがターミナル3(T3)、それ以外の航空会社がターミナル1(T1)およびターミナル2(T2)でしたが、最近では、エジプト航空でもターミナル2から発着する便ができ使い分けが複雑になってきています。

T2、T3は隣接しているので徒歩で行き来可能ですがT1は離れていますのでタクシーでの移動が必要になります、空港へ向かう際はターミナルにご注意ください。

私たちは、カイロ空港は2回使ったことがあり、1回目はターキッシュエアラインズでT3着で入国観光後T3発、2回目はエジプト航空でT3着-T2発のトランジットでした。

ターミナル3 (T3)

スターアライアンスの航空会社は概ねターミナル3を使っています。

最初にここに訪れたのは2018年9月でカイロ滞在からターキッシュでイスタンブールとの間を往復しました。次に訪れたのは2019年6月はトランジットで、エジプト航空でヨハネスブルグからここカイロ空港T3に到着し、T2に移動後ブダペストに出発しました。

出国の流れ

2018年6月カイロ空港T3から出国しましたが、その流れが普通の空港とちょっと違いましたのでご紹介します。通常の空港の流れは、

  1. 航空会社カウンターチェックイン、荷物チェックイン
  2. セキュリティチェック
  3. イミグレーション(出国審査)

といった流れが多いですが、カイロ空港では、

  1. セキュリティチェック
  2. 空港会社カウンターチェックイン、荷物チェックイン
  3. イミグレーション(出国審査)
  4. セキュリティチェック(@ゲート)

という形です。

ターミナルに入って空港のカウンターを探そうと思っても見つかりませんのでご注意ください。預入荷物含めてのセキュリティチェックがまず始めにあり、そのあとチェックイン、イミグレーション、最後にゲート前で再び手荷物のセキュリティチェックをあらためて実施、結構厳重です。

1. ~ 3.に対してはスタアラゴールド、ビジネスクラス搭乗者用のプライオリティレーンがあります。

1. セキュリティチェック

T3の建物に入って向かって左奥に地味な感じで、この赤色の絨毯がひかれたゲートがあります。これがスタアラのプライオリティレーンです。たまたま、タクシーで降ろされて入った入り口がこの近くでしたので見つけましたがあやうく見落とすところでした。私たちが訪れたのは、朝6:30でしたので空港自体それほど混んでいませんでしたが、一応こちらを使いました。

2. エアラインチェックイン

航空会社によると思いますがターキッシュ航空はビジネスクラスのチェックインカウンターもそれなりに混んでいました。なぜかみんな荷物が多いんです、10分位並びました。

3. イミグレーション(出国審査)

こちらもスタアラ、ビジネスクラスのプライオリティレーンがあります。ただ、私たちが通った7:00前の時間帯では、プライオリティレーンよりも一般レーンの方が空いていましたのでそちらを通りました。

(通常、一連のチェックイン・出国手続きはここで終わり、あとは搭乗時間に合わせてゲートに向かえばいいのですが、T3ではゲート直前でもセキュリティチェックがあります。)

4. セキュリティチェック(@ゲート)

キューは2つでプライオリティレーンはありません。これが結構厳しく行われていました、靴まで脱がされます。

カイロ空港自体やカイロ空港発着機が直接テロに巻き込まれた事実はないですが、パリ発のエジプト航空機が墜落したり、シナイ半島シャルム・エル・シェイク発のロシアの航空機が墜落したことがあります、また、エジプト自体クーデター等で治安が安定していないことを反映してでしょうか。これも安全のためですので我慢して受けましょう。こうしたことからゲートには、早めに向かうか、キューが捌けたギリギリに向かうのがいいでしょう、、、

ゲートのセキュリティチェックを通過した後は、今度の搭乗の行列です、、、ここもプライオリティありません、私たちが乗ったTK691便はナローボディ機でブリッジも一つで早く乗ったところで早く着くわけではないので最後の方で乗ることとします。

という流れでそれなりに時間がかかりますのでご認識ください。

ターミナル3 : 制限エリアの免税店、お店など

パピルスや置物などのご当地お土産がかなり充実していました。

パピルスは、絵柄の品質は置いといて1枚1ドル!!!街中より安いんじゃないかと!!!2個買っただけですのでそんなにプロではありませんが、触った感じ、見た感じ、偽物でもなさそうです。ばらまきパピルスとしていかがでしょうか。

ちょっと惹かれたピラミッドの形をしたチョコ、これもバラマキにはよさそうです。

飲食店に関してはSegafredoなど国際展開しているレストラン、カフェはいくらか見ましたが、ご当地レストランは見かけません、エジプトご当地料理は残念ながらなさそうです、ざんねん。

