ターボジェット(TurboJet)のHKIA(香港国際空港)ダイレクト便はなかなかイイ!

マカオと香港を結ぶターボジェットは、上環(ションワン)や九龍(カオルーン)がよく使われますが、実はHKIA(香港国際空港)にダイレクトに入る路線があります。1日に4、5便程度ですので、タイミングが合うかどうか次第ですが、今回18:15発の香港 → 羽田のUO622便と乗り継ぎがバッチリでしたので活用してみました。

HKIAダイレクト便のメリット

メリットその1 : 乗り継ぎ航空便のチェックインも同時にできる

LCCで座席指定を行なわない場合、同行者と席が離れてしまうといったリスクがありますが、これは早めにチェックインすることで回避可能です。ターボジェットでは、ターボジェット自体のチェックインの際に、多くの乗り継ぎ航空便のチェックインも同時にやってくれます。当然、これからジェットフォイルに乗って空港に向かうわけですので、フライトの出発時間まで少なくとも3時間程度前(ジェットフォイルの60分程度の時間と最低乗り継ぎ時間110分)になりますので、航空会社が空港でチェックインを開始する時間より早くチェックインできることになります。香港では、香港駅、九龍駅でインタウンチェックインもありますので確実とは言えませんがLCC利用の場合において結構有益かと思います。

日本、香港を繋いでいる航空会社はいずれも対応していたと思いますが、もしチェックインに対応していない航空会社の場合は、香港到着後のスカイピアのカウンターでのチェックインすることになります。その際は早めにチェックインできるという利点は享受できませんがそちらカウンターもガラガラですので並ばずに済むという利点があります。

メリットその2 : 荷物もスルーチェックイン可能

多くの航空会社で荷物のスルーチェックイン(乗り継ぎの香港で荷物のピックアップ不要)も可能です。私たちはこの旅行では、手荷物のボストンバッグのみでしたので、このメリットは享受できていませんでしたが、ここでスーツケースなどで預け入れしてしまえば、日本に帰るまで重い荷物から解放されるというメリットもあります。

先ほどの航空便のチェックインが前提ですので、残念ながらチェックインできなかった場合は、香港に到着したスカイピアで行う必要があります。

メリットその3 : 出国審査もマカオで、香港で出国審査不要

香港の出国審査は時間帯によって、というか大体非常に混雑しています。このダイレクト便を使う場合、マカオで第三国への出国手続きが完了するため、香港での混雑した出国審査をスキップすることが可能です。この点も時間節約のメリットの一つとして非常に大きいかと思います。

メリットその4 : 実質運賃が安い

普通クラスの運賃は、マカオ ⇄ 上環で HK$ 160〜210(2,400〜3,150円)程度。それに対しマカオ ⇄ HKIA(香港国際空港)はHK$ 270(4,050円)です、、、一見高い!となるのですが、香港空港にて航空券購入時に取られている出国手数料、出国税の還付が受けられます。その金額がHK$ 120(1,800円)ですのでので実質フェリー代はHK$ 150(2,250円)となり香港を基油するよりも安くなります。

香港出国間際にキャッシュで還付されますのでそのまま空港でパーっと使ってしまうことになると思いますが・・・

メリットまとめ

ということで、マカオからHKIA(香港国際空港)を使って第3国へ出国する際、時間が合えばこのダイレクト便を使うのが非常に効率的&便利ですのでぜひご活用ください。

乗り継ぎの詳細をあまり詳細でない形でターボジェット本家が説明していますのでこちらもご覧ください。出国のパターンは「乗客および手荷物の流れ」「フェリーから飛行機への乗り継ぎ」のケースになります。先にある「飛行機からフェリーへの乗り継ぎ」はHKIA到着して香港入国せずにターボジェットに乗るパターンです。

実際乗ってみた

マカオ半島側に昔からあるマカオ(OUTER)フェリーターミナルです。最近はコタイ側のフェリーターミナルの方が勢力を増してきていますので間違えないようにご注意ください。

チェックイン

チェックインカウンターですが、多くが上環(ションワン)、九龍(カオルーン)行きです。HKIA(香港国際空港)はチェックインで行う処理が異なるので対応カウンターが分かれています。間違えても案内してくれますので適当に。そこで航空券、イーチケットなども提示を求められ、多くの場合そのままフライトの方もチェックインしてくれます。その際、座席指定などの希望も伝えることは可能と思います、航空会社の担当者が行うわけではないのでLCCなど本来追加料金が必要となる希望も通ることもあります。

