サンクトペテルブルク観光 〜夏のSPはみんな夜ふかし〜

この旅行は前半は日々移動で忙しく、メインの目的地であるサンクトペテルブルク(SP)には3泊しましたが、それも最終夜となってしまいました。エルミタージュ美術館、世界遺産の文化施設、マリインスキーでのバレエ鑑賞とこなしてきました。それでも北のベネチアと呼ばれるSPの見所はまだまだあり、何か物足りない。ということで最後は何をするわけでもないですが現地の方々と同じように夜のSPを満喫しました。

夜のSP

翌日のモスクワ駅までのバス路線検証にでて玉砕した後、なんとかネフスキーの中心まで戻ってきました。時間は夜の9時ですが高緯度のSPはまだまだ明るいです。

銀行橋

せっかくですのでカザン聖堂脇の運河に係る歩行者用の橋を見にいきました。銀行橋という変わった名称は今この付近にある大学の建物は以前ロシアの兌換紙幣を発行していた銀行だったことに由来するとのことです。

橋の長さは25mとそれほど大きくありません。

で、この橋の特徴は両脇にいるこのグリフォンです。グリフォンは、鷲の上半身と翼、ライオンの下半身を持つ伝説の生物ということです。かなり精悍な感じですが、口からのおロープは苦しそうです。結構な観光客で人気がありました。

橋の中央付近からネフスキー通り方向を望むと、血の上の教会の玉ねぎが輝いていました。ちなみに時刻は22:00過ぎです。ようやく照明がつき始めました。

Pirogov Dvorik

そして、この橋の近くには、お目当てのピローク(ピローグ)のお店があります。

ピロークはロシアの郷土料理で惣菜パンを指します。パンっぽい硬めのパイの中に、肉や野菜、場合によっては米など、そして果物、ジャムなどでデザート方向のものもあります。翌日は朝早くからロシアの高速鉄道でモスクワに向かうのでその朝食として調達しました。

なお、量り売りですので、種類とサイズを指定して購入します。金額はkg単位だったりするのでびっくりせずに冷静に計算しましょう。1ピースで150円くらいだったかな・・・

なんとかナッツとベリーのピロークをゲットしました。

こちらのお店は未だ健在のようです。

Pirogov Dvorik

ピロークで軽く夜食

翌朝のために買いましたが新たなものをゲットすると食べたくなってしまいます。近くにホットドックの屋台などもあり、そちらも気になっていました。最終日だし、、、ということでそちらと合わせてカザン聖堂前の公園で早速。。。

ピロークは、パイというよりはパンでかなり密度が高く一切れでだいぶお腹いっぱいになります。ホットドッグと合わせて素朴な感じで、連日のヘビーなランチに対して軽めのディナーとしてちょうどいいです。

徐々に通りのライトアップも鮮やかになってきました。

ネフスキー通り

メインストリートの人通り、交通量もまだまだ活気があります。緯度の高いSPはまだまだ空は暗くなっておらず、23時過ぎであることを忘れてしまいます。

モイカ川

モイカ川のクルーズもまだまだこれから。人気のプランは、夜中の12時過ぎからSPに複数ある跳ね橋が上がるのを見て回るツアーです。私たちは明日の朝早いですのでそこまではちょっと参加しませんでしたが、その代わりにもうちょっと散歩に。

宮殿広場

初日昼間に来たエルミタージュ美術館前の宮殿広場にやってきました。夜の雰囲気はまた違います。

広場にはこれだけの人たちが。中には地面に座ってまだまだ帰るつもりがない人たちも見られます。みんな短い夏の夜を楽しんでいるようです。

ネヴァ川&The Palace Bridge

橋の袂にはかなりの人が集まっていたので、こちらの跳ね橋がそろそろ上がるのかと思って私たちも待ってみました。結果、全然上がらずあの人たちは何をしていたんだろう。。。実際に上がるのは深夜1:00とかのようです。

川岸からは対岸のペテロパブロフスク要塞(中央〜右側)とさらに向こうにあるテレビ塔(中央)などが見えます。

ちょうど深夜0時にはテレビ塔がシャンパンフラッシュするのが見られたのでよしとします。そして、よく見ると、地平線はまだ若干の明るさが残っていますね。真夏の時期は白夜に近いのかもしれません。

ネフスキー通りの活気は深夜0時

さて深夜0時を過ぎました。翌朝も早いのでそろそろ帰ることにします。と、対向車線から100台以上の自転車の大集団が向かってきます。いくら金曜の夜とはいえ驚くほど活気があります。

ホテルまで戻ってきましたが歩道には何気に馬に乗った人までいたりします・・・

最後まで楽しめました。

まとめ

初めてのSPは、私(旦那)私(嫁)ともにお気に入りの都市になりました。

3泊という比較的余裕を持った日程でそれなりに観光もこなしましたが、最終夜は名残惜しく夜中まで散策しました。日が暮れるのが22:00過ぎということで時間感覚が狂います。それは観光客のみならず現地の方も同じようです。23時をすぎても活気は日本の19時くらいの感覚です。バーガーキングも大盛況です。

通りのライトアップが揃うのも23時くらい、エルミタージュの宮殿広場などもかなりの人出です。そして、クルーズ、自転車などのアクティビティも深夜0時を過ぎてから行われます。お店も遅くまでやっているので楽しめるかと思います。

私たちは跳ね橋が上がっているところは見られませんでしたが、それはまたの機会にしたいと思います。

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