Air France (エールフランス航空) AF279 (羽田 → パリ) ビジネスクラス搭乗記

いよいよ2016年の夏休みが始まりました。例年より早めの6月、なぜこの時期かというと、アフリカ南部(南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ)は南半球ですので四季が逆転します。そしてサファリを行うボツワナは7月から本格的な冬=乾季になり草木が枯れ動物を発見しやすい「ドライシーズン」でサファリの価格が跳ね上がります。ということでぎりぎり「グリーンシーズン」の6月末に訪れることにしました。

エールフランスでアフリカに

そして、アフリカに行くのに、なぜエールフランスなのか、、、

今回はデルタのマイルを使った特典航空券で行くためです。スカイチームにはアフリカの航空会社が参加していないことも影響しているのか、日本 ⇔ アフリカの必要マイルの設定がお得 ↓ です。せっかくの機会なので、このお得な特典航空券の恩恵を享受しようというのも今回の旅行の目的の1つです。

経由地は、パリの他、アムステルダムなども選べましたが、お気に入りのパリ経由を選択しました。往路は、羽田 → パリ → ヨハネスブルグになります。パリ → ヨハネスブルグの機材が乗ってみたかった総2階建てのAirbus 380だったことも決め手の一つです。

羽田 → パリ

まずは羽田 → パリ便、移動効率を求める私たちにとっては、本当は深夜便のAF293(2016年当時)が良かったのですが、残念ながらデルタのリワードでは出てきませんでした。やむを得ず、早朝発午後イチでパリ着のこのフライトを選びました(注:2020年現在AF279便は、14:20発のCDG 19:45着ですが、2016年当時は朝7:35発の12:50着でした)。

パリ → ヨハネスブルグ

パリからのヨハネスブルグ行きの便は23:25発なので、パリで10時間程度は取れます。私たちがパリでやりたいと思っている弾丸観光&買い物は十分にできるでしょう。

西向きの昼間便長距離フライトで注意しなければならないのは、時差の関係でずっと遊んでると現地に着いてから持ちません(体内時計で夕方から深夜2時まで遊びまわることになる)ので、機内では適度なお昼寝が必要です。

ラウンジ@羽田空港

エールフランスのビジネスクラスは、羽田ではJALサクララウンジが利用できます。搭乗口の近くなので、これから乗るAIR FRANCEの機体もよく見えました。荷物を載せるところを眺めながらの朝食は旅行気分がアップします。

Boeing 777-300ER

シート

エールフランス AF279便の機体は Boeing777-300ERです。若干古いためか、余り清潔さは感じられませんでした。

この機材の配列は、リバースヘリンボーンで1−2−1の配列です。私たちは中央の横並びシートを取りました。中央には写真のような「仕切り」がありますが取り外すことができます。(私(旦那)が外そうとしましたが外れなかったのですが、CAさんが力技で外していきました。)

外すとこんな感じです。

エールフランスではコクーンタイプと呼んでいます。確かにマユのように覆われておりプライベート感が高いです。シートももちろんフルフラットになります。

この隣接したシートでもお互いが背もたれにもたれている時は顔が見えません。会話するときには体を起こす必要がありますが、それでも窓側で縦に2席とするよりはコミュニケーションは取りやすいです。

各席にあるプライベートボックスの使い勝手がいいです。

扉には鏡もあり、庫内は照明もつきます。小物を固定しておくゴムベルトもあり、容量も十分、そして何よりこの真っ赤な色使いがエールフランスっぽいです。手前のサイドテーブルも広くていろいろ置けていいですね。

配られるアメニティはロクシタンのハンドクリーム等。靴下とスリッパは、オシャレなグレーで肌触りもよく、非常に快適に過ごせました。

余談になりますが、、、

機内サービスで出発前に配られる新聞。いつもはいらない~と断るのですが、このニュースは記念にパシャリ。。。

まさに出発前日にあの「悪夢」。イギリスのEU脱退により数分でポンドが大暴落。FXでロスカットを食らい、忘れられない日になりました。。。しかし!!悪夢の金曜日が一夜明けて・・・

別の視点から見れば、旅行直前に予期せぬ円高の風~~♪

ユーロ安に乗じて、この機にパリのLouis Vuittonで小旅行用のボストンバッグを購入することにしました★ ロスを実需で取り返す?ためにも、今回の旅行を楽しみたいと思います。

機内食

朝食

さて、お楽しみの機内食です。

2人ともワッフルを注文しました。他の選択肢は、チーズとコールドミート、他に、ほうれん草のオムレツ、ソーセージ、スモークターキーということで、ラウンジで軽く食べてきた私たちにはちょっと重いのでワッフルにしました。

パンはクロワッサンやデニッシュショコラ、シードパン、バゲット2種などあります。やや温かいレベルですが一応は温められていました。メインがワッフルなので、炭水化物ばっかりです(笑)、バターがIsigny(イズニー)なのはうれしい!気分はパリです。

