日光観光 〜【世界遺産】日光東照宮〜


神橋を脇から見学した後は表参道を通って東照宮に向かいます。ルート的には途中に輪王寺がありますが本日はスキップ、輪王寺は翌日参拝の予定です。

表参道

三が日ですので結構な人出です。ただ、前年の福岡の住吉神社や櫛田神社ほどではありません。

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まあ、あちらは人口150万人の政令指定都市の仕事始めの日でしたのでそれに比べればまだ少ないです。参道には露店なども出ておりお祭りのようでもあります。

いよいよ東照宮に近づいてきました。

石鳥居

表参道はすり鉢状で中央がくぼんだ形状になっていますので、遠くからも実は石鳥居は見えていました。いよいよ近づいてくるとなかなか大きい建造物であることが分かります。でもとあるガイドブックには直径3メートルとの記載がありますがそこまでではないです、たぶん外周3メートルの間違いでしょうかね。

五重塔

石鳥居をくぐり表門に向かって左手に五重塔があります。入場も出来るようですが別料金です。私たちは初日光でとりあえずパス、王道の本殿方向に向かいます。

ここから先は制限エリアで入場料が必要になります。電子マネー対応でした、素晴らしい!

インバウンド旅行者の利便性も考えてクレジットカードのコンタクトレスにも今後是非対応して欲しいところです。入場料は一人1,300円で結構高額ですが、実際中を見学してその位はしょうがないと納得できる絶妙な値段設定でした。

表門

全くスルーしがちですが、これもよく見ると絢爛豪華です。
想像の象もこの門にもあります。梁柱も金と青の組み合わせがゴージャスです。

表門を入ると、参道の石畳がクランクしています。

一直線の参道とは違って、豪華な建物が複数目に入ります。まだ一番有名な陽明門、唐門は見えていませんがこの段階でも普通の寺社とは派手さが違い圧倒されます。

上神庫(象)

こちらが想像の象と呼ばれている上神庫の象になります。冬の角度の低い日の光が、ちょうど象を際立たせるような当たり方で幻想的でした。

私たちはチョベのサファリで一生分の象を見てきましたがまあ概ね間違ってないです。

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お腹は白くないのと耳は大きいですが耳の穴は大きくない、足は4tの重量を支えるために円柱形というのはありますが、実物を見たことがない状況で作ったのであれば上出来でしょう。

神厩舎(猿)

こちらの建物が馬屋ということは知りませんでした。三猿が有名ですが、もっといっぱい彫刻があります。復元?修理によってアニメチックになったという話をどこかで耳にしましたが違和感は感じませんでした(顔だけアップにしたらそう感じるのかな?)。毛並みまで繊細に色付けされておりきれいに修復されています。

有名な三猿です。毛並みもきれいです。

この建物には運がいいと馬がいるようですが、私たちの訪れたタイミングでは残念ながらいませんでした。

唐銅鳥居

ここまで来ると奥に見えている陽明門に気を取られがちですが、これ自体も青銅でできた珍しい唐銅鳥居です。青銅で出来た鳥居としては日本初で家光の資金で作られたとのことです。東照宮は石、金属、木材と素材のバリエーションも豊富です。

陽明門

いよいよやってきました陽明門、平成の大改修を経てピカピカです。改修が終わって一年以上は経っており、その間当然雨が降った日もあるでしょうがこの輝きには驚きです。

ピッカピカです!!!

その下には数え切れないほどの龍がたくさんに見えますが、(上から)2段目は「息」という霊獣で龍とは違うらしい、その違いはよく分からない。さらにその下の白いのは「目貫きの龍」です。

唐獅子君止めが合います。その上の段には中国の仙人などの彫刻が複数配置されています。

肘木の段々も黒金で手間が掛かってます。獅子たちはみんな同じ方向に叫んでいます。
これは確かにいつまで見ていても飽きません、首が痛くなってきます。

この門の中にいる人のモデルはよく分かってないようです。やはり皆さん上部に目が行きがちでこの方はスルーされがちでした。

回廊の彫刻も部分部分改修されているようでした。立体的な作りが半端ないです。孔雀の飛び出し具合もなかなかです。

陽明門を内側から。こちらから見てもピカピカです。

内側の右手から2本目の柱(魔除の逆柱)は、「完成すると後は壊れるだけ」ということで敢えて模様を上下ひっくり返して未完としているということです。

唐門(鶴)

陽明門の奥は唐門です。奥の本殿の屋根は依然として修理中で足場が残っていますが、唐門自体は完了済みです。

こちらも国宝だけあって凄まじく立派です。白ベースに黒(こげ茶)と金の装飾です。左右の柱には、昇龍(のぼりりゅう)と降龍(くだりりゅう)、寄木細工で作られているとのことです。上部にはこちらも中国っぽい装飾が。

ちょうど光の当たり方が、彫刻の立体感がよくわかる角度でした。扉の模様も超絶細かいです。

右端の鶴は、某航空会社のロゴのモチーフになった?と言われています、確かに似ています。鶴マーク一つをとってみてもデザイン性が素晴らしいです。

東回廊(眠り猫)

非常にきれいな彫刻&色彩です。下から見ると足が隠れているので寝ているように見えます。

ちょっと離れたところから見ると寝ていないんです、目は閉じていますが体制は飛びかかる前の踏ん張っている状態に見えます。

裏のスズメは寝てる猫の近くで遊んでいる平和の象徴ということですが、危うしです!こちらは改修されてないんですね。

この門は、奥宮への入り口なのですが、往復30分かかるということでパスしました。

本地堂(薬師堂)

再び陽明門から出て薬師堂に向かいます。鳴龍(なきりゅう)で有名です。内部は写真が禁止されているので写真はありません。入り口には靴箱がありますが「靴は盗まれるからビニール袋に入れて持ち歩くことを推奨します」と案内があります、、、うーん、こんな神聖なところでそんなことをするなんて、、、複雑な心境ですね。

見学は個人でできません。グループに分けられ寺社の方に連れられて説明を聞き、最後に拍子木で鳴龍のデモンストレーションがあります。場所によって聞きやすい場所と聞きにくい場所があるようです。集団で誘導されるときに後ろの方で着いていくと良いでしょう。天井の龍が鳴いてると捉えるどうかは、、、まあ反響音です。

それ以上に驚いたのはこの担当の方の営業力です、「鳴龍の鈴。この反響音をご自宅で、鈴は希望がこぼれないように切れ目がない形状、今しか買えない限定カラーがあります!永代使えます!」とか、、、危うく買いそうになってしまいました。結構ビジネス寄りにシフトして修繕費を稼ぐミッションを担っているのでしょうか。それで今の入場料が維持されているのであればウェルカムです、頑張って下さい。

まとめ

個性的な彫刻、派手な建築で思った以上に楽しめました。自然、動物をモチーフとして積極的に取り込んでいる点、金属などの新素材を活用している点など、見終わった感想としてなんとなくサグラダファミリアに通じるものを感じました。彫刻や組み立ての仕上げの繊細さは断然東照宮ですが、宗教と芸術は非常に関係が近く、人間も自然の一部であり、自然をモチーフとする感覚も世界共通なのかとも思います。

混雑具合も混んではいましたが身動き出来ないほどでもなく良かったです。所要時間は、奥宮には行っていませんがゆっくり見てまわって大体45分ほどでした。

これから続けて二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)に向かいます。

 

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