今回私たちはキャリーオンだけでしたのでちょっと記憶が曖昧ですが預け入れ荷物の有無もここで聞かれたと思います。

チェックインカウンターはご覧の通りガラガラで香港空港での混雑したカウンターでのチェックインに比べたら天国です。

出国審査

ちょっと余裕を見てきたのですが、チェックインがあまりにもスムーズすぎて出国審査までは結構待つことになりました。スカイピア行きは日に4、5便しかないため、常に出国カウンターを開けているわけではなく、ジェットフォイルの出発に合わせてオープンします。逆に言えば、カウンターの前にたむろしている人たちはみんな同じ便に乗る人達ですので彼らがうだうだしている時は遊んでいて構いません。カウンターが開くと行列になりますが急ぐ必要はありません。早く入っても、まだジェットフォイル来てないですので。。。

ジェットフォイルに乗る

出国審査が終わって、ジェットフォイル乗り場でまた待たされます。一応小さな免税店などもあったと思いますが特にやることはないです。そのうちアナウンスがあり、また人が動き始めます、いよいよジェットフォイルへの搭乗です。

1時間強まったりしましょう。

香港到着後(スカイピア)でやること

  1. スカイピアについて、まずは航空会社のチェックインカウンターがありますが、すでにチェックインが済んで航空券を持っている人はスルーです。
  2. その後、セキュリティチェックがありますが、そこも同じジェットフォイルの人達だけですので全然混んでないです。
  3. その次が一番重要な出国税の還付です。これを忘れるとフェリー代が安いというメリットが完全に台無しになりますので、ここだけ注意ください。払い戻しもHK$ 120(1,800円)とそれなりの金額が返ってきますので最後に使えるいいお小遣いになります。

マカオ側でチェックインの際にこのリファンドクーポンを渡されますのでなくさないようにしましょう。

先ほとのクーポンをこのカウンターに出すとHK$120ゲットです。

お小遣いをもらってからはもう好きに行動ください。ただし、一旦スカイトレインに乗ってしまうと再びスカイピアに戻ることはできませんのでご注意ください。「スカイトレインに乗る際にちゃんとHK$120を受け取ったかどうか」でチェックしてください。受け取ってない場合は、残念ながら通り過ぎて来ちゃっていますので戻りましょう。

これで全てすべきことは終わり後は自由に空港をお楽しみください。

高速船 Chu Kong Passenger Transport (深セン蛇口 → HKIA香港国際空港) 乗船記

スカイトレインに乗って降りる箇所は、ターミナル1のメインビルディングか、サテライトになります。降りる場所は電光掲示板の案内もしくはチケットのゲートナンバーでわかります。香港エクスプレスの羽田行きはサテライトの200番台のゲートを使うことが多いです。ダイレクトに行けるので便利ですが、お土産物屋やブランドショップはメインビルディングの方が充実しており、そちらで買い物したい方は一旦降りて、、、ということも可能です(サテライトにもありますがメインビルディングに比べて小規模です)。

ターミナル到着

私たちはダイレクトにサテライト棟に向かいました。サテライト棟は出来たてなので綺麗です。最後のお土産買い物を楽しみゲートに向かいます。

と、ここまでせっかくスムーズに来たのにフライトが遅延・・・このフライト遅延されると羽田からの電車がなくなるので困るんですけど、、、出発予定時間の15分前18:00に遅刻野郎がちんたら姿を現しました。

結局、、、キャッチアップできず、、、羽田からはタクシーで帰宅、余計な出費となりました。

まとめ

と、最後まで全てスムーズには行きませんでしたが、ターボジェットHKIAダイレクト便の価値はなかなかよかったです。

あまり注目されていない路線であることと、一見値段が高いように見えることからか、船の中も結構ガラガラ、各種手続きもガラガラ、ちょっと手続きの流れを知っておかないといけないという事がありますが、やってみたら特に違和感はなし、香港空港の混雑回避もできますしメリットは非常に高いかと思います。活用される方は「スカイトレインに乗る前にお小遣いをゲットしたかどうか」だけチェックポイントとして下さい。

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