朝方の大雨のせいで、当初計画より到着が1時間半遅れランチを駅弁&かしわうどんにしてリカバーしつつ到着しました。本日宿泊する由布院には17:00時前には到着してゆっくりしたいということで限られた時間の中でどう回るか、、、効率的な地獄めぐりが必要です。

まずはタイムリミットを先に把握する必要がありまずは鉄輪(かんなわ)バス停で聞き込みです。そしてなんと、狙っていた鉄輪から由布院の直通バス「ゆふりん」はコロナ禍で運休中ということです。で、由布院に向かうには、↓の2パターンのどちらかのルートを取る必要があるということです。

  1. 別府駅で乗り換える
  2. 霊仙寺バス停で乗り換える

2.は難易度が高いので1.の別府駅乗り換えがいいだろうとのアドバイスをもらいます。2.の場合は10分程度滞在時間を伸ばせますが、途中からの乗車になり座れない可能性もあるのでやはり1.にします。ということで12:40から15:10までの2時間半が観光に割ける時間になりました。湯けむり展望台に行っている余裕はなさそうですので、地獄巡りに専念することにします。

地獄めぐり

順路

時間は限られていますが、地獄の中でも特徴的な血の池地獄、龍巻地獄が離れた場所にあるということで、先にその2箇所を回ってしまいます。別府駅から鉄輪に向かっている間に調べたところ、到着後5分後くらいにその血の池地獄方面へ行くバスが来るということで、その間に荷物をコインロッカーに預けて、由布院行きの確認をこなしていました。

血の池地獄は色は特徴的ですが見るべきところは多くなく5分でおしまい、もう一つの龍巻地獄は、間欠泉でいつ吹くかわからないので運次第です。先に鉄輪に戻るバスの時間を確認して、15分位後の間に噴き出せば狙いの13:21のバスで鉄輪に戻れます、私たちは運良く10分程度の待ちで間に合いましたが、間欠泉の噴出間隔は30〜40分ということでこればかりは運次第ですね。

後は、鉄輪周辺(全て徒歩圏)5箇所の地獄を2時間で巡ればよいということで時間は調整しつつ制覇はほぼ大丈夫でしょう。一本道の両サイドに分布しますので、下からか上からかどちらかお好みでどうぞ。私たちは、下からで結果的に以下の巡り方となりました。

(バス) → 血の池地獄 → 龍巻地獄 → (バス) → 白池地獄 → 鬼山地獄 → かまど地獄 → 鬼石坊主地獄 → 海地獄

また、地獄間?のバスからは、「湯けむり展望台」から見たかった別府のイメージであるこの湯けむりの眺めも見られました。

共通観覧券

名前が面白いですが「地獄組合」に加盟している地獄は、それぞれの入場料は400円ですが、5箇所以上入るのであれば2,000円の共通券の方が安くなります。共通券はどの地獄でも買え、私たちは一番最初に訪れた血の池地獄で買いました。クレジットカードで決済できダイナースで払ったら10%OFFの1,800円になりました、ラッキー。

後で調べたところ地獄組合のWebサイトに10%OFFのクーポンがあります。それを使えば誰でも1,800円になりますのでご活用ください。

勝手に満足度ランキング

時間的に取捨選択せざるを得ないという方もいるかもしれません。地獄単体の満足度としてランキング形式にしますので参考になれば幸いです。

No.1 かまど地獄

映えある第1位はかまど地獄です。ここは意外と温泉の色のバリエーションもあり楽しめるかと思います。とはいえ、いずれも小規模でちょっと弱いということからなのか、飲泉などの体験型、理科の実験のようなサービスで頑張っており、そういうスタンスは是非応援したいところです。

温泉の中には小規模ですが海地獄に匹敵するコバルトブルーの地獄があります。白色物質は非晶質のシリカ(温泉沈殿物)ということです。体に良いのか悪いのか・・・

その近くには、足湯や、健康への効果は謎ですが飲む温泉(10円)もあります。若干塩味を感じますが、私(旦那)はまあ飲める、私(嫁)はダメということでした。うまくはないですね。

そしてメイン会場では理科の実験コーナーがあります。これが通常時の温泉の状態ですが、

ここに線香の煙を吹きかけると、、、雲ができます。

これは温泉からかなり高密度の水蒸気(気体)が出ているが普段は目に見えていない状態で、そこに微細な線香の煙の粒子を送り込むと、その煙の粒が凝結核となり水(液体)になるということです。雲の仕組みもこれと同様ということで楽しめます。

雨の凝結核は何かというと、空気中にあるチリやゴミになりますので雨は綺麗とは言えないですね。核は小さいので無視してもいいくらいかもしれませんが。

通常こうした実験はある程度人数が集めて行うとか効率を考えちゃいますが、ここの担当の方はそうした損得は考えずに次から次へとやってくれます。

ちょっと離れた温泉へも案内を兼ねて同行し、同じ実験ではありますがサービス精神が素晴らしいです。それにしても線香一ふきでこの雲は驚きの量ですね。そして、こちらは血の池地獄っぽい赤い色合いです。赤いのは鉄分の色(サビと同じ)ということです。

別のこちらの池は、定期的に緑〜青白で色が変わるということです。雨が降ると緑っぽくなり、晴れの時にはもっと白っぽいということです。それでも後述白池地獄より白っぽく綺麗です。

そして、別府駅前の観光案内所でもらったスタンプラリー(地獄めぐりのスタンプ帳とは別)のクーポンで、アイスが割引になるということで・・・せっかくなので?赤鬼ソフト(300円 → 200円)を頂きます。

