ターキッシュの海外発券格安チケット活用

正月ボケも解消した2018年2月某日。ついに納得のいく航空券を見つけました。バンコク発イスタンブール経由カイロ行き&カイロ発イスタンブール経由成田行ビジネスクラスで一人当たり180,000円!

この経路情報で航空会社の目途がつく人は通ですね、、、ターキッシュです。機内食とイスタンブールのラウンジが非常に評価が高く、一度乗ってみたいと思っていた航空会社です。

2018年の事情

2016年から2017年にかけての業務出張のおかげでGHAディスカバリーのBlack Tierになりました。世界的にあまりメジャーではなく情報が不足していますが、調べてみるとプログラムの参加企業もベネフィットも非常に個性的で、せっかくですので活用したいと思っていました。

その期限が2019年2月に失効するということで最大限活用したプランを組み立てようというとしていました。GHA Discoveryの特徴は、こちらにまとめています。

簡単に最上位Black Tierの特徴をまとめると以下になります。

  • ダブルアップグレード
    アップグレードは多いですが、2カテゴリーというのは聞いたことがありません。昔からの憧れのホテルに泊まるならこのタイミング。
  • アーリーチェックイン/レイトチェックアウト
    9:00からのアーリーチェックイン、18:00までのレイトチェックアウトが可能です。結果的に有効に活用できるプランとなりました、後述。
  • Local Experience(Black)
    キャッシュバックや無料宿泊の代わりに地域の体験(食事やスパ、アクティビティなど)を提供します。このLocal Experienceを稼ぐために2018年GWに中国でGHA系列のホテルに宿泊してきました。

こうしたベネフィットをうまく活用してプランが組むことを目指しました。

目的地検討

イスタンブール

まず、GHA 加盟ホテルの中に、昔から気になっていたホテルがありました、

イスタンブールにあるCiragan Palace Kempinski(チュラーンパレスケンピンスキー ↓)です。クレジットカードの会員誌か何かで見かけたのがきっかけですが、ボスポラス海峡に面した元宮殿を売りにしたホテルです。イスタンブールは、シルクロードの終着地でありアジアとヨーロッパの文化交流地点で、古くは東方正教会系の総本山、その後イスラムの支配などもありエギゾチックなイメージで以前より訪れてみたい都市でした。

近代では、オリエント急行の終着駅でもあったことも鉄分が多少ある私たちには魅力的です。一時期テロの頻発やクーデター未遂など情勢不安でしたが、最近はだいぶ落ち着いてきた印象です。

まずは、ここをターゲットとしてフライトをいろいろと探しました。

当初は、東京発着の航空券で探すとアエロフロートが安く、ついでに近くも含めて、東欧のパリと呼ばれているブカレストや、これまたいつか訪れたいギリシャのメテオラなどとの組み合わせをいろいろと探しました。アエロフロートおよびトランジット都市のモスクワは嫌いじゃない(むしろ好き)ですが、さすがに2年連続というのはちょっと芸がないということで別のアプローチに。

東京発着があまりいいのがないとなると海外発券、ソウルや香港発着から東南アジアに範囲を広げます。そんな中で全体的に安めに出るのがバンコク発。最終目的地をカイロにすると一段と安くなります。大体15~20万円台前半のチケットがごろごろ出てきます。そんな中にふとターキッシュが含まれていることに気付きます。ターキッシュはイスタンブール乗換えです。ここでストップオーバーすれば、当初目的を果たせる!!!ということで有力候補に出くわします。

  • 往路:
    バンコク 21:45発 → 4:00着 イスタンブール 6:25発 → 7:40着 カイロ
    バンコク-イスタンブールはオーバーナイトで、バンコクに十分な滞在が取れます。乗り継ぎ時間も2時間25分、短すぎず、長すぎず程よい感じです。
  • 復路:
    カイロ 8:35発 → 12:00着 イスタンブール(ストップオーバー)20:10発 → 9:40着 バンコク
    カイロ発は朝早いですが、本命のイスタンブールでの滞在を長めとするために朝一のフライトとしました。イスタンブール発は20時台発とこれまたイスタンブールの滞在を長く取れます。

ここで気づいたことは、イスタンブールに目的地にするのに最終目的地をイスタンブールにする必要はないということです。これは今後のプランニングに対しても有効なパターンになります。

(航空会社によりハブ空港が決まっており、基本的にトランジットはその空港になります。この対応を覚えておくと、細かくフライトチェックしなくてもある程度想定が付くので便利です。)

カイロ

上記のプランでは、カイロ訪問が濃厚になります。カイロ自体はいろいろな面で個人旅行には難易度高めという話をききますが、ピラミッドにはいつか行きたいと思っていました。イスタンブールと同様こちらも、2013年のクーデターや2015年のISILによる旅客機爆破テロ(コガリムアビア航空9268便 – Wikipedia)と一時は観光で訪れる状況ではなかったですが最近は落ち着いてきているようです。外務省の安全情報でも当時カイロ周辺はレベル1まで引き下げられています。

https://www.anzen.mofa.go.jp

一方でもう一つ乗り越えなければならない課題があります。

カイロ、特にピラミッドを訪れている方々の旅行記を見ると、観光客をだまそうとする一部のエジプト人に嫌な思いをしたという記事やタクシーが一筋縄でいかないといった記事を見かけます。特にピラミッド周辺はそうした事例が多いようで、この辺は何かしら対策をしておきたいところです。

