北京から天津に向かうのに中国新幹線CRH(京津都市間鉄道)を利用しました。

北京側の駅は「北京南站」、天津側は「天津站」に向かう便を選んで予約しました。この区間は、距離にして120km、所要時間は35分ほどです。天津には天津南や天津西もありますが、こちらは中心地から遠いので天津行きがおススメです。120kmは東海道新幹線でいうと東京から三島に相当します。

運賃はクラスにより異なり、

  • 二等席 CNY 54.5(950円)
  • 一等席 CNY 88(1,500円)
  • ビジネス席 CNY 174(3,000円)

です。ちなみに、東海道新幹線で東京 ⇔ 三島の運賃は、自由席で4,000円、指定席で4,720円、グリーンで6,750円です。さすが中国、激安です。

せっかくなので、行きはビジネス席、帰りは一等席にしました。(実際は、帰りは予約開始に気付くのが遅れ、予約しようとした時にはビジネス席が売り切れてしまっていたというのが実状です。ビジネス席を希望する場合は開始直後に予約するように頑張ってください。特に京津線の場合は、10席程度しかありませんので速攻埋まってしまいます。)

予約方法、チケットの入手方法

中国新幹線の予約はインターネットで簡単に出来ます。

特に私たちが乗った便は中国でも3連休だったこともあり連結部まで人があふれていました(2等席チケットで立ち乗りが可能)。あらかじめ予定できる場合は予約しておくことをお勧めします。私たちはTrip.comで予約しました(これは中国で旅行販売を牛耳っているCtripの外国人向けサイトです…)。

ここ予約し代金を支払うと予約番号が発番されます。これを駅の窓口で伝えることでチケットをピックアップできます。

ビジネスクラスのPrivileges

ビジネスクラスは1等のほぼ倍の値段です。席の専有面積が倍以上なのでそれだけでも元は取れるとも言えますが、他にも享受できるメリットがあります。いろいろ開拓してきましたので、参考になれば幸いです。

ビジネスクラス専用窓口

中国新幹線は、日本の新幹線のチケットと同様の磁気チケットが必要です。

セキュリティチェックを受けて入場したコンコースでチケットの発券が必要です。チケットカウンターには、数十のブースが並んでおり、大きく2種類、予約なしの人がチケットを買うブース、予約済みの人がチケットを受け取るブースがあります。

そんな中に、目立たない感じで、ビジネスクラス 専用窓口が紛れています。下の写真で、電光掲示板の下に青色でそれほど目立たない形で「商務座〇先取票(Business Class Priority Ticket Pickup)」と掲げられているのが分かりますでしょうか。37番ですね。説明の通りビジネス席の人だけが使えるブースでここだけは人がいませんでした。ラウンジ入り口のすぐそばのブース群の中に埋もれていますので、ビジネスクラス乗車の方はあきらめずに目を凝らして探してみてください。

ここで、携帯にキャプチャーしていた予約番号をガラス越しに見せると、窓口の人がその番号をシステムに打ち込み、チケットを発券してくれます。(Trip.comのアプリでも表示できますが、オフラインの状態で表示できるかどうか分かりませんので、ネットにつないでない人は事前にその画面をキャプチャしておくと便利です。)

ちなみに、乗車駅での発券は無料、他の駅での発券にはお金がかかる(5元/チケット?)との情報もあったのですが、この人ごみのブースに並ぶくらいならその位安いもと考え、往路・復路とも発券しましたが特にお金は取られませんでした。帰りの便は1等でしたが、ここはビジネス席のカウンターとか細かいことも言われずに発券してくれました。中国も融通聞くようになったじゃないか、昨日のネガティブな印象が挽回です。30分かかるとか言われていた発券が5分もかからずに済み拍子抜けでした。ビジネス席の方はぜひ活用を。

ビジネスクラス専用ラウンジ

ラウンジは上海など長距離路線の人専用といううわさも聞いていたのですが、外のコンコースは混雑が半端ないので、しれっとチケットを見せると入れました。

ただ、ラウンジも相当混雑していました。広さもそれほど広くなく、椅子も9割方埋まっていて座る場所に苦労する感じです。でも外にいるよりは大分ましですし、ひっきりなしに発車するので回転は早いです。スタンバっていればそのうち空きます。飲み物、軽食(お菓子のみ?)コーナーがありますが大したものはなく使っている人はほとんどいませんでした。私たちは、当初、駅で何かランチでも食べようと思っていたのですが、ダンキンドーナッツをテイクアウトしてここで食べました。

空港のラウンジをイメージしているとギャップで残念な気持ちになるのでそんなに期待せずにどうぞ~。

優先搭乗

中国新幹線の乗り方ですが日本と違い結構面倒です。ホームで待つことはできません。これは始発、終着駅だけなのかもしれませんが乗車は以下の流れです。京津線(京阪の京都ー大津線ではないです、北京-天津線です)の北京南、天津は共に始発、終着駅です。