ターミナル3 : ラウンジ

ラウンジは、2回の利用で2箇所のラウンジに入室しています。共にスタアラビジネスクラス利用者かスタアラゴールドで入れるラウンジです。

ALMEISAN LOUNGE(アルメイザンラウンジ)

T3のFゲートの始まり部分にあります。

2018年9月にターキッシュでイスタンブールに向う前に訪れました。最初は、メインコンコースの免税店近くのラウンジに入ろうとしたらタバコ吸うか確認され、吸わないと言ったらこのラウンジに行くように案内されました。

中は結構混雑していました。なんとか並びの2席を確保できましたがほぼ満席です。その段階ですでに2019年6月のフライトを取っていましたので、次回はここで長い時間過ごすのかと、偵察も兼ねていたのですが、ブダペスト行きはT2になり結局ここは1度きりとなりました。

食事は大したものはないです、炭水化物中心、あとはサラダなど、ホットミールのラインナップでした。

ALIOTH LOUNGE(アリオスラウンジ)

2019年6月 T2への乗り継ぎの際にトイレに行きたくなり、こちらのラウンジに寄らせていただきました。

トイレを済ませスッキリした後、待ち合わせのためちょっと中で待機しましたが、ALMEISAN LOUNGEより狭い感じでした。トイレだけ貸してと言って入ったので、細部まで探索していませんが、このラウンジは敢えて選ぶ理由はないかと思います。

こちらであればALMEISANの方がいいかなー、床も硬いですしね・・・

ターミナル2 (T2)

こちらはもともとスターアライアンス以外の航空会社が主に使っているようですが、T3が手狭になったのか、エジプト航空の一部便がT2から発着するようになりました。T3よりもきれいな印象です。

出国の流れ

トランジットで来ましたので、カイロ市内からの出国は経験がありませんが、T3で面倒だった最後のゲート前での手荷物のセキュリティチェックはありませんでした。通常の空港に近い運用なのかと思われます。

T3からのトランジットでは、以下のみで完了になります。

  1. パスポートコントロール&搭乗券チェック
  2. 続けてセキュリティチェック

ターミナル2 : 制限エリアの免税店、お店など

セキュリティチェックを過ぎたら、後は時間にゲートに向かえばいいです。

免税店などもT3と同様ありました。免税店エリアは、2階層吹き抜けでT3よりも開放感があります。取扱商品もそんなに変わらない感じです。エジプトは、イスラム教国で、国営のエジプト航空では機内でのアルコール取扱いがありませんが、免税店ではかなりの種類のお酒を扱っています。お土産物屋さんもあり飽きません。

レストランは、イタリアンやバーガーキングなどインターナショナルのレストランであまりご当地料理を食べられるようなところは残念ながら見つけられません。

ターミナル2 : ラウンジ

T2の制限エリアに7時過ぎに到着し、乗り継ぎ便の出発時間は11時30分ということで4時間強の時間がありました。乗り継ぎ便はエコノミークラスですので、チケットだけではラウンジに入れません。

スタアラゴールド、PriorityPass、DinersClubを使って2箇所のラウンジ入室に成功しました。セキュリティチェックを受けたフロアにスタアラゴールドで入れるCAI APT Lounge(正式名称不明。エジプト航空のWebサイトではCAI APTとの記載)、1つ上の階に、Pearl Loungeと、Emirates、Saudiaそれぞれの航空会社ラウンジがあります。Emirates、Saudiaのラウンジはすごく綺麗そうでしたが残念ながら入れません。CAI APT LoungeとPearl Loungeに入りました。

Pearl Lounge(パールラウンジ)

私(旦那)がPriorityPass、私(嫁)がDiners Clubで入室しました。もう1つのCAI APTと比べるとトータルとしてこちらの方が好みでした。始めにこちらに入室し、途中で買い物&散歩の後、一度CAI APTに移りましたが、再びこちらに戻ってきました。

Pearl Loungeは、USD 30支払えば誰でもアクセス可能ですが、その値段であればレストランの方が安上がりで快適かもしれません。

こちらのラウンジの良さは、内装がポップで明るく綺麗です。

そして食べ物、飲み物が豊富です。お腹はそれほど減っていたわけではないですけどね。

ホットミールも充実、ラインナップはウエスタンでご当地料理はありません。他にデザートなどもあります。

コーヒー、紅茶などはオーダーすると持ってきてくれます。カフェのようです。ジーパン、水色シャツの若干カジュアルな服装のにいちゃんたちがこのラウンジのスタッフです。

CAI APT Lounge(正式名称不明)

