由布院で意外と貴重な純和風宿 旅亭田乃倉

旅行直前に由布院をいろいろ調べて、せっかく行くなら1泊じゃもったいないということで1週間前に急遽もう1泊することにしました。1週間後の週末ということで、ほとんど良さげな宿が見つかりませんでしたが、粘り強く検索を繰り返すとたまたまキャンセルが出たのか田乃倉で比較的リーズナブルなプランが出たので即確保しました。

田乃倉ももともと食事には定評ありということで楽しみに、延長の目的はゆっくりと由布院観光、温泉を楽しむということで、(秋桜と合わせて)2泊としたので、観光時間の確保とともに余裕を持って旅館自体の滞在でき、温泉もゆっくり楽しめました。

立地

由布院随一の観光スポットである金鱗湖のほど近く、湯の坪街道にもそこそこ近く、便利ですが比較的賑やかな場所の立地です。とはいえ、隣接姉妹館を含めて敷地は広く、入り口は奥まっているので喧騒から離れ静かな環境です。

部屋

2階和室二間(8畳+6畳)の予約でしたが、実際には8畳+8畳の部屋に滞在しました。2階は子供禁止ということですが、クワイエットゾーンというわけではなく階下への防音があまり強くないのでしょう。ダイニングテーブルがありましたが、部屋としては純和風の作りで窓枠も木製で風情がありました。東向きで由布岳も望みなかなかいいお部屋でした。

食事

さすが食事で定評のあるお宿です。2食とも部屋食でしたが、見た目もお味もかなり満足できるものでした。

夕食:由布コース

夕食は、通常よりも軽めの懐石プランということでしたが全然軽くなく逆に驚きました。田乃倉の懐石は、盛り付けも素材も季節が意識されており大変満足いくものでした。

和朝食

朝からゴージャスな朝食でした。最終日は天気も回復し明るい木漏れ日の中での朝食となりました。

温泉

姉妹館と合わせて最大で4箇所の大浴場(温泉)が利用可能です。半分くらいの部屋には客室露天風呂がついているので、大浴場の利用者は少ないようで、結果的に誰にも出会すことなく楽しめました。

その他施設・サービス

ロビー

田乃倉のロビーです。ここではセルフでのコーヒーサービスがあります。

特にチェックイン時に案内はありませんでしたが、夜の散歩で懐中電灯を借りた際に教えてもらいました。観光ガイドブックなども置かれているのでコーヒーを飲みながら観光情報の収集などにもいいかと思います。

カップは紙コップで蓋もあり、部屋に持って帰ってもいいとのことでした。

懐中電灯の貸し出しサービス

夜に周辺を散歩したい場合はLEDの懐中電灯の貸し出しサービスがあります。そんな大袈裟な、、、と思う方もいるかもしれませんが、実際周辺は街頭も少なくかなーり暗いです。↓ こんな感じ。特に何があるわけでもないですが夜道にご注意下さい。

姉妹館:山灯館

3つの系列旅館が隣接しているということで敷地面積も広く施設も分散しています。山灯館側にもいろいろと施設があるので散策してみても楽しいかと思います。

中庭

田乃倉から売店や、山灯館のエントランスに向かう際に通ります。さすがに亀の井別荘などには敵いませんが、それでも十分広く綺麗にメンテナンスされています。湯上がりにちょっと散歩するのもいいかもですね。

売店

山灯館のフロント脇には売店があります。正面の一番目立つ場所で食肉を扱っていますが、これは今現在、田之倉の株主が食肉メーカーで、そこの商品ということかと思います。旅館で出されるお肉もそちらから調達しているということです。実際非常に満足いくものでした。

お土産が中心になりますが飲み物なども置いています。お茶のペットボトルは150円、ラムネ、ペリエが220円ということで、部屋のミニバーよりは安い感じですね。アルコール類もありますが飲まないこともあり値段は確認し忘れました。夜21:00までの営業ということです。

また、段ボール販売&配送も取り扱っていますので、ここでワーケーションされる方は活用できますね。

山灯館エントランス

こちらのエントランスも立派です。

そして、田乃倉滞在の場合でも湯の坪街道へのアクセスはこちらのエントランスを通った方が近いです。私たちは、チェックアウト後に徒歩で湯の坪街道を通って駅に向かいましたが、こちらのエントランスを使わせてもらいました。

まとめ

せっかく東京から遠い由布院まで行くのであれば、2泊してゆっくりしようということで急遽秋桜に加えて田乃倉にも滞在しました。それも1週間前くらい前に決めて、そこそこの宿の中でたまたま空きが出たのがこの田乃倉ということで、ある種運命的な出会いでした。

その田乃倉ですが、由布院観光の中でも便利な場所で、姉妹館と合わせてかなり広な敷地の中に贅沢な配置です。温泉も山灯館と相互に最大で4箇所アクセスできます。ロビーでのコーヒーサービスや売店などもあり楽しめます。

そして、食事も季節感のある料理で基本的に部屋食ということで十分楽しめました。純和風の温泉旅館もなかなかいいですね。

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