サンクトペテルブルク観光 〜ネフスキープロスペクト : カザン聖堂・ドムクニーギ〜

サンクトペテルブルク(SP)に到着して、Victoria Restaurantでビジネスランチを満喫した後は、とりあえる、ネフスキー通りを散策してみます。

ネフスキープロスペクト

ネフスキープロスペクトは、ネヴァ川沿いの政府系施設群地域とモスクワ駅(高速鉄道のSP側終着駅)を結ぶサンクトペテルブルク1のメインストリートです。この通りは片側3車線の大きな通りで、通り沿いにはホテル、商業施設、宗教施設など様々な建物が立地し往来するだけでも楽しめます。歩道も広く、観光客、現地の人の往来も多く賑やかです。

夜にはライトアップがきれいです。

カザン聖堂

まずは、通りに面しているロシア正教の聖堂「カザン聖堂」が目に入りました。聖堂の両サイドを特徴的な列柱が並ぶ特徴的な建物です。ローマ・カトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂のスタイルを真似たとも言われています。スケールは若干劣りますが、確かに似ています。

多少サイズは見劣りするとはいえ絶対的には大きいです。そして内部は金と光沢のある石でできた柱、天井などの装飾が美しいです。

天井のドームから火が入り内部は思いのほか明るいです。

正教会系では祭壇がイコノスタシスと呼ばれるイコンが並ぶ形で作られています。熱心な信者が順番に礼拝しているところが見られました。

そしてちょうど婚礼も行われていたようで、その祭壇が開かれているレアな状態も見ることができました。

ヘルシンキでも正教会系の教会は見学してきましたが、国教としているロシア、そして一時期は首都が置かれたSPの聖堂は規模が違います。

ドムクニーギ

カザン聖堂の通りを挟んだ反対側には有名な本屋があります。それは建物がアール・ヌーヴォーを中心としたモダン様式で世界有数の美しい本屋ドム・クニーギになります。隣は運河にも面しており、その先には血の上の救世主教会も見えました(こちらはまた別途)。

建物の外側は個性的ですが中の高級感はそれほどでもありません。ロシア語のキリル文字はちょっと難易度が高いので外国人がお手軽に楽しめる本は限定的ですが、日本のガイドブックなどは日本がどう紹介されているのかが分かり楽しめます。

ロシア語のガイドブック

Berlitzが出しているロシア語のガイドブックがこちらです。ロシア語ではこの「Япония」(ヤポーニヤ)が日本になります。キリルのアルファベットでЯ(ヤー)は一番最後ですのでアルファベット順に並んでいる場合は一番最後にあるので比較的探しやすいです。それにしても日本のアイキャッチイメージはいまだにこういうのが選ばれるんですね。

本の厚さでその国の情報量が分かりますが、他国に比べても厚めで興味津々に思われている部分は日本人として嬉しいところです。一番厚いのは同じブロックにある「Франция」でフランスでした、さすが年間7,000万人の観光客が訪れる観光立国です。

そうした楽しみ方もありますが、まずこの本屋に来たのには調達すべきものがありました。

バス路線図

当時のロシアでは、メータータクシーやUBERがありませんでした。ということで基本的には公共交通機関での移動が必要でした。地下鉄路線はいくつかありますが、バスが活用できるとより効率的な移動が可能になります。当時はGoogleマップでの経路検索にバス路線は対応しておらず、まずはバス路線図の調達が必要でした。

そして、これが苦労して見つけた路線図(SP Bus Transport)です。が、、、なかなか見づらいです。8の字のルートを取る路線や往路復路で違う経路をとる路線が結構ありますが進行方向が書かれていません。そうなると、どちら向きがどちらのルートを通るのか区別がつかないんですよね・・・

2021年現在ではGoogleMapの経路検索にバスも対応しました。今はこの紙の路線図の調達は不要です、いい時代になりました。

これでなんとか、市内の移動に対応できるようになりました。

後日この辺にも訪れました。

グランドホテルヨーロッパ

ビジネスランチに訪れました。

血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー大聖堂)

モスクワのワシリー聖堂とともに特徴的な聖堂です。外側の意匠も個性的ですが、中のモザイクも壮観でした。

ストロガノフ宮殿

ビーフストロガノフのランチを食べた後に、ストロガノフさんのお家を訪問しました。なかなかご立派なお宅でした。

まとめ

SPに到着して満足いくランチの後は、まずは目抜き通りに繰り出しました。この通りは商業地域でありつつ、見どころも多く賑やか、散策が楽しい通りです。結果的に毎日歩き回っていたかと思います。

到着日の狙いは、カザン聖堂見学とドムクニーギでバス路線図の調達です。聖堂はヘルシンキに続き2つめでしたがさすがに正教を国教とするロシアの聖堂は規模が違いました。かなり伝統のある聖堂ですが、たまたま結婚式が行われており、そうした民間用途でも使われている点で身近に感じました。イコノスタシスが開いているタイミングというのもレアでした。

また、ドムクニーギでバス路線図の調達には成功し、この後の移動で役に立ちました。ただ、最後に狙った方向に行かず大惨事になりかけました、油断大敵です。2021年現在はGoogleMapがバス対応しているのでそちらの方が正確です。

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