特急ソニック(小倉 → 別府) 大雨の影響を受けつつなんとか乗車記

別府へ移動する日の朝6時半ごろ窓を叩きつける暴風雨で目が覚めます。梅雨時期でもともと全ての日が雨の予報だったとはいえ、これまでかろうじて直撃は避けてきました。出発の日に限って凄まじい雨です、視程も200m位でしょうか。これは困った・・・と思いつつ、まだちょっと早いのでもう一眠りします。

その後雨は小降りになり、出発時間の8時半にはほぼ上がった状態になりました。最後に対岸の下関、関門橋も見られました、ふーよかった。

別府に向けては小倉9:17発のソニック7号を予約しています。門司港駅から小倉まではJR鹿児島線で15分程度です。1週間弱滞在したプレミアホテル門司港をチェックアウトして門司港駅に向かいます。

門司港駅 → 小倉駅

門司港駅に着いてみると何やら様子がおかしい。改札の前に人だかりがありますがみなさん中に入る気配がありません。駅員さんも集まっておりなにやら不穏な空気です。今朝の大雨のせいでダイヤが乱れ電車が遅延しているとのこと、、、動き始めてはいるが次の便はおそらく9時位になるだろうということでした。

むむむ、私たちの接続電車は9:17発、門司港から小倉までは15分程度かかることを考えると9時に出たとしてもギリギリ、、、これはどうしたものか、、、

タクシー or バス

門司港駅から小倉駅は11km程度、タクシーを使っても料金は3,000円程度です。まずはお手軽にタクシーを探しますが、こんな状況ですので全然見つからず、タクシー会社に電話しても周辺にはいないということです。

ふと、その隣のバス停にバスが入ってくるのが見えます。運転手さんに確認するとバスは小倉を通るということで、一先ず乗り込みます。所要時間は39分ということでこちらもギリギリ、それでも駅で動かずスタンバイしておくより、ちょっとでも進んだ方がいいだろうという判断です。この間余裕がないので写真はありません。

プラン変更

この日は10時半くらいに別府について、ブランチを食べてその後「湯けむり展望台」「地獄めぐり」を訪れる計画でした。ブランチをとる食事処はあらかじめ目星は付けていたものの予約もしておらずそれほど拘るレベルでもないので、この状況であれば安全を見てソニックを1本遅らせ、小倉で駅弁&シロヤのパンなどを調達し電車の中で済ませてしまう方が安全かということでプラン変更することにします。

チケット変更

JR九州のWebサイトで予約していましたがこんな時も便利です。チケットにもよりますが発券してなければ出発直前まで変更できます。幸いにも後続便にも空きがあり無事変更できました。

そうこうしていると小倉駅周辺に到着です。この路線は駅の真前までは行ってくれないようです。再び雨が強くなってきており小さな折り畳み傘で多少濡れながら駅方面に向かいます。

なんということでしょう、、、ブランチのリカバリーで狙っていたシロヤベーカリーは開いていませんでした・・・ (T _ T)

小倉駅

シロヤのパンはゲットなりませんでしたが、まずは変更したチケットを駅の券売機で発券します。チケットの変更は一度発券してしまうとできなくなってしまいますので、やはりこういった事態への対応を考えると発券は直前に行うのが一番ですね。

なんて、リカバリーも余裕〜と思って改札前にくると、、、なんか空気がおかしい・・・(本日2度目)

JR鹿児島本線のみならずソニック側も大幅に遅延しているのでした・・・そりゃそうか、、、であれば変更していなくても間に合っていた可能性もありましたが、9時目処と言ってた折り返し便もその通りになったかも分かりませんし判断は難しいところです。変更したソニック11号は、小倉10:09発-別府11:23着でしたが30分ほどの遅延ということでした。

北九州市総合観光案内所

時間ができたので、改札の向かいにある北九州市総合観光案内所をちょこっと覗いてみました。ちょっとした暇潰しのつもりでしたが、1週間滞在してもう別府に移動する所と伝えるとなんと観光案内所ネットワークがあるようで、別府とつないで別府の情報がゲットできました。観光案内所の実際の運営は、民間委託されているようで観光案内所ネットワークが出来てるとは驚きました。スタンプラリーで景品がもらえるようなので別府に着いたらそれをもらうことにします。

そしておすすめ駅弁としては、既知情報ではありますが東筑軒の「かしわ飯」がやはりオススメということで、在来線構内のファミリーマートに数量限定で入荷されるとのことでした。

