宮島観光 〜紅葉谷・大聖院周辺〜

厳島神社を満喫した後は、ロープウェイで弥山(みせん)に登る予定でしたが、、、秋の行楽シーズンということでロープウェイ乗り場は大行列、これは無理ということで、弥山へ登るのは翌日にリスケとしました。

岩惣のチェックイン時間は15:00でまだ2時間程度ありますし、代わりに翌日朝に訪れる予定だった大聖院を訪れます。ロープウェイ乗り場から大聖院までは、紅葉谷公園を経由して山沿いの散策路でショートカットして向かいます。

紅葉谷公園

ロープウェイ乗り場の近く、もみじ川上流の雰囲気です。昭和20年の枕崎台風で土石流が発生し壊滅的な被害を受け、川の護岸も人工的な滝も再整備されています。

こちらの公園も一部は紅葉していました。でも背後がグリーンなところからもほんの一部であることがバレちゃいますね。

下流側の岩惣のすぐ近くです。先程の木ほど鮮やかではないですが、こちらも一部紅葉し始めていました。赤い欄干と合わせて絵になります。

四宮神社

公園の中か隣接なのか分かりませんが小さな神社がありました。階段に沿って連なる鳥居がいい感じです。

山沿いの散策路

紅葉谷公園から山沿いのルートがあり大聖院方向に抜けられます。その道を進んでいるとパッと視界が開けるところがありました。五重塔と千畳閣越しの瀬戸内海、廿日市市の景色です。なかなかの景色です。

鬱蒼とした木々の間を抜ける部分もあり、そこでは神の使いのファミリーに遭遇しました。

このファミリーは自然で自立した生活を送っているようです、親鹿はこちらを全く意識していません。すごい勢いで何かを食べていると思ったら、栗を食べているところでした・・・実りの秋ですね〜。

栗のイガは足や口で剥いで栗を殻ごとバリボリ食べています。子供の鹿は、栗を食べつつも「何か?」といった感じでこちらを見てきます。

そして、ん???笑った!?心が通じた気がしました。

大聖院

という道草をとりつつ30分ほどで大聖院に到着です。

大聖院は、真言宗御室派の大本山です。空海が唐より帰朝後宮島に渡り弥山にて修行をし、西暦806年に開基ということですが、実際は、20年の期限で唐に渡ったのに2年で帰国したことで、朝廷より入京を制限され帰国後数年、太宰府を中心に過ごしていた中で、ここを修行の地としたことがあったということです。いずれ高野山にて真言密教を確立しますが、山での厳しい修行という方向性はこの時にもある程度確立していたということですね。

仁王門

まずは立派な仁王門です。空海といえば三鈷(さんこ)ですね、空海の面影が感じられます。

入り口まで来ると、、、長い階段が気になりますが、若干紅葉した紅葉の張り出しの雰囲気もなかなかです。

境内

階段を登ったところには、観音堂(右)と摩尼殿(左)などのお堂とともに立派な木も。これは紅葉済なのかな・・・いずれにせよフォトジェニックです。

さらに階段がありますので登ってみます。一番上の大師堂の前から振り返ると秋の風景でした。若干標高が高いから???とも思いましたが、翌日山の上でもあまり紅葉してなかったのでそういうわけでもないようです。

建物は、万福堂(右)、勅願堂(右中)、観音堂(左中)、摩尼殿(左)になります。

ふと、「秋の雰囲気には俺が必要だろ?」と赤とんぼが近くの擬宝珠(ぎぼし)?にとまりました。

藤い屋で休憩

最後は、宮島表参道商店街に戻りもみじ饅頭で休憩にしました。

商店街の人出はかなりのものでしたが、藤い屋のイートインスペースは回転も早く空いているタイミングもありました。焼き立てをお茶と一緒にいただきます。こしあん2つ、疲れが取れました。

まとめ

10月末の日曜日ということで、紅葉にはちょっと早いですが秋の行楽シーズン真っ只中。厳島神社に加え、ロープウェイは大行列。弥山に登るのは翌日に延期し、紅葉谷〜大聖院あたりを散策してみました。この辺も、人はそれなりにいますが、混雑を感じることはなくゆっくり散策できました。

所々紅葉が始まっており、色としても秋を感じられましたが、栗を美味しそうに食べる鹿や、赤とんぼなど景色以外でも秋が感じられなかなか有意義な散策となりました。

最後は焼き立てのもみじ饅頭で。そろそろチェックインできる15:00ですので宿に向かいます。

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