バンコク

海外発券の出発地がバンコクになりました。

出発時間は21:00台ですので、東京朝発バンコク夕方着を使えばトランジットでつなぐこともできますがせっかく訪れるので2泊滞在することにします。バンコクは2008年以来10年ぶりになります。しかもその時もバンコクに目的地として行ったというよりは、プーケットに行く予定が、プーケットの空港が暴動で閉鎖となりバンコクに流れ着いたという状況でした。たまたま持っていたガイドブックが「タイ」の括りだったため、リカバリーできました。

バンコクはそんな中で突貫で3泊しましたが、それなりに楽しめ印象は悪くありません。せっかくなので、再びチャオプラヤ川、マンゴータンゴーに再訪しようと思います。

2008年のバンコク

当初目的地と違うバンコク行きの飛行機に載せられバンコクを急遽勉強中 ( ..)φメモメモ(2008年8月)

当時は、ホテルはミレニアムヒルトンを選択、空港のインターネットカフェから予約、エグゼクティブラウンジアクセス付にアップグレードして頂きました。

空港閉鎖は、2日後には再開してました、ただ暴動が起こっている場所では観光やビーチも楽しめないでしょうからね、行けてなくてよかったかも。バンコクは緊迫した様子もなくみんな普通に観光していたので私たちも観光に向かいました。(2008年8月)

ターキッシュ フライトプランを一工夫

おおよそプランは出来つつありましたが、ここからもう一工夫してみました。通常、出発地と帰着地は同じ都市で手配することが多いと思いますが、発着地は違う都市としてもある程度の範囲内であればラウンドトリップ扱いとなる場合があります(これもオープンジョーの扱い)。どうもターキッシュは、タイと日本はアジアというくくりの中で同一リージョンとして扱っているようで、帰りの便をバンコクから東京にしてもほぼ同額でした。

  • 往路:
    バンコク 21:45発 → 4:00着 イスタンブール 6:25発 → 7:40着 カイロ
    変更なし
  • 復路:
    カイロ 8:35発 → 12:00着 イスタンブール(ストップオーバー)1:40発 → 19:10着 東京
    カイロ-イスタンブールは変わらず。イスタンブール発は深夜1時台発となり、さらにイスタンブールの滞在を長く取れます。イスタンブールの街中で夕食を楽しんだ後空港に向かっても十分です。というか遅すぎて眠すぎかもしれませんが東京行きはこれしかないのでまあ。それでもバンコク経由で帰るよりも到着は早いです。

帰りがダイレクトで帰ってこれるのは大きな改善です。時間的にも効率的ですし、別途手配が必要な東京-バンコク間のフライトも片道分でいいですし…

ということでターキッシュは上記が最終形としなりました。

ちなみにターキッシュのチケットクラスは、往路がJ、復路がKとなり、ANAに加算する場合それぞれ100%、125%貯まります。プレミアムポイントの400ポイントボーナスも対象です。United Mileage Plusに加算する場合も、それぞれ100%、125%貯まります。

東京-バンコクの手配

東京から出発して東京に戻ってくるためには、上記と別に東京-バンコクのフライトを別途手配する必要があります。東京-バンコク間は結構な距離があります。フライト時間も標準的には7時間弱。ある程度のコストはしかたないかと思っていましたが、検索してみるとなんとScootで片道12,500円!!!レガシーキャリアのビジネスクラスとまではいかないけどプレエコ相当ではあるScootBizでも25,000円!!!LCCですので、エコノミーは、座席指定、預入荷物、機内食などは含まれていません。それにしてもこれは思いのほか安いです。ただ、3日後にはSccotBizは36,000円とかまで値段が上がってしまいましたので、なんか悔しいのでエコノミーで行くことにしました。この区間だけ頑張れば後は快適なフライトです。LCCは2~4時間程度の短・中距離フライトは何回か乗ったことがありますが7時間は未経験です。

Scootは以下のような制限があるということで、準備の上対応したいと思います。

  • 飲み物/食べ物の提供なし
  • (表向きは)持ち込み禁止(日本発は多少緩いという情報も)
  • ブランケットの貸出を増やすために機内は極寒という噂も…ストールなどを活用して対策しようと思います。

金額は、預入荷物、諸経費含め2人分で37,000円弱となりました。座席指定は Scoot in Silenceに、機内食はおいしそうじゃないのでパス、ついてからのAnantara BangkokでAfternoon Teaが付いているのでそこまでガマンします。

と言っていながら、カウンターでリーズナブルな値段でアップグレードオファーなどあったら乗ってしまうかもです。初めての長距離LCC、どうなるか、これはこれで楽しみたいと思います。

まとめ

2018年夏は、LCCでバンコク、バンコクで2泊した後、ターキッシュのビジネスでカイロへ。カイロで3泊(ホテルは2箇所、移動あり)その後、イスタンブールに移動して3泊、その後、ダイレクトで東京に帰国。いつもの移動しまくりのプランとは違い、比較的滞在時間が長いゆったりとしたプランとなりました。

今回は、GHAディスカバリー Blackのベネフィットを活用し、ホテルライフを満喫するのが目的の一つなのでホテル/Local Experienceもこのフライトの検討と並行して詳細に詰めています。ホテル編でご紹介します。

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