日光金谷ホテル クラフトラウンジで百年ライスカレー&アップルパイ

歴史ある日光金谷ホテルで有名なものの一つ、大正時代のオリジナルレシピを復刻した「百年ライスカレー」。名前だけでも美味しそうなこの一品、日光に行ったら金谷ホテルに泊まらなくても絶対に食べに行く候補としてチェックしていました。

「おせちに飽きたらカレー」と言いますが、まさに1月3日のランチ、こんな贅沢なカレーをそんな扱いにしていいのだろうか。。。

クラフトラウンジ

インテリア

今回は、日光金谷ホテル宿泊ですがチェックイン時刻のだいぶ前です。というかカレーが11:00からの提供で予約も出来ないので、この時間に合わせて到着時間を調整してきました。フロントで記名、手荷物を預かってもらい、そのスタッフさんに案内してもらって、左手奥の方へ進むと入口がありました。

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左手の重厚そうな黒っぽいエリアはお隣のBarです。こちら暖炉があるようで雰囲気もよさそうで中を覗いてみたかったのですが、まだオープン前でした。

改装されたとのことで想像していたような重厚感はなくカフェのようなモダンな雰囲気です。

私たちが行ったのは1月3日の11時5分過ぎくらいでした。11時からカレーの提供が始まりますが、ご覧のとおりガラガラ。混雑覚悟で来たので拍子抜けでしたが、おかげで2卓しかない貴重な窓脇のテーブルに案内してもらえました。

レストランは、奥まった部分にあるため、窓からの景色は、半地下的な中庭ですがきれいに作られています。

ランチョンマット(紙製)には金谷ホテル周辺の観光地図と金谷ホテルの歴史を感じられる写真がプリントされており、運ばれてくる食事を待つ間にそれを眺めながらおしゃべりを楽しむことができます。 中禅寺湖、華厳の滝、いろは坂の位置関係、勾配が分かるので地理好きはこれだけで楽しめます。

メニュー

注文するメニューはもちろん「百年ライスカレー」。そしてケーキセットとして、金谷ホテルで有名なアップルパイとチーズケーキに決めていました。

百年ライスカレーは、具の種類が選べます。

  • ビーフ、チキン、鴨 2,100円
  • 虹鱒のフライ     2,300円

一般的なのはビーフのようですが、今回は珍しい鴨と虹鱒のフライを選択しました。

金谷ホテルの百年ライスカレー(鴨)

キレイな鴨肉とココナッツミルクが素敵な銀器に入っており、テンションが上がります。カレーはライスと別々で運ばれてきて、自分でかける形式のようです。

持ち上げた時の鴨肉の柔らかさが分かります。味もしっとりして美味しく、意外とボリューミーです。カレーのルー自体は甘めですが、しっかりとコクもあって美味しく頂けました。

これは夜ウエイターさんから聞きましたが、鴨肉の上に掛かっているココナッツミルクも現代流アレンジではなく、大正時代のレシピから入っていたとのことです。どうやってか入手していたのか、、、ロマンです。

金谷ホテルの百年ライスカレー(虹鱒のフライ)

虹鱒のフライは、ライスの方にフライがのった状態で運ばれてきました。虹鱒のフライ自体が初めてなので、まずはフライをそのまま一口頂いてみましたがサクサクでこれだけでも十分美味しかったです。

ライスの上に見えるのはアーモンドをスライスしたものです。

ここのカレーはルーの色が黄色っぽいのが分かります。また、虹鱒の身が白いのが分かりますでしょうか?後で調べたのですが、鱒のピンク色は成長して海に出てエビやカニを食べたあとの色だそうです。中禅寺湖の虹鱒は華厳の滝に遮られてエビ、カニを食べる機会がないので白身のままということです。

好みから言うと、サクサクのフライが美味しいので、ルーをかけてしまうと衣が湿ってしまうので、別々に食べた方が良いと思いました。

ちなみに、写真奥に見えている漬物とラッキョウ、日光名物のたまり醤油で作ったものだそうでこちらもとても美味しいです、帰りに買って帰りました。

金谷ホテルのチーズケーキ

私(旦那)オーダーのチーズケーキです。当時は、乳製品が簡単に手に入る時代ではなかったので、乳牛を飼って自営していたとのことです。ベリーソースが品よくさっぱりとした爽やかなお味でした。

金谷ホテルのアップルパイ

私(嫁)オーダーのアップルパイです。これもホテル定番の一品です。クジャクの羽のようなキャラメルで飾られて見た目も美しいです。パイ生地はサクサク、リンゴはズッシリ固めで程よい甘さです。ナイフとフォークで気取って頂きましょう。

・・・が、注意しないとすぐこんな状態になりますのでご注意ください。
「隣の芝生は青く見える」私たちは、お互いのがおいしく感じ交換することにしました。

金谷ホテルの紅茶 ロンネフェルト

アップルパイには紅茶をお勧めします。お食事セットで提供される紅茶はカップ一杯分で、足りないということで、ポットで別に注文しています。

ドイツのロンネフェルト社の紅茶が素敵なティーバックと、ロンネフェルトの3分タイマーが登場します。こちらのタイマーは、普通は砂が上から下に落ちるところ、青い液体が下から上へブクブク上がって行くタイプです。紅茶も香り良かったです。ただ、お店でのオーダーは結構高いです、1,200円!ちょっと試してみたいという方は1階の売店でティーバッグを売っていますので、そちらをお部屋で試すのも手かと思います。

まとめ

紅茶の種類を指定した飼った&ポットで欲しかったために変則オーダーをしました。

  • カレー(鴨)食事セット(コーヒー、チーズケーキ) 2,850円
  • カレー(虹鱒)単品 2,300円
  • 紅茶ポット(ダージリン)+ケーキセット(アップルパイ) 1,700円

カレーは結構ボリュームがありました、味も今でこそ知らないとオーソドックスと思えますが、100年前に今に通じるこの味を確立していたというのは驚きです。鴨のローストは写真の通り柔らかく、虹鱒のフライもサクサクで大変おいしかったです。

食後のデザートまでゆっくり頂きましたが、その間もお客さんは3~5組程度で意外と静かでゆったりした時間を過ごすことができました。インテリアは、ソファーのあるラウンジやメインダイニングのようにレトロな雰囲気ではありません。窓辺のテーブルは2つしかないためなかなか狙うのも難しいと思いますが、オープン直後の空いてる時間はそこそこ確率が高いかと思います。

さて、食べたら動く、日光観光に出かけましょう。

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