Air France (エールフランス航空) AF990 (パリ → ヨハネスブルグ) ビジネスクラス搭乗記

AF990便はパリを23:55に出発しヨハネスブルグに翌朝9:55に到着します。フライト時間は10時間30分です。弾丸パリを満喫した後は、ラウンジでシャワーを浴びてオーバーナイトフライトに備え、いよいよ初めてのアフリカ大陸に向かいます。

日本時間ではもう明け方、私たちにとっては徹夜明けの感じいうこともあり免税店もそこそこに早めに搭乗口へ向かいました。パリは23時前にも関わらずまだ完全に暗くなっていません。搭乗の際、ボーディングブリッジから遠くに花火が上がっているのが見えました。えー、23時前に???(AIRFRANCEのIの上あたり)

花火と言えば日本では夏の夕涼みのイメージがありますが、緯度が高いパリでは暗くなるのが遅いからこの時間なのでしょうか???

Airbus 380-800

今回乗るのは初めての「総2階建て」エアバス380です。

間近で見るとどっしりと迫力があります。エールフランスは機体が白一色ですので余計に大きく見えます。搭乗口から機内までのボーディングブリッジは、1階と2階で通路が完全に分かれていて結構な距離を歩きました。

シート

2階席のビジネスクラスの機内の様子です。

シートは2−2−2でライフラットです。ライフラットでも十分休めますが、、、寝やすさで言えば、羽田 → パリで搭乗したBoeing 777-300ERのシートの方がフルフラットで快適ですね。。

AF990便はアフリカのヨハネスブルグ行きということでこんな超大型機を使う需要があるのか?と疑問でしたが、私たちの席の周りはほぼ満席でした。アフリカ南部の中心都市恐るべしです。今回、窓側シートを並びで2席確保しました。最前列が足元の空間が広くて人気があるようですが、我々はどちらかというと人の視線が来にくい後ろ側の席が好み、今回は前方コンパートメント最後列のシートにしました。

モニターは前席埋め込みです。

中央にちょっとした棚がありますが、エチケット袋と機内誌、メニューを挟んでおくくらいしか使えません。A380の2階席には窓脇に蓋つきの収納スペースが大量にありますので収納を求める方は窓側をどうぞ。

機内設備

2階右前方にはベンチシート&観光案内などモニターのある広めのスペースがありました。普通の機体だとこうした余裕がありませんがさすが超大型のA380ですね。広いし誰もいなかったので、ゆっくり就寝前のストレッチをすることができました。

2階から乗ったので使いませんでしたが1階への階段があります。この下がファーストクラスらしいです。いつか乗ってみたい!

トイレは前方ばかり使っていましたが、後方のギャレーにはセルフバーがあったことを後で知り超絶後悔しました。この機体に搭乗される方は、後方のギャレーに是非行ってみてください。

機内食

この時の我々の体内時計は、旅行初日でほぼ日本時間のままです。

日本時間では、朝4時に起きて機内で昼寝、夕方にパリへ着いて夜通し遊んだ明け方7時くらいの感覚ですので結構ヘロヘロです。離陸前に提供されるウェルカムドリンクは二人ともグァバジュースを選択しました。

ディナー(夜食)

離陸後1時間くらいでディナーが始まります。現地時間でも深夜であるため、フルコースではなく夜食的なメニューになります。アペタイザーとメインにチーズとデザートが付いた通常メニューか、そこからメインを抜いたExpress Mealか選べます。Express Mealですら食べられない気がしたのですが、ここは頑張って二人ともメインありでオーダーします。

アペタイザー:フォアグラのテリーヌとモッツアレラのタンバル

と一緒にチーズ、デザートがセットで出てきて驚きました。Express Mealはこれで完結ということです。確かにExpress!