EgyptAirで指定されるラウンジです、スタアラゴールドで入りました。

それ以外にも以下の航空会社の指定ラウンジになっています。EgyptAirの指定ということもありこちらでは入室の際にチケットを提示するとフライト情報を教えてくれます。そこがPearl Loungeと違うところでしょうか。ブダペスト行きはちょっとディレイとのことでした。

ここは広いのですが、椅子の数が少ないの大して、上記の通り指定航空会社がいくつかあるので利用者がかなり多く、空いているところを探すのに苦労します。スペース的にはこんな空間もありますので椅子さえ置いてもらえれば解決できると思うのですが。カウンターっぽくなってる部分はビュッフェ台です。

本来は、トランジットホテルにでもしようとしてたんですかね。

他に2部屋ありますがそちらもこんな感じでスペースに余裕がある一方で、椅子の数が絶対的に少ないので空席を探すのに苦労します。後は若干辛気臭い薄暗さであまり快適とはいえない雰囲気です。

食べ物は、バクラバやフムスと行ったアラビア料理が充実しており、私(嫁)は喜んでおりました。コシャリもあれば私(旦那)も喜んだのですが。

ということで、アラブ系のおやつをちょっとつまんだら、Pearl Loungeに戻ることにしました。

トランジット (T3 → T1、T2、T3)

ターミナルを跨がるトランジットですが、ターミナル2、3は隣接しているので(中で繋がっているので)容易でした。ターミナル1は離れていますが、チケットを持っている場合は制限エリア内で乗り継ぎできるようです(私たちは、T3 → T2でのトランジットでしたので経験していませんがサインがあるのを確認しています)。

エジプト航空のT2利用開始

2019年6月の旅行開始1ヶ月半前、1つのアナウンスがありました。今までエジプト航空は全てT3だったのですが、一部フライトでT2を使い始めるということです。で、その数少ない対象フライトの中に、私たちが乗るブダペスト便が含まれていました。ヨハネスブルグからの到着はT3ですので、ターミナル間移動が必要になります。

このアナウンス直後にターミナル間移動を調べたところ、ターミナル間の移動は中からは行けないとか、、、その際入国が必要で25ドルのVISA代取られた(日本人のエジプトの入国にはVISA(査証)が必要です)とか、空港担当者にいったらそのVISA代が免除になったとか、情報が錯綜しています。同一旅程のチケットでエジプト航空同士の乗り継ぎですのでフォローは必ずあると信じていますが、結局実際どうなのか不明のまま上陸しました。

T3からT2への乗り継ぎ手順

ターミナル3 到着フロア

MS840便にて予定通り朝5:30にゲートに到着、ターミナル3到着フロアに上陸します。この先のカイロ → ブダペストのチケットはヨハネスブルグですでに「発券済み」、荷物も「スルーチェックイン済み」ですので、乗り継ぎ「Connecting Flights」の案内に従って移動します。乗継便のチケットにはT2と書かれているので、違えばここで乗り継ぎの仕方を教えてくれるはずです。

乗り継ぎの表現は、Connecting Flights(接続便)の他にTransfer(乗り継ぎ)とか表現する空港もあります、大体、入国とトランジットの2種類の案内ですのでどちらが乗り継ぎなのかを考えればOKです。Passport Control(パスポート管理)が入国です。入国は他に、Immigration(入管)とかBaggage Claim(荷物受け取り)、Arrivals(到着)などと表現されます。

ということで乗り継ぎの場合ここで左、、、

次なる案内は、乗り継ぎ便が国際線なのか、国内線なのか。ブダペストは国際線ですのでInternational Departures(国際便出発)に並びます。ターミナルがT3からT2で変わりますが何も言われず通過しました。

おっ、このままでいいのか・・・真面目に見ていない担当者もいますので、時間がない場合はロス回避のために確認するのも手です。チケットのT2を指させば大丈夫です。

パスポートチェックと手荷物検査があり、それらが終わればT3の出発フロアに出ます。

ターミナル3 出発フロア

これでT3内での乗り継ぎの場合は完了、自由時間です、搭乗時間に合わせてゲートに向かえばいいだけです。

9ヶ月前の2018年9月にこのエリアを通った記憶があります。朝の6時ですが結構繁盛しています。ターミナル2に行ったらお店がちゃんとあるのか不明ですし、乗継便の出発時間までまだ十分時間はあるのでこの辺でちょっとお土産物屋を物色しつつT2への順路を探します。

T3でパスポートコントロールを抜けたところからT2への順路が示されていました。

そんなに新しくもなさそうで普通に以前から運用されていたようです、、、制限エリア内でのなぜだろう???乗り継ぎ方法が見つけられなかったのは調べ方が悪かったのかな???

