クルーガー国立公園 サファリ : AM Reserve (AMリザーブ)

遠くドラゲンスバーグに沈む夕日です。

ゲームリザーブ概要

ロッジ周辺の敷地はプライベートリザーブになっており、面積は聞いたところ8〜10km²ということで中央区よりも小さい位でそれほど広くはありません。Manyeleti GRが平坦であまり起伏がないのに対し、このAM Reserveは起伏が大きく道路もバンピーです。それでも彼らは自分たちのプライベートリザーブを持っていることに誇りを持っているようで、サファリの途中でアイスクリームのプラスチックボックスが森の中に転がっているのを見付けたらちゃんと拾いに行って回収していました。最初はルールを守らない不届き者がいるのかと思っていたのですがそうではなく、おそらくバブーンの仕業だと、、、ゴミはリザーブの外から持ち込まれることも多いのだとか、維持管理も大変そうです。

水辺もあり、サバンナというよりは密林のような雰囲気の場所もあります。水辺をジープでザブザブ進んで渡るのははじめはびっくりしますが、そのうち慣れます。

動物たち

ビッグ5

そもそも象(Elephant)はいないということです、サイ(Rhino)も多分いないかと思います。北側隣接のカパマ(Kapama GR)にはいるのでいてもおかしくはないですが、サイは1匹あたり2km²の縄張りを必要とするということですので8〜10km²のゲームリザーブではちょっと狭いですかね。

ライオン(Lion)

サファリ中ではなくメインロッジからゲートに向かって移動中にサファリカーに乗っていたトラッカーが見つけました。で、私たちはその時ワンボックスに乗っており分け入っていくわけにはいかないので、トラッカーが反対側からこちら方向に追し出して来ました。という経緯で、この子たちはこちらを警戒して、不安げな表情をしています。写真を撮るためにワンボックスの窓を開けただけでもビクついていました、ゴメンよ〜。鼻もピンクだしサイズも小さいので2、3歳の子供のメスかな???

ロッジ周辺はせいぜい草食動物だろうと思っていたのが裏切られました。夜に星空を撮りにテラスに出ていたのも実は危なかったのかもしれません・・・注意事項としてそれほど厳格には言われていませんでしたが、、、まあ明確にダメって言われても嫌なのでこちらからも確認してないわけですが。

バッファロー(Baffalo)

バッファローは十分写真撮ってたと思っていましたが、AM Reserveで残っていたのはこんなのしかありませんでした、、、中分け、外ハネのパーマヘアに見える角が辛うじて確認できます。草原に多いバッファローが鬱蒼とした森の中にいるという雰囲気が若干斬新かもしれません。

ヒョウ(Leopard)(の痕跡)

ヒョウが餌をひきづった跡(Drug Mark)です。これは昨晩ということで付近を捜索したのですが去った後でした、残念〜。別のゲストがヒョウを見たのはこのAM Reserveでやはり木が多い環境ということもあり木の上にいたと言っていました。木の上のヒョウも見たかったな〜。

特にトラッカーは、徒歩で森の中まで分入って探してくれたのですが、危なくないのか聞いたところ、大体攻撃してくる前に何らかの威嚇の合図があるのでそれが分かれば全然大丈夫とのことでした。素人はそれが分からないから車から離れるのが認められてないんでしょうね。

草食動物

キリン(Giraffe)&インパラ(Impala)

何気にManyeleti GRで見られなかったキリンです。

飛行機から到着する際に見ているといえば見ていますが、

サファリでちゃんと見たのはここAM Lodgeでしかも最終日の朝でした。

優しい顔をしています。葉っぱをムシャムシャ食べながらこちらをのぞき込んできます。

最後の最後にロッジから荷物を運び出してチェックアウトに向かう際にもサヨナラの挨拶を言いに来てくれました、またねー。

クドゥー(Kudu)

これもManyeleti GRでは見れていません。目もよく、耳もよく聞こえ、嗅覚も優れ他の草食動物からも信頼されている最強の見張り役ということです。これはメスです。大きな耳をこっちに向けて偵察しています。

3日目の夕方、マイテラスでまったりしていた時に下界で木をバキバキ搔き分ける音がしました。恐る恐る近付くと、そこには立派な角を持ったオスのクドゥーが。。。この高低差、距離でもすぐさま目が合い一目散に逃げて行きます、さすが警戒心最強のクドゥーです。

(中央の柱の右側にネジネジの角を持った動物がこちらを見ています)

ヌー(Gnu, Wildbeest)

この後、強い風が吹いて彼らは一斉に走り出します。風により混乱したとのことです。誰か1人が走り出すと追いかける習性があるようで・・・

シマウマ(Zebra)

鬣(たてがみ)がピンと垂直になっているのが健康の証ということで彼らは大丈夫そうです。お腹がパンパンなのは、草の消化の過程でガスが溜まっているということで私(嫁)はかなり合点がいっているようでした。

ニアラ(Nyala)

これもここでしか見られませんでした。親子(母・子)です。AM Lodgeはシマシマな動物が多いのかな。後ろの建物はメインロッジです、部屋の近くにもいなかった?とドライバー。かわいいですね。

ウォーターバック(Waterback)

正面から見るとお髭が凛々しいです。木の枝がジャマです。AM ReserveはManyeleti GRに比べ木々の密度が高いのでちょっと距離があると被ってしまうケースが多いです。

サバンナモンキー(Savanna Monkey)

最後のサファリを終えて、朝食を食べてると庇からピョロっとなんかの尻尾が垂れてきたと私(嫁)が捜索に出かけます、真っ白な綺麗な猿でした。彼らは目が合うと逃げてしまうのでいい写真が撮れません。アイスのプラスチックの入れ物を森の中に持ってくのはこいつらの可能性もありそうです・・・

他にはサファリ中にはプンバ(Warthog)も見たのですが、走り周っており写真には撮れませんでした。その他、夜間木の上に小動物、部屋の屋根におそらく沼マングースと小動物系も色々生息しているようです。

その他

プロセショナリーワーム(Processionary Worm)

車が急ブレーキで止まった理由がこれです。そしてお気に入りになってしまいました。一糸乱れぬ芋虫の大行列です。ムニムニと、、、間隔を一切開けない行進はまるで軍隊のようです。なぜ君達はそこまで前のやつを信用できるのか???実際、すでに車道に出て来ていて危うくひかれそうになっていたよ。と言ってもムニムニ進んでいきます・・・

こちらは別日に木にいた行列です。この日は最終日でしたが、晴天の多い乾季で珍しい曇り/一時雨ということで気温が低く眠ってるとのことです。色も若干違いますねー。それは餌とかによるものなのかな???

まとめ

ロッジ周辺のAM Reserveは広さ的にはあまり広くなくこじんまりしていますが、Manyeleti GRでは見かけなかった動物も多く、一概にManyeleti GRの方が見やすいというわけでもないかと思います。

ロッジ周辺にライオンやキリンが出没、部屋からもクドゥーを目撃、メインロッジにはニャラとサバンナモンキーが、、、自然の中に滞在した醍醐味を感じることができました。派手さはないですが、それなりに数多くの種類の動物が生息しています。特にキリンは最終日に見られて良かったです。ヒョウも見られれば完璧だったんですけど、そこまで上手くはいきませんでしたね。また今後!

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