リガ観光 〜【世界遺産】リガ旧市街散策〜

朝食を食べた後は、旧市街散策に向かいます。旧市街へも1kmないくらいですので散策しながら徒歩で向かいます。

自由の記念碑

ホテルから大通りをまっすぐ、独立記念碑ということです。高さは42mということで、上にいる人はよく見えません。星を3つ掲げているようです。

この塔の先からは旧市街地区に入ります。

リガ旧市街

リガ歴史地区は世界遺産に登録されています。リガはバルト海沿岸で最大の都市でもあり、ハンザ同盟当時の名残が残っているのが特徴です。ロマネスク、ゴシック、バロックなどの建築様式が混在しており、歴史的学術的価値が高いということです。ソ連支配の時代は、午前中に散策した地域など旧市街外側の開発が中心で、そうした事情で旧市街の街並み保存に寄与したとみられるということです。

猫の家

北東入り口から入ってすぐ猫の家が見えてきました。1909年にラトビアの商人が建てたアール・ヌーヴォー様式の建物です。建物の小塔に猫の彫刻がありこれが猫の家と呼ばれる所以です。猫は正面から左右に2匹それぞれ別の方向を向いています。

家主は、当時のギルドに入れてもらえなかった時などは、この猫の向きを反対に向けるなどしていたということですが、そんな簡単に変えられる構造にはなっていないような・・・本当でしょうか・・・

城壁・スウェーデン門

かつてぐるりとリガの町を囲っていた城壁は2kmにもおよび、12の門が設けられていたそうです。残念ながら戦争により破壊され当時の城壁は残っていませんが、一部修復されたレンガ造りの城壁と監視塔があります。煉瓦は新しい感じですね。

近くを散策すると、こんなおしゃれな場所も。絵になります。

だんだん中心部に移ってきました。これらの建物も個性的です。

ギルドハウス(ブラックヘッドのギルド)

ハンザ同盟のパーティー会場として使われていたということでキラキラです。第二次世界大戦時でドイツ軍により壊されたものの2000年に再建されたということです。比較的新しい再建ですが、こちらも世界遺産構成要素として登録されています。かなり緯度の高い都市なのにいい天気すぎて暑い、、、だらけてきます。

聖ペテロ教会

すぐ近くには、巨大な聖ペテロ教会があります。もともと1200年代に作られた教会ということですが、3期に渡り大規模化拡張が行われて、今の形になったということです。そうした経緯からゴシック、ロマネスク、バロック様式が見られるということです。

そしてこちらの尖塔には登ることができます。

なかなかの絶景です。北東側には、私たちが滞在している「ラディソンブルリガ」が見えます。彼方には緑が広がっているのが分かります。バルト海沿岸で最大の都市ということですが、都市範囲はそれほど大きくはないようです。

北西側は、今散策してきた旧市街の先に、ロシアからベラルーシを通ってここリガでバルト海に注ぐダウガヴァ川方面が望めます。川ではありますが、海にかなり近く川幅もありますのでかなり大きな客船が入港、停泊していました。川岸には20階建くらいのオフィスビルも見られます。

そして南側からは、4つの蒲鉾型が並ぶ「リガ中央市場」、その左後方の尖った「ラトビア科学アカデミー」、対岸のさらに尖った「テレビ塔」が見渡せました。市場とラトビア科学アカデミーはこのあと観に行く予定です。

こちらも城壁の跡でしょうかね。街ではいたる所に花が飾られメルヘンな感じでした。

本当は、この辺でランチの予定でしたが、暑くて食欲なし、アイスで休憩です。

リガ中央市場

かまぼこの近くまでやってきました。ヨーロッパで最大規模の市場ということで観光客よりも現地の人で賑わっている感じです。

この変わった形状の建物は、もともと飛行船の格納庫だったということです。今現在は、市場として使われており、中は青果の他に精肉、魚などもあり、、、結構グロテスクな風景で、匂いもきつくガチな市場で軟弱な観光客には厳しめです。市場は屋外にも広がっておりこちらも賑やかです。

ベリーなどの北欧っぽい果物やこうした花などは、メルヘンチックな理がの雰囲気にピッタリです。

ラトビア科学アカデミー

市場からさらに旧市街と反対側に進むとラトビア科学アカデミーという旧ソ連圏あるあるのスターリンゴシック建築があります。

ロシアではセブンシスターズ巡り、ワルシャワでも文化科学宮殿を巡っていますので麓まで向かってみます。それらに比べると非常に小さいですが、リガのサイズにあってる感じです。観光施設ではないので入場はできないですし、特に観光名所としては注目されていない感じでした。

Bastejkalna Park(公園)

旧市街を取り囲む形で公園が広がっています。水辺などもあり市民の憩いの場になっています。

水辺の中には大きな噴水もあり、対岸の白い大型の建物はラトビア国立歌劇場ということです。

一旦ホテルに戻ります。

まとめ

リガの観光は一日しか取れませんでしたので精力的に散策しました。朝食前にはユーゲントシュティール建築を見学し、一旦ホテルに戻り朝食後には旧市街周辺を巡りました。

旧市街には、いろいろな建築様式の建物が混在し、中でもハンザ同盟時代の商業に関わる建物には個性的な建物もあり、他の都市で注目されることが多い宗教施設などやお城といったパターンと違う街並みでした。中でも特徴的なギルドハウスは建物自体の形も装飾も他では見られない特徴的なものでした。聖ペテロ協会の鐘楼からの眺めは圧巻でした。バルト海沿岸での最大都市ということですが、それほど大きくないこじんまりした旧市街と、ソ連時代のこれまた西側ではあまり見ないスターリン様式の建築物なども見えますので、機会があれば登ってみるのもいいかと思います。

旧市街は花が飾られて非常に雰囲気がいいですが、たまたま訪れた時期は猛暑で食欲がなくそうしたレストランでのランチにはなりませんでした。まずは短い時間で一通り見て回れ満足できましたが、また機会があればゆっくり食事したい感じです。

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