見た目の印象ほど辛くはありません、辛さとしてはちょっとピリッとするくらいで、冷たくてリフレッシュできました。

他にお土産物屋などもあります。温泉は小規模ですがバリエーション(地獄の一丁目〜六丁目)が多彩でカラフル、極楽(足湯や飲む温泉)もあり楽しめます。実験や案内も積極的で園内のスタッフに活気がありました。非常に満足できる地獄でした。

No.2 海地獄

こちらは別府の地獄の中でも一番有名ですかね。国指定名勝でもあり園内は庭園風情があり非常に綺麗です。外は非常に大きい駐車場があり本来は大混雑なのでしょうがコロナ禍&平日&悪天候ということからかかなり空いていました。背後の白いのは湯けむりなのか雲なのか分からないですが幻想的です。

園内に入ると蓮の池が背後の山を借景としてなかなか情緒がありますね。植栽のメンテナンスもちゃんとしており気持ちのいい空間です。原価不要のビジネスですので、そのキャッシュをどう活用して差別化を図っていくのかがこの地獄ビジネスかと思います。立地の良さからこの庭園整備の方向に向けたのでしょうが、指定名勝にもなり良い方向だったかと思います。

奥の湯けむりが海地獄です。

売店兼展望台の建物を横切るとコバルトブルーの海地獄が現れます。おー、綺麗ですねー。直径は20〜30m程度かと思いますが何気に深さは200mあるということです。

展望台に登ると上から見下ろすことができます。温度は98℃とかなり高温で、そのせいか湯けむりすごいですね。たまたま誰もいない状況になりました、レアなタイミングかと思います。

私(嫁)がお気に入りの名探偵コナンで毛利小五郎が絶賛していたという極楽饅頭を買ってみます。15個で550円ということですが、1つ1つはキスチョコサイズですので、うーんちょっと高いですかね・・・

また、別府スタンプラリー(地獄めぐりのスタンプ帳とは別)のクーポンで「えんまんの湯」をもらえました(由布院に着いてからの写真)。こちら何気に温泉成分が使われているということで、ドラッグストアで見かける温泉の素より根拠がしっかりしている感じでした。

No.3 鬼石坊主地獄

海地獄のとなりにあります。こちらも資金潤沢なのか入り口前からきれいに整備されてます。

滑らかそうな泥の温泉で個性的です。ポコポコ、プルプル、結構ずっと見ていられます。雨が当たるところが色が変わったりしてふと触ってみたくなりますが、高温ですので我慢です。坊主が地獄というのはどうなんだとも思いますが面白い地獄です。

そしてこちらは、鬼の高鼾(いびき)ということで連続的に音が響いています。蒸気の噴出口にちょっと人工的に作った感じもありますが、いろいろ考えているところは考慮に値するかと思います。

他に足湯などもあり、デザインも凝っておりきれいに整備されています。夏の暑い時期ですし、雨でベンチも濡れているので入る気にはなりませんが時期が良ければ楽しめそうです。

ここはやはりこの泥の温泉が個性的です。小さな泥の温泉は、No.1のかまど地獄にもあります。

No.4 血の池地獄

鉄輪(かんなわ)から離れた立地ですがこの赤色が特徴的な温泉です。国指定名勝に指定もされていますが、それに驕った感じであまり工夫が見られないところは残念です。

血というほどではないですが、やはりこの色が特徴的です。

5分で見終わります。

No.5 龍巻地獄

こちらも間欠泉という特徴がありますが間欠泉という点では全国にそこそこありますし珍しさはそれほどないとも言えます。一応別府の範囲では特徴的ということで国指定名勝にも指定されているようですが、血の池地獄同様あまり工夫が見られない感じです。30〜40分間隔ということで、人が滞留しがちなのか、こうして座って待てるように整備されていますが、この空間もあまり情緒がないのが残念です。

間欠泉も3mくらいで蓋がされており、スケールもよく分かりません。

No.6 鬼山地獄

色もそれほど特徴的ではなく、泥温泉でも間欠泉でもないということでポジショニングに苦労しているようです。温度が高いということですが隣のかまど地獄も高温100℃ですし、海地獄も98℃だし、、地獄だから鬼というのも短絡的という気もします。

一応、鬼と一緒に。

熱を利用してワニを育てているようですがちょっと必然性が分かりません。企画当時はレアだったんでしょうか・・・

No.7 白池地獄

そして最後が白池地獄です。とりあえず従業員からしてやる気がない。国指定名勝に指定されていることや鉄輪バス停から一番近い地獄ということで利便性が高く、訪問客が多いからかもしれません。

そして白くもない。藻が繁殖して緑色になっているということです。メンテしてない池のような印象です。

熱を利用してピラルク等の熱帯魚を飼育しているということです。

今回は、共通券で入っていますが単独400円で入場した場合は価格に見合った満足感はないかと思います。古き良き昭和の観光地のノスタルジーを味わうというのであれば最適かと思います。

まとめ

そんなにゆっくりしていたつもりはありませんが、何気に時間はかかりますね。2時間半でちょうどでした。龍巻地獄の噴出がまた運次第ですので、予め計画しにくところもあるかと思います。

別府の、そしてこの地獄(温泉)はやはり独特な雰囲気があります。色々なタイプの地獄(温泉)を楽しめました。1,800円であればトータルでは満足できた感じです。巡られる方は10%OFFクーポンをお忘れなく。

他にも地獄組合に加盟しておらず、休園している山地獄とか、取り壊されている地獄もありました。地獄ビジネスはゼロコストビジネスでがっぽり儲かりそうですが、地獄を中心にどう差別化させるのかという部分で、戦略には当たり外れがあり、一歩方向を間違えるとダメージはなかなか大きいのかもしれません。

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地獄間の移動中、側溝からも湯気が出ているのが別府らしいです。