駅弁調達

かしわ飯

では、別府の情報も得られたということで、まずは「かしわ飯」を確保です。ファミリーマート取扱の東筑軒の「かしわ飯」は、毎日11:00位に届くということで時間が合いません。まあ宗像で一度食べているので、別のをということで、北九州駅弁当株式会社(会社名)の「かしわ飯」にしてみます。

まだまだ乗る電車の到着までは時間がありそうですが、いつくるか分かりませんのでホームに降りておきます。

ふとホームにあるこれが目に入ります。いつも乗る電車の入線直前に降りてくるのでなかなか立ち寄れない立ち食いうどんです。そして「北九州名物」の文字、「かしわ」の文字・・・今のシチュエーションはこれを試す絶好の機会じゃね?ということで試してみることにします。

かしわうどん

かしわうどんを1つ!と叫びたいところですが、現代では手前の券売機で静かに買います、JR構内ということでSuicaが使え便利でした。

程なくして目の前に黒い器が出されます。おおっ、甘いかしわそぼろと醤油ベースの甘いスープで美味しいです。屋外の暑い中で、若干汗をかきつつ啜るうどん、なかなかいい機会でした。

あとで調べてみると何気に「かしわ飯」弁当を買った「北九州駅弁当株式会社」の運営だったんですね。かしわの見た目も見比べてみると確かに同じです。ちなみに別のホームには別の会社のかしわうどんがあったようです。人気はたまたま行ったこちらのようですが、折角なら別バージョンの方も試してみたかったですね。

ソニック11号 小倉 → 別府

ほどなくしてアナウンスが流れソニックが現れます・・・事前に調べていた情報では、青い車体で今まで乗ったことがない車両だったはず、、、と若干混乱です。

アナウンスでも、サイドの行先表示でも、大分方面には行くことは確認できソニックとも書いてあるので間違いないです。乗り込みます。

後日調べたところ、もともと青い883系車両が使われていたが、便数が増えた時からはこの885系車両が使われるようになったとのことです。長崎路線で「黒いカモメ」「白いカモメ」があるように、こちらでは「白いソニック」と呼ばれているようです、、、知らなかった。

予約時の識別としては、7両編成であれば883系の青い「ソニック」、6両編成の場合は「白いソニック」になるようです。ご参考まで。

シート

バスの中での写真に座席予約の画面が映っていますが、一部の車両には車椅子の方ために、本来横2席のところが1席になっている箇所があります。そのシートの直後のシートを予約していましたが足元が広く快適でした。

テーブルは、窓側にちょっとした小物が置ける小さな固定テーブルと、2席中央の肘掛けの中から弁当とドリンクが置ける程度の可動式テーブルがあります。

かしわ飯でランチ

ようやく別府到着の目処が立ちひと段落です。所要時間は1時間強ですので、かしわうどんを食べたばかり(シェア)ですが、続けて北九州駅弁当株式会社のかしわ飯をいただきます。形、サイズは東筑軒とほぼ同じですね。ついでにパンも2つゲットしていたようですが、こちらは私(旦那)は関与してないので詳細不明です。

オープン。おっ、海苔と錦糸卵とかしわを斜めに配置するのも似てますが付け合わせが違います。味は東筑軒とは違いますが、こちらもジューシーで甘く十分美味しくいただけます。2人で食べるとペロリですね。

1時間程度で国東(くにさき)半島を横切って別府湾が見えてきました。到着の準備をします。

当初は、小倉駅10:09発 → 別府駅11:23着の予定でしたが大雨の影響で遅延、結果的に実測では10:37前後初 → 12:02前後着といったところでした。運行においても10分程度遅延が拡大している感じです。

結果的に到着は1時間半遅れですが、ランチはすでにこなしたということで、挽回したと看做しましょう。食事と合わせて行く予定だった「湯けむり展望台」は一旦後回しにして「地獄めぐり」に向かいます。

まとめ

ワーケーションの後半は別府&由布院で。梅雨時期ではありましたが、今までなんとか大きな影響を受けずに過ごしてきましたが、ここで思い切り影響を受けました。バスでなんとか在来線の遅延をカバーできたと思いましたが、在来線が影響を受けている時は、特急も当然影響を受けますね。この辺は、臨機応変に対応が必要です。

ただ、短くなった別府の滞在時間をリカバーすべく、別府でのブランチは、小倉&電車の中でとることに変更です。1番の狙いだったシロヤは休みでしたが、なかなか機会のなかった駅ホームの「かしわうどん」と東筑軒とは別の「かしわ飯」を食べる機会を得ました。これもまあいい機会だったといえます。

1時間間の遅れでしたが、食事を済ませた状態ですので、ある程度リカバーしたと考えます。別府も雨がちの天候ですが地獄巡りに向かうことにします。

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