全国旅行支援 旅行に行かない方にもこんな活用法があります!

2020年の「GoTo トラベル」、2022年の「全国旅行支援(第1弾)」に続き、2023年1月から「全国旅行支援(第2弾)」が運用されています。全国旅行支援(第2弾)は、当初2023年3月まででしたが4月以降も予算が残っている限り延長されるということでしばらく続きそうな状況です。

制度が変更されるにつれ、徐々に支援割合、上限値が下がっているためか、最近ではそれほど注目されなくなってきていますが、まだまだ使いようによっては価値が高いかと思います。

制度の詳細自体は、各都道府県の全国旅行支援サイトにて確認ください。

全国旅行支援:「いざ、神奈川!」の事例

全国旅行支援は、予算自体は国が割り振りますが、実行主体は、各都道府県という建て付けになっています。都道府県ごとに名称がことなり、神奈川県では「いざ、神奈川!」という名称で行われています。

旅行支援ということで多くのプランはOTA経由での旅行プランが多いですが、中には旅行を伴わないプランも見つけられます。例えば、こうした交通事業者が直接販売しているプランなどです。

「いざ、神奈川!」鉄道・船舶事業者一覧(PDF)

こちらは神奈川県のケースですが、観光船や食事付きのクルーズ、近距離鉄道+当地のレストランの組み合わせなどが見受けられます。

旅行支援を受けるためには、当日、予約者のみならず全員分の身分証明とともにワクチン接種や陰性証明が必要ですのでその点はご注意ください。結構同行者の分を忘れがちです。私たちも連携ミスでヒヤッとしたことがあります。

ご参考:旅行での活用ポイント

なお、普通に旅行で活用したい場合ポイントは以下です。

  • 交通はダイナミックパッケージを活用すると支援対象
  • 宿泊は食事付きのプランとすると食事分も支援対象
  • 日帰りバスツアーなども支援対象

GoToトラベル、全国旅行支援(第一弾)当時ですが、割引率、割引上限の違いはあるものの考え方は同じです。こちら↓も参考になればと思います。

手配の仕方

屋形船 濱進

今まで興味はありましたが手が出なかった屋形船のプランがありましたので早速試してみました。予約は、濱進の公式WEBサイトと一部の予約サイト経由で行えます。私たちがよく使っている一休レストランも対象になっています。一休.comは宿泊でもよく使うのでポイントの融通、ロイヤリティに取り込まれています。

一休レストランの濱進のページですがいくつかあるプランの中で【いざ、神奈川!特別プラン】が対象のプランになります。例えばこんなのとかですかね。

複数あるので、メニューと金額を見比べながらお好みで。1つも見つからなくなった時は予算消化が終わった時でしょうか。。。

当日のキャッシュバック&クーポン

予約段階では規定料金で事前支払いとなりますが、当日20%相当額の返金とクーポン(平日2000円分、休日1,000円分)が受け取れます。身分証明書、ワクチン等の提示ができない場合には、返金等は受けられず、この規定料金のままでの乗船となりますのでご注意ください。

上記さざなみ御膳プランで、平日の場合、実質的な負担額は以下の通りとなります。

9,350 - 1,870 - 2,000 = 5,480円

60%弱の負担額で、普段ちょっと手が出ない屋形船に乗れることになります。これはなかなか価値が高いのではないでしょうか?私たちは、本当は休日の方が良かったですが平日の方がクーポンの金額が大きいということで平日に行ってきました。

乗船・下船は2箇所

乗船・下船は、大桟橋手前の埠頭前桟橋と、

みなとみらい地区、グランドインターコンチネンタル前のぷかり桟橋が選択できます。

乗船、下船でそれぞれ違う場所を指定することも可能です。乗船場所は予約後のやりとりで、下船場所は運行中に確認がありますので柔軟に選択可能です。結果的に私たちは、埠頭前桟橋から乗船し、ぷかり桟橋で下船しました。

乗船日当日

大桟橋埠頭前桟橋

大桟橋自体ではないのでご注意ください。手前の「大さん橋ふ頭ビル」にある桟橋からの乗船になります。ビッグサイトの形にも似ているこの変わった形の建物が大さん橋ふ頭ビルになります。

乗船手続き

当日は建物入り口に案内板が出ています。15分前に集合です。乗船前に全国旅行支援の手続きが行われます。対象者全員分の運転免許証などの身分証明証および3回以上のワクチン接種証明などの提示が必要ですので忘れないようにくれぐれもご注意下さい。

埠頭前桟橋からの乗船は、2組4名でした。5分程度で手続きは終わり船に案内されます。

第八濱新丸

日によって船は変わる可能性があるようですがこの日は「第八濱新丸」という船でした。屋根の上にデッキがありそこからの眺めは絶景です。冬の時期は寒いですけどね。

桟橋から船に向かう途中で、海の中でばちゃばちゃ暴れている魚を発見、かなり大きな音&魚影でびっくりしました。濱進の方から「多分太刀魚で、今日のメニューに含まれています」とのことで、思いもよらない話の展開に大笑いでした。それにしてもこんな都会の海にも太刀魚がいることに驚きました。

船の内部は、畳敷にテーブル席でした。窓側はベンチになっておりバブリーな感じです。品川で乗ったのは確か座卓&座布団に座る感じでしたがこちらの方が楽ですね。2人組の場合は窓に向いて並び合って座る形で多少広めに使えました。

メニュー

旅行支援に対応したプランは3種ありましたが、日本人らしく真ん中の「さざなみ御膳」にしました。結果から言うと量多すぎ、一番コンパクトなコースで十分でした。

温かいもの、特に天ぷらはさすがに危ないので、船溜まりで停泊しての提供です。その方が揺れもなく楽しめます。この濱進の停泊場所は、大岡川の下流、汽車道とみなとみらいとコスモワールドに囲まれたエリアでした。他にも何隻か停泊していました。

