北京観光 万里の長城からの初日の出ツアー その1:万里の長城(八達嶺長城)

2015年1月1日元旦です。

日本を含む西側諸国では大きな暦の切り替わりであり、年末年始として前後は祝日となりお祭り騒ぎです。ところが中国は旧暦を元にした制度設計となっており、1月1日こそ祝日ではありますが、国としてのお正月は春節(通常1月下旬〜2月中旬)が暦の切り替わりです。したがって、中国での12月31日 → 1月1日では、花火も上がりませんし、初詣もありませんし普通に1日進むだけでした。

そんな中、JTBが中国現地ツアーとして「初日の出ツアー」を企画していました。万里の長城は結構不便なところにありますのでツアーで、さらに(西側の)正月初日の出を万里の頂上で迎えるというのはキャッチーで、速攻申し込みました。

集合場所/時間

JTB=日本人向けということで集合場所は、ホテルニューオータニ長富宮でした。また、かなり遠くまで向かい、そこで初日の出を迎えるということで、集合時間は早朝 5:00です。

滞在したヒルトン王府井からは距離として3kmちょっと。歩けなくはないですが、真冬の深夜ですし辛いです。中国では普通の祝日なので地下鉄の臨時運転などもなく、タクシーで向かいます。

ただ、この時間タクシーが全然捕まりません。ヒルトンのスタッフに依頼しても捕まらないと。10元チップつければ来るということでやむを得なず・・・

バス

バスの中では、現地は暗いということでサイリウムと正月飾りが配られます。早朝初、真っ暗ということもありバスの中ではおやすみモード、1時間半強 6:40に万里の長城に到着です。

八達嶺長城

八達嶺長城は現存する6,000kmの万里の長城の中でも北京中心部から北北西に70km程度、整備もされており一番有名な見学地になります。ツアーはもちろん、路線バスなどもあるようですので個人旅行でも行きやすいようです。

また、世界遺産の構成要素にも登録されています。そのせいか非常にきれいに維持されていました。

駐車場から入口へ

1時間半の移動でバスから降りると、、、極寒です。風も強く体温が奪われます。もし行かれる方は、帽子もしくはフード付きのアウター、手袋、風が強いので防風効果が高い服装がおすすめです。

移動開始です。観光地ではありますが夜間は閉まっているからか、環境配慮の観点からか街灯等は一切ありません。とはいえ、サイリウムが役に立つこともありませんでした。

雰囲気、気配でみんなについていきます。

長城入口

入場開始は7:00だったようです。入口あたりでしばし待機がありました。

その間、八達嶺長城の初日の出ポイントの説明があります。入場後、向かって左手(南側)と右手(北側)にルート(長城)があり、初日の出は双方で見えるポイントがあるとのことです。右手が緩やかな斜面で通称女坂と呼ばれ、左手が急な斜面で男坂と呼ばれているとのことでした。

北側(女坂)は4つ目の北四楼がおすすめということでした。南側(男坂)は覚えていません、ということはもう感覚的に女坂に行く気満々だった感じでしょうか。

それにしても寒い。。。ほかにも初日の出ツアーがあったようでそこそこゲストは増えてきます。また徐々に空が白んできました。

7:00になりいよいよ入場です。ここからは自由行動です。集合時間は80分後、あまり時間がないかとも思いましたが十分でした。私たちは女坂で北四楼、下写真の右側1/3にある小山の上を目指します。日の出は7:45位、45分程度で到達する必要がありますが距離的には問題ないでしょう。

北側女坂

さらに明るくなってきました。左側が蒙古側で塀が高くなっています。旗のなびき方から分かる通りちょうど風が西側(左側)から猛烈に吹いていたので、壁沿いに進みます。

早朝としてはだいぶ人がいるようにも思えますが、ピークシーズンではここが観光客でいっぱいになるようです。

北三楼までやってきました。楼は、見張りの拠点の用途もありますが、ちゃんとゴミ箱がありました。

楼から外側をのぞいてみます。この高い壁を越えるのは確かに不可能に近いですね。万里の長城恐るべしです。

最後の山場、写真中央の北四楼に向かいます。この区間は傾斜が厳しく最後は急角度な階段になります。

階段がすり減って水平がなだらかな斜面になっているので注意が必要です。すり減るほど来ているというおとで、夏場の観光客の多さが推察されます。

いよいよ北四楼に到達しました。小高い山の頂上になるので眺めがいいです。登ってきたルートがよく見えました。

北四楼

到着は、7:30ほど、ここで日の出を待ちます。この先もありますが、先まで向かっている人は程んどいませんね。2名くらいは確認できます。

初日の出

徐々に赤みを帯びてきました。この先にも長城が続いています。ホントによく作りましたね。発想と実行力がすごいです。

西側の山々には日が当たってきました。もう間も無くです。

もうちょっと・・・

あけました、おめでとうございます。綺麗な初日の出が見えました。

みなさん初日の出を楽しんでいます。私たちは楼の上でしたので若干早めに日に当たりました。

目的を達成しました。極寒ですので帰ることにします。

帰り道

帰り道は基本くだりですので楽勝です。ただ、北四楼を出たところはかなりの斜度で、階段もすり減って斜めになっているので足元には注意が必要です。

日が昇るにつれ、長城、楼が輝くタイミングがありました。ォトジェニックです。

入口付近まで戻ってきました。こちらが南側の男坂、女坂に比べると歩いている人が少ない気がします。帰りにツアーバスの中で集計がとられましたが、男坂に行ったのはバス全体(40名程度?)で2人でした。

8時くらい、結果的に1時間程度で戻ってきました。集合時間まではもうちょっと時間がありますので近くのお土産物屋に。自然とお土産物店が集合場所になっていました。

まとめ

「万里の長城からの初日の出」というキャッチーなアクティビティを実現でき大満足です。

初日の出ポイントは、斜度が緩やかな女坂側、厳しい男坂側双方にあるようですが、男坂側は時間的にもかなりタイトなようですので初めての方は女坂側がいいでしょう。それでも最後は結構な登りになりますので油断はしないようにしましょう。

女坂側のポイントは北四楼で、その先の長城の様子もよく見え、一つの到達ポイントとして適切かと思います。初日の出に限らず、八達嶺長城に行った際はここまでは行ってみると規模の大きさがよく分かるかと思います。

ただ、集合時間は早め、起床は4時半でした。寒さの厳しい北京で、万里の長城はさらに寒さの厳しい北部の山中ということで風も強く極寒でした。同時期に向かう方は寒さ、風対策は万全にして向かうことをおすすめします。

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