South African Airways (南アフリカ航空) SA287 (香港 → ヨハネスブルグ) ビジネスクラス搭乗記

朝の5時にANAで朝食を食べ、シンガポールで半日観光し、その後香港へ移動、買い物をしてシャワーを浴び、長い一日がようやく終わろうとしています。移動手段兼本日の宿泊場所SA287便です。香港を深夜23:55発、フライト時間は13時間10分、インド洋横断の超ロングフライトです、時差の関係でヨハネスブルグには朝7:05の到着です。

機材 Airbus 340-300

シート

13時間のロングフライトということもあり4発機のA340-300です。南アフリカ航空は、ヨーロッパ南部からの一部路線にはA330-300を使っており、そちらはスタッガードに改良されていますがA340-300はまだ古いままです。広さは十分ですが、設備的にはちょっと古さが否めませんね。深夜発ということもあり出発の45分位前から搭乗開始になります、いつもは最後の方で乗るのですが、私たちも疲れ気味、早々に搭乗し快適な環境整備に勤しみます。

事前の座席指定ではかなり空席が目立っていたはずなのですがなんと満席です。Aコンパートメント窓側最後列の背後を取られないプライベート感が多少あるシートを指定しておいて良かったです。

エンターテイメント

モニターは、前席埋め込みではなく肘置きに格納されるタイプです、一応15インチあるので実際取り出してみるとサイズは思いのほか大きく十分です。画質はちょっと荒い感じで古臭さを感じます。

内容もあまり充実してないですね、ただ24時間で3フライト目ともなると、私(旦那)はもうあまり見る気がしません。アフリカの音楽が充実していましたので、それを聞きながらフライトマップを表示させ、アフリカ上陸に向けて気持ちを高めて過ごしました。

アメニティキット

アメニティキットもあらかじめ座席に用意されていますが、一つは写真のようにファスナーがうまく閉まらない、ちょっと品質はイマイチな感じです。。。事前情報の通り、スリッパはありませんでしたので、当初の算段通り先ほどのシンガポール航空でもらったのをこのフライトで使いました(靴下はありましたがトイレに行くのには心もとないですので)。

機内食

朝5時より一日(移動も多いですが)なんだかんだ活動してそれなりに疲れていましたが頑張って頂きました。西向きの13時間のフライトは、深夜発にも関わらず到着は朝7時になりますので、時差ボケを調整するためにも少しでも夜更かしして時間を夜型方向にシフトさせるのがベターです。

ディナー

ディナーをオーダーしていたのは全体の半分位でしょうか。寝ている方も多いので照明は落とされた状態でのサービスです。

アミューズ : カナッペセレクション

サーモンのオープンサンドと、野菜を野菜で巻いたもの、きゅうりの上にツナの炙りです。それぞれ大きめでボリュームがあります。サーモン、ツナは普通においしかったです。真ん中の野菜は味がなさそうだったので食べていません。

前菜 : アーモンドスープ

深夜だし、食傷気味なので2人揃って「本日のスープ」を選択しました。アーモンドのスープということで、炒ってないアーモンド特有の独特な味、香りで素材に忠実なお味でした。コクが若干足りませんでしたが左上にあるバター&塩コショウで調整したらおいしくなりました。

前菜としては他に、鶏胸肉のスライス(人参のコールスロー、マヨネーズソース)、季節の野菜サラダ(ハニーマスタードソース)の計3種から選択できました。

メイン1 : グリルドシーフード

私(嫁)オーダーのシーフード、シュリンプと白身魚(スナッパー:鯛)、付け合わせはジャガイモ、ニンジン、インゲンなど茹で野菜、ロマネスコソースです。かなりのボリュームです。

メイン2 : ビーフフィレ

私(旦那)オーダーのビーフフィレです。こちらはマッシュルームソースでオーソドックスな形でした。付け合わせのマッシュポテトはドライトマト、香辛料が混ぜられておりアフリカっぽい味付けで一足先にアフリカ上陸です。&野菜のグリル(パプリカ、ズッキーニ)です。

デザート : アイスクリーム

ハーゲンダッツのアイスクリームでした。

他にチーズいるか?といわれましたが満腹で断念しました。

朝食

到着2時間前くらいから提供されます。13時間のフライトですので、ディナーが終わってから十分な時間(8時間くらい?)経っています。こちらはほとんどの人がオーダーしていました。夕食をスキップした人たちにとっては10時間程度のファスティングになりますからね、お腹空くでしょうね。もちろん、頼めば食事の時間でなくても何か食べ物もらえると思いますが・・・

朝食は、メインの種類と、ヨーグルト、フレーク、ミューズリーなどから欲しいものをきかれてオーダーしたものがお盆に乗せられて提供されます。

朝食1

私(嫁)オーダーのフルーツサラダ、ヨーグルト&コンポート、ミューズリーwith ホットミルクです。フルーツが色合いが暖色系で揃えられており綺麗です。

朝食2

私(旦那)オーダーのマッシュルームオムレツ、ソーセージ、ほうれん草、ポテト、ヨーグルト&コンポート

キノコは若干匂いが強めで寝起きにはキツかったですが味はおいしかったです。ほうれん草も結構量があり食物繊維がいっぱい取れてヘルシーです。文句ありません。

メインは他にエビのヌードルが選べます(多分、香港便ということで中華です)。

窓からの眺め

必死に太陽から逃げてきましたが、朝食時にはいよいよ朝日に追いつかれてしまいました。あと少しでヨハネスブルグに到着です。エンジンが片側2個づつあるのがA343の特徴です。

まとめ

結構酷評されている南アフリカ航空ですが、シート、エンターテイメントは確かに若干?相当?古いですが、それ以外は普通、むしろ好印象でした。シートも、古くてもフルフラットにはなりますし、ゆりかごみたいにお尻を落として膝を上げてずり落ちないようにするといった微調整がきき、何気に長時間でもダメージなく過ごせました。リクライニングの状態は昨年のターキッシュより微調整が効く分快適でした。

機内食は特別おいしいわけではありませんが、まずくて食べられないというレベルでもなく、CAさんの対応も、私たちの担当の方は東洋人の方(おそらく香港の方なのかな?)でしたが、食事オーダーもメニュー取り出さなくても選択肢を口頭で教えてくれるし、ヨーグルトにコンポート入れなーとかいろいろお世話してくれ、特に悪い印象はありません。前3列と、後ろ3列で担当が分かれているようでしたが、4列目の私たちのところは、おしぼり、パン、ドリンクなどは前方、後方それぞれの担当の方からほれほれとオファーがあり、サービスに全く不満はありませんでした。ベッドパッドや掛け布団もあり、ソフト的には悪くないんじゃないでしょうか。

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