お造り

鮪・カンパチ・烏賊・甘海老。お造りと次の口取りはあらかじめテーブルにセットされていますので、乗船後すぐに食べられます。デッキでの観覧が勧められますが、お腹が減りすぎて動けない方は先に食べてもOKです。

口取り

烏賊刺し松前、海老真丈 マヨネーズソース、鶏のガランティーヌ。ガランティーヌは、骨を除いた肉に詰め物をしたものを低温で茹でるフランス料理ということで、手が混んでいます。烏賊刺し松前が日本酒に合いました。

煮魚

小柴産太刀魚の煮付け、出ました。小柴港は初めて聞きましたが、濱進の本拠地である横浜市金沢区にある港のようです。そちらで水揚げされた太刀魚ということで、大桟橋付近で暴れていた太刀魚ではないでしょう。ほくほくで甘めのタレで美味しくいただきました。

天ぷら

キス・穴子・海老・野菜2品。屋形船の多くは揚げたての天ぷらが提供されます。

私(旦那)は10年以上前に品川の屋形船に乗船したことがありますが、その時も天ぷらが美味しかった記憶があります。天ぷらは蒸し料理と言われるだけありキスの身はホクホクです。みなとみらいの夜景の中でゴージャスです。

続々と揚げたてが配られます。ペースについてくのがやっとです。この日の野菜2品は、モロッコインゲンとナスでした。

陶板焼

豚トロの朴葉味噌焼きです。一番コンパクトなコーストの違いがこの朴葉味噌焼きで、私(旦那)の好物です。とはいえ、↑天ぷらのボリュームが多めでそれほど大食いではない私たちには余計だったかもです。別の日であれば十分美味しくいただけたかと思います。お腹に詰め込むだけになってしまいました。

お食事

ご飯・お漬物、渡り蟹のお味噌汁。この食事セットの前に停泊中の船の屋上でみなとみらい高層ビル、観覧車等をバックにした撮影大会があります。戻ってきてからの蟹汁は温まりますね。

デザート

最後は、洋酒入りのカスタードプリンでフィニッシュです。

横浜港クルーズ

ヨルノヨ

大桟橋埠頭前桟橋を出発して早々、横浜が秋から冬にかけて実施していたイルミネーション「ヨルノヨ」が始まりました。30分ごとに5分間、音楽とともにシンクロしたライトアップが行われるイベントですが、広い範囲のシンクロを海の上から見られるのは大変貴重でした。

氷川丸、ポートタワーから、大桟橋の先のグランドインターコンチネンタルまでシンクロしています。

残りのゲストを迎えにプカリ桟橋に向かいます。デッキは、こんな感じで遮るものがないのでスピードが出ると相当寒いです。ちなみに柵の外に見える影は船長です。屋形船の操縦席が外にあるとは思いませんでした。

汽車道付近の船溜まり(食事停泊場所)

プカリ桟橋で数組乗船し満席となった後は、船溜りに停泊して食事タイムです。食べ終わった人から屋上に出ると、スタッフが記念写真を撮ってくれます。その後は、各自夜景鑑賞です。結婚式場ごしの観覧車&ワールドポーターズや、

反対側には関東最高層のランドマークタワー&日本丸(帆船)などがみられます。

赤レンガ倉庫

食事後は、赤レンガ倉庫、山下公園方面を巡りつつベイブリッジ方面まで遠征です。赤レンガ倉庫では、ビアガーデンか何かでヨルノヨとは別のイルミネーションをやってました。

氷川丸、ポートタワーの近くを掠めて、、、

ベイブリッジ

古くから横浜の景観として名高いベイブリッジに到着です。2021年9月にはオープントップバスで上を通りましたが、今度は下から鑑賞です。

55mのクリアランスがあり相当大きいですが、クルーザーの大型化はそれ以上で、かなりのクルーザーがこれをくぐれなくなっていると言うのも驚きです。

これにて海からの夜景観光は終了、プカリ桟橋まで戻ります。超絶寒いので船内に避難します。

プカリ桟橋

ここで全員下船となりました。(希望が全員プカリ桟橋だっただけで大桟橋も選べます。)2時間半のディナークルーズとなりました。

到着後すぐにヨルノヨ開始、プカリ桟橋の建物もブルーにライトアップされていました。

空には縦横にスポットライトが走ります。横浜の夜景を満喫です。

まとめ

全国旅行支援は旅行のみならず。制度を活用してお得に屋形船を満喫しました。

交通には、長距離の飛行機、鉄道のみならず、探すと近距離の交通も含まれています。旅行となるとちょっと準備も時間も大変ですが、こうしたプランであれば活用できる方も多いのではないでしょうか?普段ちょっと手が届かない、屋形船、近郊のレストランプラン、ボートツアーなどを全国旅行支援を活用することで楽しんでみてはいかがでしょうか?

今回私たちが活用したのは屋形船の濱進です。標準料金だと8,000円程度〜ですが、全国旅行支援を活用すると実質的に4,500円強〜になります。なかなかの支援と言えるかと思います。

食事も天ぷらを中心に楽しめました。「さざなみ御膳」7品 9,350円(支援適用 5,480円)はボリュームが想像以上で、私たちにはToo muchでした。

屋形船ですので海からの眺めも楽しめました。海からの横浜の夜景は綺麗で観光時のアクティビティしても有意義かと思います。ちょっと冬は寒いですけどね。これだけの内容で実質5,500円程度(最安プランでは4,500円程度)というのはかなり価値があると言えるのではないでしょうか?

また、全国ですので他にも探せばいろいろあるかもしれません。旅行に行かない方でも身近で活用できる可能性があるので調べてみるといいかもです。

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