2日目のランチは円山公園隣接の平野屋本店いもぼうに。

平野屋 いもぼう

「いもぼう」というのは、京野菜である海老芋と棒鱈(マダラの干物)を一緒に炊くことことで、棒鱈から出る膠質(にかわしつ)が海老芋を包んで煮くずれを防ぎ、海老芋から出る灰汁(あく)が棒鱈を柔らかくするという理にかなった素材の組み合わせから出来た料理ということです。

ちょっと京都の洗練された料理とは違いますが、一応300年くらい歴史がある料理ということで今回試してみることにしました。

ところが100mのところに似たような2つのお店が、、、

1軒が平野屋本店、もう1軒が平野屋本家、メニューの名前や構成までほとんど同じで、それぞれが一子相伝を継承していると言ってるところからも同じ系統なのでしょうが、どこかで仲違いになってしまったんですかね。ちょっとザッハトルテ係争を思い出しました。

その2店からなぜ平野屋本店を選んだかというと、、、GoToEatのポイントがそれなりに溜まっておりそれが使えるお店ということが決定打となりました。一休レストランであらかじめ予約して行きました。

当日は知恩院の庭園が入場できず、予約した11時半よりも早い時間に到着しましたが、問題ありませんでした。

入り口に海老芋が置かれていました。京野菜の1つではこんな感じで細長い形と縞模様が海老に似ているところからそう名付けられたようです。形は違いますが模様は里芋っぽいですね、初めて見ました。

インテリア

店内は区切られた座敷が並ぶ感じで、個室が確約されるわけではないですが余裕がある場合は座敷ごとに1組づつ割り振られる感じのようです。コロナの時期にはいいかもしれません。

私たちが案内された座敷は、6畳くらいのスペースに四人卓が2つ、掘り炬燵になっていました。結果的に隣の卓にお客さんは来ませんでしたので、個室での食事となりました。

窓は下の方は目隠しのために障子になっていますが、首を伸ばせば円山公園が望めます。

メニュー

あらかじめ雪御膳(3,300円税込)を予約して行きました。

  • ひと口ごま豆腐
  • 祇園とうふ
  • とろろのり巻
  • いもぼう
  • ご飯
  • お吸い物
  • 香の物

メインのいもぼうに加え、とろろのり巻き、祇園とうふなどもどんなものなのかイメージが湧きません。程なくして全ての料理が机に並べられます。

まずは、これがいもぼうですか〜。

海老芋自体はやはり里芋に近い感じで柔らかく炊かれているのに確かに断面や角がしっかり残っています。棒鱈は多分初めてですが、保存食から戻したタラとしてはふっくらしていました。柚子の香りと甘めの味付けで美味しくいただけました。

とろろのり巻きは、とろろをのり巻きにしている名前のままですが、土佐酢がかけられ酢の物的な味付けでした。こちらも茶屋時代の流れの品でしょうかね、長い距離歩いて疲れた時などにはいいのかもしれません。料理のはじめに食べるといいかもです。

私たちも散策後でしたのであっさりといただけました。酢が苦手な方はあまり好きじゃないかもしれません。

祇園とうふは、豆腐の葛餡がベースですが辛子が入っているのが独特ですね。これも昔の茶屋時代のメニューの流れなのでしょうか、派手さはあまりなく素朴な味わいです。

まとめ

洗練された京都で若干いもっぽい?風土料理をいただきました。

いもぼうは、海老芋は、里芋に比べるとねっとり感があまりなくほくほく、鱈もホロホロした食感が楽しめ、おいしくいただけました。祇園どうふ、とろろのり巻きは、素材から想像がつく範囲内でありそれほど感動するといった感じではないですかね。いもぼうを試してみたいと言うのであれば2,500円の御膳でも構わないかと思います。まあつけても3,300円ですのでそんなに変わらないと言えば変わりませんが、京都は他にも何かとスイーツなども多い街ですので、、、

立地は円山公園隣接ということで便利、店内も茶屋が発祥ということで素朴な感じですが雰囲気はあり京都っぽいと言えるかと思います。個室が保証されているわけではないですが小部屋ごとに区切られており、混んでなければ相席にならないというのも、今のコロナ禍のご時世で価値が高いかと思います。

 

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