朝食後は、電気を消されて強制的にお昼寝タイムです。

セルフバー

電気が落とされますが、やはり昼間なのでなかなか眠れません。

そんな方は機内ギャレーにある「セルフバー」へどうぞ。食事の片付けが終わる頃には、ギャレーの棚に飲み物とお菓子、フルーツ、アイスなどが並べられます。フルーツにはイチゴもあって思わず摘まんでしまいました。アイスは、常温の空のグラスに3本置かれていたのは衝撃でした。機内は涼しい&乾燥しているのですぐには溶けないようです。乾燥した機内で暑くなって起きた時のアイス、格別に美味しく感じました。

そして、こちらがセルフバーから入手したお菓子達です。(2人分、アイス以外)

特筆すべきはフォションのサブレ、バターと塩加減のバランスが絶妙な美味しさです。ラデュレは箱のサイズ的にマカロンかなと期待しましたが、キャンディーとカリソンでした。カリソンはレモン型の小菓子です。VALRHONA(ヴァローナ)のミニチョコレートが山の様にありました。コーヒーとかカプチーノを頼んでも添えられてきます。セルフバーがある機体は初めてだったのですが便利ですね。

私たちはお菓子でお腹いっぱいで利用しませんでしたが、リフレッシュメントとして、スープやキッシュ、チーズ、フルーツなどがオーダーできるようでした。スープは味噌汁かもしれませんので確かめてからオーダーください (*^_^*)

ランチ

到着が近付くと2回目の食事(ランチ)が始まります。こちらがメインの食事でコース形式で提供されます。飲み物の注文から、スナックとアミューズと一緒にスタートです。

アミューズ : 鮪とホタテのジュレ添え

見た目は若干乾燥した感じで美味しく見えませんが、これが旨味が濃縮されていい感じ、ジュレと合わさりジューシーでおいしくてびっくりしました。飛行機では生ものを出せないのであえて乾燥させているのかもしれません。

アミューズを楽しんでいる間に、テーブルクロスがひかれ食事が運ばれてきます。

前菜 : サラダと前菜のプレート

生ハムメロンも、ケッパー&サーモンもいずれも美味しく頂きました。サラダはボリューミー、私(旦那)はきゅうりはパスです。

サーモンの下は、カニサラダだったかな???カニカマだったな???ちょっと覚えていません。

スープ:味噌汁!

そして、メインの前に、日本路線だからでしょうか、味噌汁が出ました!

これはメニューにも書いておらず、ポットによる飲み物のサービスのような感じで回ってきます。欲しいとリクエストするとコップに注いで渡されます。具は入っていませんが濃さはちょうどよくダシも効いていて普通に美味しかったです。コースに合ってないからあまりもらっている人はいませんでしたね。

メイン1:舌平目のクリーム煮

私(嫁)のオーダーの舌平目です。ソースの国、おフランスな感じで、しっかりとした味付けで楽しめました。

メイン2:メインの牛フィレ肉グリル

私(旦那)オーダーの付け合わせ含めオーソドックスでいいです。塩胡椒の味付けが効いており、別添えでビネガーっぽいソースとマスタードがついてきます。お好みの味で食べられます。

チーズ

チーズセレクション、カマンベールともう一つはなんだろう、、、チーズは選択式な航空会社が多い中で、エールフランスは全員強制です。

デザート

フランスらしくマカロンとベリーのプリン、アーモンドケーキと3種類も出てきてました。デザートに合わせてサーブされるコーヒーにはVALRHONA(ヴァローナ)のミニチョコが添えられてきます。デザート重視されていますね。

ところどころにパリを感じられるランチでした。ごちそうさまでした!

まとめ

初めてのエールフランス、憧れのエールフランスということで、非常に楽しみにしていましたが、機内食やセルフバー、アメニティ、細やかな気配りなどは非常に良かったです。一方、機体の古さ、AVODの番組ラインナップはイマイチですかね。まあ全体的な感想としては満足です。

エールフランスで要注意なのは、しょっちゅうストライキをするのでそれに当たると影響が大きいところですかね。この時も出発2週間前くらいにストライキした時はかなり焦りました。結果的に妥結して運行となったのでセーフです。

いくらか睡眠もとって、エネルギも補給して、準備完了、さあお気に入りのパリです!

ちなみに、このフライトが最後となるCAさんが搭乗されていたようで、機体着陸後にキャプテンからの機内放送で紹介がありました。その後、促される様に笑顔で機内を一周され、その方が近づくと拍手や歓声が上がっていました。長い間、お勤めご苦労さま!(想像)と乗客や仲間に拍手され、こちらも涙が出そうになってしまいました。素敵な笑顔でした。第二の人生の旅立ちに幸あれですね。

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