スモークダックのフォアグラにマンゴーの爽やかなソースがピッタリ。タンバル(色々刻んて焼いたもの)の上にモッツアレラが乗っています。見た目はシンプルですがどちらも美味、アッサリ系と濃厚系でちょうど良いバランスでした。意外と食が進みましたが、よく考えると日本時間では朝なので朝食として食べれたのかもしれません。

メインはペンネとイヴ・カンドゥボルド(Yves Camdeborde)氏のビストロ2品の計3品からチョイスできます。同氏は半高級・半ビストロのコンセプトで数か月予約ができないレストランのシェフだそうです。それは知りませんが、そう言われると頼んでみたくなります、で、氏の2品をそれぞれオーダーしました。

メイン1:牛フィレ肉とコロコロ野菜

メニューにVegetable Pearls(野菜の真珠?)とあったので、何だろうと思っていたらこの丸くカットされた野菜のことでした。メインはボリュームも気持ち少なめでほぼ完食できました。

メイン2:サーモンとコロコロ野菜

こちらもVegetable Pearlsです。お皿も見た目も同じ感じで手抜きのように見えますが、よく見ると野菜の種類が若干違います。枝豆は日本以外ではあまり使われていませんが、海外ではお洒落な食べ物として流行っているそうです。さすがトップシェフ、最先端を行っていたのですね。こちらも野菜中心でヘルシーで完食でした。

朝食

朝になると機内が明るくされ、コーヒーの香りで目が覚めます。

日本からの長距離フライトはほとんどが横(東西)方向なので時差の影響を受けますが、ヨーロッパ、アフリカ間の縦の移動は時差がほとんど無いのがいいですね。。体が相当楽です。

そして渡された朝食メニューには、なんと「Poilane(ポワラーヌ)」の文字が!!!

一気に眠気も吹っ飛びました。短い滞在時間の中、必死で探して購入したポワラーヌのパンでしたが、ここでも食べることができたとは。。。早速お試しできて非常にありがたいです。

Poilane(ポワラーヌ)は ↓ の18:30で頑張って探して買ったパンです。

朝食1:パンケーキ

私(旦那)が頼んだパンケーキです。

バターはIsigny(イズニー)、アーモンドスライスのついたパンケーキにカスタードクリームとメープルシロップ。フルーツもついてやさしい朝食です。

朝食2:ポーチドエッグとポワラーヌ

私(嫁)が頼んだポワラーヌメニューです。プレートが置かれて、一瞬違うものが来たのかと思いました。ポワラーヌ、ちっさ!

写真手前中央にあるポーチドエッグの隣りの茶色い切れ端がそれです。パリで購入したポワラーヌのパンが足元に大量にありますが・・・何はともあれ、初ポワラーヌ。酸味があってパサパサなのにもっちり系の噛みごたえ。ポーチドエッグも黄身がとろけて一緒に食べるととても美味しかったです。朝から食欲旺盛でグローブみたいに大きなブリオッシュも追加で頂きました。

眺め

この機体は、飛行機の垂直尾翼にカメラがあり機体越しの映像が表示できました。手を広げて頑張って飛んでる感じが生き物みたいで応援したくなります。

ちなみに下は、私(旦那)が赤道上空を通過するのをモニターで確認したものです。私たちにとって初本格的な南半球です(バリは行ったことありますがあそこはほぼ赤道ですからね)。赤道上空を通過する時、私(嫁)は爆睡してました。。。

着陸が近付くと、アフリカの赤茶けた大地がはっきりと見えてきます。

まとめ

機内食はパリ感を感じられるエールフランスらしい食事で楽しめました。悔やまれるのはセルフバーに行けなかったこと、それこそ、エルメとかエヴァンとかデュカスとかあったら超悔しいですが、羽田便と同じラインナップだったと信じましょう。

なにはともあれ、初めてのアフリカです。まずは世界一危険な街と言われるヨハネスブルグ空港で、制服を着た人も疑えと言われるランドサイドを通ってのトランジットが必要です。チェックイン開始までの2時間、ゼロハリのスーツケース(この先2週間分の着替え)とヴィトンのボストンバッグ(中身は日本では買えないチョコやパンがぎっしり)を抱えて守り抜くことになります。さて・・・

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