ブルノ1日観光

2017年私たちが訪れた時期は、中央ヨーロッパは異常気象で猛暑、ワルシャワから南下するにつれ気温の上昇を肌で感じていました。ここブルノの印象は「日差しが強く特に暑かった」というのが一番です。気候が例年通り穏やかであればより良い印象になったのかと思います。

クラクフから4時間半のバスで10:30に到着しました。ここブルノは長距離バスの路線が多いようでバスターミナルは結構な規模でした、電車の駅とは大型のショッピングモールを2つ(Gallery Vaňkovka)経由して繋がっており、距離はそこそこありますが床は平坦でスーツケースを転がしての移動も比較的容易です。

ブルノ駅のコインロッカー

駅にコインロッカーがあることは事前に調査済みです。

一先ず駅のコインロッカーにスーツケースを預けて身軽になります。チェコはEUに加盟していますが、通貨は依然独自通貨であるチェココルナです。コルナ自体には2年前に訪れた残りがいくらかありましたがコインがありません、この両替が曲者で場所によっては対応してくれたりくれなかったり運次第です。コインロッカーは駅の持ち物なので駅の窓口に行ってみますができないと言われ、売店でコーラを買いつつなんとか両替してもらいました。経験上若い人の方が気持ちよく対応してくれる印象です。さて、夕方17:30まで7時間の散策開始です。

コインロッカーは、駅構内のホームに面した殺風景な部屋にあります。カバンと鍵のサインに従っていけば辿り着けます

広場

さて、、、この町はほとんど調べていません。

2年前にレイルジェットでプラハからウィーンに向かう時に通った際に見かけた丘の上の教会と、お城があるようですのでそこには行こうと思っていますがそれ以外は臨機応変に対応していこうと思います。大抵旧市街と呼ばれるところには広場があり、広場を中心に町が形成されています。ブルノの町も、教会へのルートの途中に広場がありますので、まずはそこを通って向かうことにします。天気が良すぎて暑いです。奥に尖っている尖塔が目指すべき教会です。

訪れたのは火曜日でしたが青空マーケットが開催されていました。毎日やっているのでしょうか、果物などを売っているようですが観光客相手ではなさそうです。

教会はあっちか・・・

大繁盛のレストラン

丘の上の教会を目指して上っていきます。と、人が溢れているレストランを発見、お昼の遅めのヨーロッパでこの時間から盛況のお店も珍しい、私たちもここでお昼にすることにします。

こちらは別記事としてご紹介します。

丘の上の大聖堂

眺めの良い公園を通り教会までやってきました。

裏通りから来ることになり中を見学する前に先に鐘楼に上る入り口をたどり着きました。折角ですので上ってみることにします。テラスになっているわけではないので狭いですが眺めは圧巻です。2年前にこの教会を見上げたところはここだな (・_・D フムフム

反対側のテラスからはかろうじてこの後向かうシュピルベルグ城が見えます。

10分足らずで再び降りて大聖堂に入ってみます。大聖堂と言うだけあって天井が高い、ステンドグラスが大きく明るいです。

シュピルベルグ城

一度丘を下り今度はお城のある丘を登ります。のどかな空気が流れています。先ほど行った丘の上の大聖堂のシルエットがいい感じです。

丘を登ってようやくお城までやって来ました。いい天気すぎて暑い。。。
30度は明らかに超えています。。。

お城の鐘楼にも登ってみます。このあと向かうブルノの繁華街方面です。標高は大聖堂の鐘楼より若干高い感じですね。こちらに登るつもりであれば、大聖堂の方は登らなくてもいいかもしれません。

風が気持ちがいいです・・・

麓の城下町

ピンクの戦車 (コメンスキー教会)

お城の丘を降り繁華街方面にに向かっていると教会の前にピンク色に塗装された戦車が・・・教会前という点も含めて物騒なのか平和なのか、、、珍しい組み合わせです。

カフェで一服

当初の2つの観光スポットを果たしたのであとは完全な自由散策ですがその前にちょっと休憩を。アイスラテを頼んだはずですが温かいのが出てきました。ヨーロッパは湿度が低いので直射日光の下では非常に暑いですが日陰に入るとそれほどでもありません。まあいっか・・・おしゃれだし。

カフェでHPを復活させたあとは再びお散歩です。

繁華街の盛況具合はかなりのものです。さすがチェコ第二の町、これは40万人都市の雰囲気があります。高層の建物はないのですがそういえばチェコ第一の町であるプラハにも高層ビルはほとんどなかった気がします。

ちょっと小道に入った雰囲気もなかなかいいです。一見そんな機能に見えないと思いますが、HSBCもRaiffeisenも銀行です。うまく景観に溶け込んでいて素晴らしいです。

聖ヤコブ教会

オーソドックスなゴシック様式ですが、明かり取りの窓が大きく、内装が真っ白で非常に明るい教会でした。

旧市庁舎&ドラゴン

大通りから高い塔が見える方向へ曲がってみます。これはブルノの旧市庁舎です。塔の通路装飾の中央部分が曲がっていますが、作者が報酬が少なかったのでわざと曲げたとのことです。

その下の通路にぶら下げられているのがちょっと見えていますが、、、

これはドラゴンと信じられていたとのことです。

いや、、、明らかにワニでしょう。昔は今のようにネットがあるわけでもなく、ワニを誰も知らないのでこの剥製に急に出くわした際に、いかつい顔で確かに火を噴きそうなのでドラゴンじゃないか?と捉えるということも分からなくもないです。とはいえ、もうそろそろ訂正してもいいのでは。。。

ブルノ駅は二つあった・・・

そんな観光をダラダラとして電車の出発1時間前くらいに駅に戻ってきました。暑い中ではありましたが、それなりに散策して楽しめました。

コインロッカーからスーツケースを出して、暑かったので残ったコルナでエナジードリンクを買って一息・・・駅舎の装飾もなかなか素晴らしいです。

電光掲示板で電車を確認しようとすると乗ろうと思っている電車が出てきません。Eチケットで電車の駅を確認してみると、、、ちょっと離れたところにもう一つの駅になっていました!!!

2年前は確かにこちらの駅に停車していたので信じて疑わなかったのですが危なかった、早めに駅に来ていてよかったです。歩いて行けない距離ではないですがスーツケースを転がしてはちょっと辛い感じです。チェコのタクシーはメーター制ではなく交渉制、駅の外にいるタクシーに値段を確認して、まあ許容できる金額(600円くらいだったかな?)でしたのでOKしました。この日は朝も夕方も若干ドタバタしてしまいました。

まとめ

あえてこの都市を目指すほど観光スポットはありませんが、クラクフから最寄りの中規模都市として、ウィーン、プラハへの中継地にするのにはいいかと思います。

大聖堂もお城も、わざわざ見に行くと言うレベルではありませんが、この町に立ち寄るのであれば見学してもいいかもしれません。市街地は起伏があり目的なく散策するとふと出くわす街並みがなかなかよく楽しめました。ただ、暑かった、もうちょっと曇りがちで涼しければより良い印象になったかと思います。

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