成都観光 寬窄巷子&琴台路&青羊宮

朝食の後は、最後に成都中心部西のエリアを軽く散策し北京に移動です。成都には、三国志に関係した寺社、博物館的な施設もあるようですが、結局全然予習できなかったのでその辺はまた今度にすることにします。

寬窄巷子

まずは成都の観光スポットとして寬窄巷子に。カンザイシャンズと読むようです。私たちの中では、当時サンサクコウシと勝手に呼んでいました。2014年当時地下鉄は1号線、2号線のみで、2号線の「人民公園駅」から歩いて行きましたが、2022年現在は地下鉄も拡充し「寬窄巷子駅」もできているようです。

人民公園駅の交差点では、中国らしいバイク集団の光景が見られました。至る所に高層ビルがあるのも中国らしいです。

朝の寬窄巷子です。まだ閉まっているお店も多いですが観光客は徐々に集まってきているようです。

場所によっては人通りが少ないところも。門など結構重厚なものもありますが、石畳、塀などは真新しく、それを考えると当時をイメージして最近建てられたものっぽいですね。天津や北京などでもこうした古の中国の街並みをテーマにした再開発地域がありますのでその成都版でしょうか。

ただまあ綺麗で気持ちのいいエリアではあります。時間があればカフェでお茶でもしたかったですね。

琴台路

続けて、寬窄巷子から大通りを渡って青羊宮に向かいます。その際通った琴台路です。

こちらはまた寬窄巷子とは違った建築様式の建物が並んでいます。目的地である青羊宮と同じ道教のお寺でよく見る屋根の先が上向きに尖った建物が並びます。正面の門も立派です。

飲食店とお土産の物販のお店が多い感じです。午前中はまだ閉まっているお店が多く人もまばらでした。

通りの中央分離帯には中国らしい提灯が並んでいました。夜に点灯するようであればかなり綺麗でしょうね。夕食はこの辺で探してみるのもいいかとも思いました。

文化公园

青羊宮へは琴台路の中程からこの公園を突っ切るのが近道です。こちらの公園も綺麗です。公園の中では中国名物の集団で体操しているご老人団体などもいました。

青羊宮

ふらふらと最終目的地である青羊宮に到着しました。寬窄巷子からは1.5km強、比較的狭い範囲にまとまっています。

青羊宮は、成都で最大の道教寺院です。そして、青い羊に乗った老子が現れて教えを説いたという伝説からのこ名前になっているようです。この周辺広い地区が青羊区となっているのもこのお寺が由来でしょうか。

10元(200円)程度の入場料がかかります。

八卦亭

八卦亭には全部で81匹の龍が彫られているということです。柱など、龍が絡まって何匹なのかは分かりにくいです。また、内部には老子が青い牛に乗り函谷関を出る場面の像が祀られているということですが、そちらも未確認です。

ただ、造形は美しいですね。屋根の反りが特徴的です。

三清殿(無極殿)

青羊宮は黒色の建物が多いですが、内部も黒でその分装飾が見やすいです。

名前の通り三清(道教の神様)が祀られています。玉清元始天尊(写真右)、写っていませんが、その両脇に、上清霊宝天尊、太清道徳天尊が祀られています。

そして、建物の前のこの羊の像が有名です。羊というよりヤギじゃね???という感じですが、十二支の動物の特徴が組み合わされているということです。鼠の耳、牛の鼻、虎の爪、兎の背、龍の角、蛇の尾、馬の口、羊のひげ、猿の首、鶏の眼、犬の腹、猪の尻とのことです。これはもはや羊ではない気もします。

この羊は無病息災の力があるとされて皆に触られているのか、ピカピカしています。私たちも入場料を払っていますしご利益に預かるべくなでなで。。。

唐王殿(紫金台)

一番奥は唐王殿です。高台の上にありスキップです。

この日も霞がかかり幻想的でした。散策したくなる雰囲気ですが、そろそろタイムリミットということでホテルに戻ります。

まとめ

成都宿泊後は、北京への移動の前に中心部西の観光スポットエリアをさらっと散策しました。

寬窄巷子は綺麗な街並みですが、最近は、中国各都市で同様の再開発地域があるとも言えますので成都での必然性はあまり高くないかもしれません。琴台路もそういった意味では寬窄巷子と同様とも言えますが、まだ建物が道教寺院っぽいのは他と違う特徴の一つです。

青羊宮は、道教寺院の中でも有数の古刹で歴史もあり見応えがあります。名前にもなっており、謂れにも影響していると思われる羊に関連して、三清殿前に鎮座する羊っぽくない羊は、姿形として特徴的で無病息災のご利益があるということですので、訪れた際にはお忘れ無く。

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