  1. コンコースで待つ
  2. ホームは列車ごとに割り振られホームへ向かうゲートは電車の出発分10~20前に開く(基本的にホームへの入口と出口は完全に分離されており一方通行)
  3. どっと雪崩れ込む
  4. どれだけゲート前に人がいようが、5分前でゲートクローズ
  5. 定刻で電車出発

この 3. が育ちのよい日本人にはなかなか難易度が高いのです。4.を食らったら時間変更はしてもらえるようですが、混んでたら席はとれないかもです。で、ここで役に立つのがこの優先搭乗です。ビジネスクラス客は、駅係員の誘導で、ゲートオープンの直前に脇からささっと入れてもらえます。雪崩に巻き込まれなくて済みます。

優先搭乗があることはうわさでは聞いていましたが具体的な手順は不明でした。ラウンジで観察していたのですが、

  1. 係員が何か叫ぶ(想像:〇〇便にご乗車の方は前方にお集まりください)
  2. 係員の周りに人だかりができる
  3. まとまって出ていく

という流れのようです。この何か叫ぶのは中国語オンリーです。私たちは、搭乗開始時間に近づいたあたりから、案内があるたびにこの電車?という感じでチケットを見せて置いてかれないように注意しました。

いよいよ私たちが乗る電車の番です。

はぐれないように必死について行きます。もうすでに隊列は乱れつつあります・・・

ゲート脇を通ってエスカレーターを降りてホームに着きました!

これは結構価値があると思いました。特に北京南のような混雑する駅では有効です。ラウンジから来なくてもゲートの近くでスタンバイしておくのでもいいかもですね、それらしい集団が来たら、合流してチケット見せて入るのでも。

C2061便

で、シート紹介の前に外観から。事前調査では見たことがないタイプの車両でした ↑、色合いも。これは正真正銘の独自開発なのでしょうか、逆に怖いなー、日本製か、ドイツ製がよかったです。席は連結部分で真ん中だから何かあっても助かるかなー。

ビジネスクラス ゆったりシート

ビジネスクラスは編成の端の車両にあります。私たちの乗ったのは2編成連結の連結部分でした。広いスペースにシートは5席(端から1列目が1+1、2列目が1+2)。私たちは、1列目の1+1の2席でした。

1列目から2列目の1+2の様子です。

シート自体はこんな感じです。

フルフラットになりますが35分ですからゆっくりする時間はありません。シートをいじってお菓子をもらって、雑誌をぺらぺらめくっていたら到着しました。

ちなみに予約の際に席の指定はできません、完全な運任せになります。前の席は、中国人親子3人組でした。

飲み物&お菓子サービス

ビジネスクラスでは、飲み物とお菓子がサービスされます。長距離路線では、食事も提供されるようです。ジュースは常温です。ホテルに持って帰って冷やして飲みました。お菓子類は左の紙の箱に入れられて配られます。

ちなみに、グランクラスと比較すると、グランクラスの方が圧倒的に高級感がありサービスレベルも格段に上、お話にならないです。(私(嫁)談)

ご参考:1等席

帰りは1等席でした。

スペース的には日本の新幹線のグリーンと同等ですが、シートカバーがつけられ、生地自体もフィッティングもしわが寄っておりちょっと安っぽい感じです。日本はみんなきれいに使うのでカバーなしでの運用にも耐えられるけど、中国は取り外して洗えるようにしておかないといけないのでしょうかね。。。

とはいえ、フットレストもあり快適性は十分です。ビジネスクラスであったお菓子などの配布はありません。

ちなみに帰りの車体はコレ、こちらもネットで調べた際はあまり見かけませんでした。中国の開発スピードおそるべしです!(隣に並んでいるのはドイツのICEの車両と同じですね)

まとめ

ビジネスクラスは1等の倍の値段ですが、それだけの価値があるのかは非常に評価が難しいです。

北京 ⇔ 天津の1,500円、3,000円であればお好みで構いませんが、北京 ⇔ 上海となると、所要時間 4時間半~6時間、値段も1等席15,000円に対してビジネス席が30,000円弱になります。

個人的には、車内(シート、サービス)よりも搭乗前(優先カウンター、優先搭乗)の方がメリットを強く感じました。ということで、短距離で、特に混雑駅からの出発の場合はビジネスクラスを選択すると思います。北京 ⇔ 上海のケースでは価格差が15,000円になりますから、やっぱりそこまでの価値は見出せずに1等にするでしょうか、、、さらに2等が9,000円ですので、それも選択肢に入れそうですね(相当ざわざわしてるという話も聞きますが、それなりに価格差があるので…)。

その前に、新幹線のクラスの議論から外れてしまいますが、もっと時間が短くて済みそうな飛行機を1番最初に探しますかね。

とりあえず、天津はシティーリゾートな感じがいいですのでお勧めです、そして天津に行かれる際は新幹線一択、値段も日本の新幹線と比べると圧倒的に安いですので、上記違いを考慮してお好みで選択してください! (^^)/

 

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