案内の通りに進みます。

ふとT1への乗り継ぎの案内も出ています。APMとはAutomated People Moverの略ということで、香港空港やシンガポール空港にもある自動運転シャトルですね。中からシャトルで行けるのか、考慮されてるじゃん。

私たちはT2に向けて進みます。床にも案内があります。

この動く歩道は、ターミナル間をつなぐ橋の部分です。この先には、、、

ターミナル2 パスポートコントロール、セキュリティチェック

T2のパスポートおよび搭乗券チェックとセキュリティチェックがあります。かなりの大人数をさばく想定でジグザグの順路が作られています。朝の6時でしたので混雑はそれほどでもありませんが、追い抜き不可の順路で、ラクダのようなのろさのおじさんを先頭に10人位の行列に巻き込まれました。

ここはエジプトです、こんなことではイライラしない。。。

ターミナル2 出発フロア

10分ほどでセキュリティチェックを終え、目的のT2制限エリアまでやってきました。想定外に楽勝でした、、、昼間の時間帯とかで混んでいたら大変だったのかもしれませんが朝のこの時間はスムーズにターミナル間移動できました。

ターミナル2にもお店はたくさん、ヨハネスブルグほどではないですが、こちらも見ごたえのあるお店がかなりあります。

ということで、T3 → T2の移動は特に難しいことは何もなく、T3で到着エリアから出発エリアに移動し、そこからT2へ案内通りに移動すればいいだけです。距離はそこそこありますので、所要時間的には混雑無しの場合で30分程度は見ておいた方がいいです。

のはずが、、、

この後ブダペストでロストバゲージになりました (T . T)

ヨハネスでチェックインした荷物がこのカイロ空港で置き去りに、、、

ヨハネスブルグ空港でチェックインした際に渡された荷物タグの控えは、ブダペストまでスルーになっていますし、カイロでピックアップ&預け直しが必要とも言われていません。同じ便で他にも3名ロストバゲージを食らっており、エジプト航空側のミスだと思います。

こうしたことを考えると、可能であれば、乗り継ぎ便搭乗ゲートにて、念の為スルーチェックインした荷物が載っているか確認するとベターかと思います。あとは、1、2日分の衣類などは手持ち荷物に入れておくと万が一の時のリスクヘッジになるかと思います。航空会社によってはこうした事態の場合、必要となる用品購入の補償やトラベルキットの提供があったりしますが、エジプト航空はいずれもないとのこと、カイロ → ブダペスト便は1日1便で、翌日夜には届いたので大惨事にはなりませんでしたがこの点はちょっといけてないですね・・・

まとめ

情報があまりないカイロ空港をまとめてみました。T3は出国手続きとゲート前のセキュリティと何かと煩雑です。それに比べT2はゲート前のセキュリティチェックもないので制限エリアに入ってしまえば後は楽しむだけでストレスフリーです。またリノベーションしたのか全体的に綺麗な印象でした。個人的にはT2の方が好きですね。

お店

T2、T3ともにお店は充実しており、ご当地お土産も結構ありました。1時間程度は余裕で時間が潰せるかと思います。私たちは、考古学博物館で見た死者を導くワンコ の置物を探してお土産物屋をはしごし、結果ゲート近くのお店で発見、4ドルで購入しました。

ラウンジ

T3は、ALMEISAN、ALIOTHともに、それほどスペースも大きくなく混雑しています。床がALMEISANはカーペットなのに対して、ALIOTHはタイルで硬いので私たちはALMEISANの方が好みです。そのALMEISANですが、食事はあんまり、ALIOTHはどうか分かりませんがほぼ同じかと想像されます。エジプト航空指定のラウンジはそれほど期待できるものではないかと思います。混雑していて、食事もそれほどでもないので、ゲート前にチェアがあればそちらで待機していた方が快適かとも思います。

T2は、スタアラ指定のCAI APTラウンジはかなり混雑していますが、食事はアラブ料理があり、カイロ出発前に最後のアラブの雰囲気を楽しむのにはいいかと思います。それに対し、Pearl Loungeは、ポップな感じで明るく、料理もウエスタンで一般的なラウンジのイメージに近いです。また、航空会社指定でないためか、こちらの方が空いており空き席を探すのも容易です。好みですが、私たちはPearl Loungeの方が好みでした。

乗り継ぎ

T3からのトランジットに関しては、乗り継ぎ便チケットの発券が済んでおり、荷物もスルーチェックインであれば、T2、T3には制限エリア内で乗り継ぎ可能です。(T1に関しては自動運転シャトルのサインはありますが実際運用されているのかは不明です。)

とはいえ、距離的にはそこそこあるので余裕を持った乗り継ぎ時間を確保しておくと安心かと思います。